手仕事しましょう♪

子どもを取り巻く生活、遊びにかかわる手仕事をしてみたい、作ってみたい大人を応援する手仕事講師のブログ

卒業

2006-03-25 15:32:40 | 紅花日記
子どもたちは3月23日 無事卒業しました。

先生から子どもたちの感想文、お礼をいただき、父兄の皆さんからは
お花と記念品をいただきました。ありがとうございます。
卒業式に参列しながら、これまでの栽培や染物の様子を思い出して目頭が
熱くなりました。

最後に先生を囲む会で先生方が記念の染物をそれぞれ首に巻いて来て下さり、
それがとても似合っていて、私たちは本当にうれしく、暖かい気持ちにさせて
いただきました。




活動を達成するために、本当は必要な植物栽培における失敗を避け、あらゆる
世話を父兄がフォローする部分が大きかったので、子どもたちの中に「私の育てた植物」という実感が少ないのではないか、という心配が実はありました。
でもそれも、よく子どもたちはわかっていました。
定期的に成長を観察し、写生をしているので、そこのところを実感したのでは
ないでしょうか。

次回どこかで講師として呼んでいただくことがあれば、これほどこまめにフォロー
することはできませんから、反省を生かしていきたいと思います。



紅花日記は今日でひとまず終わりになります。
先生方、父兄の皆様、長い間のお付き合いありがとうございました。


個人的な感想、コメントなどはメールでどうぞ。gatake4245@yahoo.co.jp



また、次のプロジェクトまで、しばしのお別れです。

記念品を作りました

2006-03-15 13:25:47 | 紅花日記
担任の先生から「植物を育てるところから染物までをテーマ学習にしたいので協力してください。」と言われたのは昨年の1月でした。
ずっとやってみたいテーマだったと、実は先生も染を楽しみにされていたことを知って、学年代表のWさん、Tさんと、卒対のYさんと、先生方に記念品として染物をしました。
藍は、藍熊さんの粉末染料です。水に溶かすだけですくも藍を発行させて作る手間はありませんので、家庭で簡単に染めることが出来ます。



先生に子どもとお母さんがメッセージを書いて、ファイルに閉じました。その表紙を綿に絞り染めをしてカバーに縫ってもらいました。Wさんの仕事です。



紅花のシルクのストールは、実は子どもたちの紅花染めの授業の時にこっそりと私たちも染めていた先生へのプレゼントです。
先生には内緒で、卒業式の当日にメッセージと一緒に差し上げようと思います。

藍のシルクタイスカーフは2組のS先生(男性)へのプレゼント!細長く半分に折りたたんで、中心部分をつかんで両端だけを藍の液に漬けて吸い上げる模様をつけています。
子どもたちだけでなく、私たちも染め始めるとあれもこれも染めてみよう。あれを
しようこれをしようとアイデアが浮んで楽しんでしまいました。

昨夜ラッピングも終わり、これで後は卒業式を待つばかりとなりました。

終にこの日が来ました-謝恩会その2 藍編-

2006-03-10 23:36:18 | 紅花日記




藍染めした生地を、Wさんたちがパッチワークでつないでくれました。
ちゃんと裏生地もつけて、タペストリーになっています。
学級代表の仕事、卒対などで忙しくて、さらに仕事をしながら!!
本当にご苦労様でした。

藍のたたき染め
を見ていただくとわかりますが、叩き立ての生地は青々とした緑です。

でも半年以上がたち、緑の色素が抜けて来ていますね。
1年も経つと、藍の色だけが残ると言うことです。その経過がまた楽しみです。

Yさんが毎日毎日夏の暑い日に葉の裏側に産み付けられた沢山の卵を指で払い
落としてくれなければ、子どもたちは全形の葉を使うことが出来なかった
でしょう。
本当にご苦労様でした。私だけではとても出来ませんでした。


終にこの日が来ました 謝恩会その1-紅花編-

2006-03-10 22:59:11 | 紅花日記
子どもたちと染めた紅花のコースターは長く日の当たらないところにしまわれて
この日を待っていました。
卒業対策委員の皆さんが、切った桜の花と一緒にコースターを一つ一つ貼り付けて
謝恩会会場である体育館の両開きの扉に飾られました。

  

1年間の出来事が光の輝きのように思い出されます。
紅花を蒔いたときの心配。何度も強風に倒れそうになり、支柱を立てたこと。
暑さに乾く土に何度も水を撒いたこと。
花の摘み取り、紅餅作り・・・
子どもたちの想像力豊かな染めの作業。

途中、妹の死や母の入院、痴呆の介護など私生活では本当に様々な出来事が
ありました。もし本当にそれだけの毎日だったなら、これほどまでにがんばれた
かどうかわかりません。
植物を育て、子どもたちに関わることで大きな力を貰いました。

やってよかったと、本当に思います。
親たちの子どもに向かう無限のエネルギー、束になってしまえば本当にわずか
な力で出来てしまう。その体験はちょっとした波乗りのように感じます。

いつもいつも、教えるつもりが救われて、子どもたちの笑顔に励まされてしまいます。