goo blog サービス終了のお知らせ 

手仕事しましょう♪

子どもを取り巻く生活、遊びにかかわる手仕事をしてみたい、作ってみたい大人を応援する手仕事講師のブログ

編み物

2009-06-05 07:30:47 | 講座でつくれるあれこれ紹介
オープンルームの日にライアーを弾きに来て下さっているTさんが、コマ編みの
ボールを作ってみたいと実物をを見せてもらいました。
様々な形の円を作ることに面白さを覚えて、こんなものを買ってみました。


あみぐるみsweets

それで、ドーナッツになったわけです。ひとつ、ふたつ・・・と
どんどん作ってしまいましたw





この糸はヤシの繊維が入った夏使用のもの。手触りは意外とフワフワしているの
ひんやりした感じです。



昔から編み物というのは、母子直伝のもので、見て学ぶものでした。
編み図があって、説明書きがいくらあっても、最初に棒針の持ち方、動かし方、
糸の張り方、など、本には書ききれないコツを教えてもらいながら見て覚え、
やがて自分が針を持つようになったときに、

「見て」いた経験

が、大切なものとしてただ本を見た以上の力になっていることに初めて気が
つくようになるのです。

シュタイナー幼稚園に娘を通わせた時、先生が子どもと遊ぶのではなく家の
お母さんの様に遊びを見守りつつ手仕事をする姿を見せています。
というお話を聞いて、私は自分の子供時代を思い出しました。

私はクラブや部活で手芸を長年してきましたが、正式に学んだものはほとんど
ありません。
本を見たり、読んだりすることで大抵のものが作れるようになったのは、
幼少期の伯母、母、祖母世代の日々の手仕事を傍で見聞きして来たお陰です。
私もやりたい。あんな風に作れるようになりたい!という思いを強くしたのです。


自分ができるようになることよりも前に手本となる姿、やりたくなる意欲を
持たせるような楽しさをを体験すること。
それがと~っても大切なんですね。

それは、食についても、仕事についても同じことが言えるのですが、それに
ついてはまた次回お話します~



5月の手仕事講座終わりました

2009-05-29 00:00:31 | 講座でつくれるあれこれ紹介
雨で天候も不順な中、たくさんご参加頂いて
ありがとうございました。
ボケた講師が生徒よりも遅く来るという前代未聞なことで、すみませんー 

今日の手仕事はいかがでしたか?
母と子の、ともに満足できる時間が過ごせたでしょうか?^^

手仕事をしていますと、その人の傾向や性格の一端がうかがえることが
あります。
でもそれはご本人もわかることではないでしょうか。たとえばどうしても
きちんとしなくては納得いかずに何度もやり直す、完成を急いで丁寧な
仕事を忘れてしまう。邪魔をされるのを不快に思う・・などなど。

子ども という存在は、親が忍耐と人間としての器の大きさを試している
様な気がします。
挑戦でもあり、課題でもあり、協調の求めでもあり、癒しでもある。
子どもがいるからできることをたくさん見つけて、楽しんでやっていける
道を一緒に探しましょう。

大人だって、成長できるし変われます。
出来ないことも、出来るようにになります。
小さな成功体験が、人に自信と勇気を与えてくれるのです。

でもそれは、ひとりではなく人との関係の中でだけできること。
小さなヒントで驚くほど視野が広がることもあります。
それが、「たかが手仕事」「たかが家事」から見つけだせるとしたら、
面白いですよね。

アドベントリース作り

2006-11-15 01:12:49 | 講座でつくれるあれこれ紹介
出張講座です。

《 材 料 》

氷室杉1.5本 樅のブランチ 2本 ワイヤー 直径25cm コイルワイヤー緑1本
土台のワイヤーに氷室杉を巻きつけながらコイルワイヤーで固定していきます。
樅の枝をさらに小さなものに切り分け、ワイヤーの内側、外側にバランスよく広げ
て氷室杉の上からワイヤー固定します。
最後に山来帰の実を刺して完成です。


本当にきれいな円を描いていくと言うことはなかなか大変なことです。
まして相手は植物。生え方も大きさも一定ではありません。伸びる方向や行きたい
向きがあって、まだ元気にしている物に、自分の作りたい形に導いていくのですが、これは相手が合ってのことですからちょっと自分の傾向というのが目の前に映し出されていくような作業です。

無理矢理だったり、焦って近視眼的になったり、翻弄されたり、立ち止まって進めなくなったり・・・・・
でも悪いことばかりでもありません。のびのびと枝葉を広げたり、バランスよくきれいな円を描けたりもしています。

人間は人と人の間の部分に一番大事な物があるといいます。関わり合いの中で体験だけが人を成長させるのだということが、リースを作っているだけなのに見えてきたりもするのです。

自分の傾向が客観的にわかってくると、子供に対していつの間にかかけているプレッシャーについて気がつくことがあるようです。ワイヤーを必要以上にぐるぐる巻きにする傾向があれば、自分のこうしたいという思いが、相手の良いところを
生かそうとする思いよりも強いともいえます。
そのバランスをうまく取れるようになってきたとき、リースはきれいなバランスの
円となっていくのです。
手と、頭をフル活動して、近く、遠く眺めながら作業は続いて行きました。







参加者の皆さんは今日、ぐっすりと休めた事でしょうね。
それだけ集中して頭も手も使いましたから。^^

手仕事通信MOCOMOCO Vol.2印刷上がり

2005-07-02 16:02:26 | 講座でつくれるあれこれ紹介

 

 

お母さんの中に自分の手で何かを作ったりしない人が増えていますが、子供の使うもの、遊ぶものを作ってあげると、それがどんなに自分でへたくそだと思っても、幼児はそこに注がれた母の視線や意識というものをちゃんと感じ取って、特別のものとして大切にしてくれます。

そんな手の仕事を誰にでも簡単に挑戦してもらおうと手仕事通信MOCOMOCO制作委員会を作ったのは去年のことです。手仕事講座の会場までこられない地方の方たちにも、同じ作品が作ってもらえるように、作り方の説明書に力をいれました。手描き原稿をパソコンにレイアウトしてくれるTAKU氏と印刷のOOTAさんには頭が上がりません。感謝感謝。

背景色は全部手描きの色鉛筆画にしました。草原の草のざわめきを思い出しながら。草原を走るキツネの親子。出来たキツネであそびなら新しいお話を作っていってもらいたい。

あーでもこれから材料を調達し、内職の母よろしくひとつずつグラムを測りながらキットを組んでいく作業が待っているのでした。ちょっと大変な夏の暑さに羊毛、そんな作業もニコニコこなせるくらいに、完成してホッとしている今日の私なのでした。作ってくださった方のうれしい感想が私達の原動力!

お披露目は今月下旬です。


5月の手仕事 「花の精」と木工

2005-06-26 02:45:19 | 講座でつくれるあれこれ紹介
昨日までの心身の疲労は昨日今日あったとってもうれしいことですっかりよくなってしまいました。
なんて都合のいい私でしょう。

ということで、アップするのを忘れていた手仕事をご紹介します。
羊毛・針金・フェルト用ニードルを使って、切花や植木鉢の花にそっと腕組みできる小さな花の妖精を作りました。体長は訳8㎝シルク羊毛できらきら光る髪が特徴です。参加のお母さん全員、初心者も含めて完成することが出来ました。
この子をそっと花の茎に寄り添わせると、見つけた子供は本当に驚いて、そしてうれしそうにします。「妖精さんが来てるよ!」
幼児の時期はそんなメルヘンを大切にしていきたいものです。

そして8月は夏休みということもあり、親子で簡単に出来る木工をします。
テーブルとイスを切り出すだけですが、楽しんでもらえたらうれしいです。