症状はエンジン不調で、アイドリングだとエンジンが止まりそうでエンジンの振動も大きく、排気ガスも生ガスが混ざってる感じで臭いですね〜😵💫
走っても加速が悪く、いつ止まってもおかしくない感じ⤵️
当店に入庫する前にそのお店でDTCを確認すると
P0300 複数CYLミスファイア
が入力されていたそうでプラグとイグニッションを全数交換したけど、症状が変わらないということで当店に入庫となりました。
ニッサン エルグランド TE52 2013年式 113500キロ

症状だけ聞くとイグニッションコイルやプラグ不良な感じなんですけど、すでに交換済みなんですよねー

まずは〜入庫時からエンジン警告灯が点灯してますので

スキャンツールを接続。

P0300が記録されてますが、これは先方で部品交換をした際にDTCを消去していないみたいで😗

エンジン不調の原因を探る前にエンジンルームで気になったのが


ちなみにこの車のパワステはポンプをベルト駆動ではなく電動にしてるんですが、パワステ本体?はポンプで発生させた油圧で制御してるので、フルードに関しては専用品です。

漏れの具合が酷そうではなかったのでとりあえず補充して様子を見です🫡

念の為、バッテリーとオルタネーターを点検で異常なし。

P0301 CYL#1ミスファイア

エンジンを止めてDTCを消去。


エンジン不調の症状は変わりませんがDTCは

次は2番と3番のイグニッションコイルを入れ替え。

今度は3番シリンダーでミスファイア。


燃圧を除去。

フューエルポンプのヒューズを抜いて


イグニッションコイル、プラグを取り外し。



4番は1336.5KPa

ミスファイアが起きていたイグニッションコイルが装着されているシリンダーなので、点火を停止させてもエンジン回転数は887rpmを保ってます。

次に2番シリンダーを停止。

するとアイドリングが更に不調になり、今にも止まりそうな感じでエンジン回転数は475rpm。

3番シリンダーを停止すると

先程と同様にエンストしそうな状態でエンジン回転数は562rpmを記録。


やはりエンストしそうな感じでエンジン回転数は612rpmでした。

明らかな不具合があった1番シリンダーのイグニッションコイルのみ、純正新品で交換します。



純正品には品番などがプリントされてますがネット販売の社外品にはそれらの記載は一切ありませんでした😗

取り付けてエンジンを掛けると〜

最後にスキャンツールでミスファイアのDTCが入らないことを確認して修理完了となりました🙇

症状だけ聞くとイグニッションコイルやプラグ不良な感じなんですけど、すでに交換済みなんですよねー
そうなると燃料系やエンジン内部を疑うことになりますが、、、
実は交換されたイグニッションコイルなんですが、地元の部品商から仕入れた物ではなく、ネットで購入した激安の社外品なんです💦
正直なところ、これがかなり怪しいと思ってますが、先方的には激安社外品とはいえ新品だしそんなことあるの?って感じなわけでして😗
しっかりと点検して確定していきたいと思います!

まずは〜入庫時からエンジン警告灯が点灯してますので

スキャンツールを接続。

P0300が記録されてますが、これは先方で部品交換をした際にDTCを消去していないみたいで😗
というわけで〜一旦消去。

エンジン不調の原因を探る前にエンジンルームで気になったのが

これ😟
EPSフルードがめっちゃ減っててレベルゲージに付きません⤵️
そのせいなのかモーター付近から異音が出てますね〜😱

ちなみにこの車のパワステはポンプをベルト駆動ではなく電動にしてるんですが、パワステ本体?はポンプで発生させた油圧で制御してるので、フルードに関しては専用品です。

漏れの具合が酷そうではなかったのでとりあえず補充して様子を見です🫡

念の為、バッテリーとオルタネーターを点検で異常なし。
暫くアイドリングで様子を見てましたが、入庫時と変わりなくアイドリングは不調で、再びスキャンツールにてDTCを確認すると

P0301 CYL#1ミスファイア
1番シリンダーに問題があるみたいです。

エンジンを止めてDTCを消去。

1番と2番のイグニッションコイルを入れ替えて、症状が変わるかを確認。

エンジン不調の症状は変わりませんがDTCは
P0302 CYL#2ミスファイア
ってことでイグニッションコイルを入れ替えたことで不具合箇所が2番シリンダーに変化。
この時点で最初に1番シリンダーに装着されていたイグニッションコイル不良でほぼ間違いないんですが、そもそもの最初のエンジン不調の状態を見ていないので、他の故障の可能性を消すために点検を続けます🙋

次は2番と3番のイグニッションコイルを入れ替え。

今度は3番シリンダーでミスファイア。
コイルを最初の位置に戻して


燃圧を除去。

フューエルポンプのヒューズを抜いて


イグニッションコイル、プラグを取り外し。
各シリンダーの圧縮圧力、すなわちコンプレッションテストです🫡

1番は1344.7KPa

1番は1344.7KPa

2番は1332.2KPa

3番は1338.6KPa

4番は1336.5KPa
基準値的にも問題ないですし、各シリンダーの差が殆どないので、エンジン本体の状態は良好だと思います🙆
イグニッションコイルとプラグを元に戻して、イグニッションコイルに関して更に点検を進めますよー

スキャンツールを使ったパワーバランステストで各イグニッションコイルの性能差を見てみたいと思います😙

スキャンツールを使ったパワーバランステストで各イグニッションコイルの性能差を見てみたいと思います😙
エンジンを掛けて

まずは1番シリンダーを停止させます。

まずは1番シリンダーを停止させます。

ミスファイアが起きていたイグニッションコイルが装着されているシリンダーなので、点火を停止させてもエンジン回転数は887rpmを保ってます。

次に2番シリンダーを停止。

するとアイドリングが更に不調になり、今にも止まりそうな感じでエンジン回転数は475rpm。

3番シリンダーを停止すると

先程と同様にエンストしそうな状態でエンジン回転数は562rpmを記録。

最後に4番シリンダーを停止すると

やはりエンストしそうな感じでエンジン回転数は612rpmでした。
これらの点検で分かったのは、1番シリンダーに装着されているイグニッションコイルについてはほぼ点火できていない不良品であるということと、2〜4番のイグニッションコイルは明らかな不良ではないもののエンジン回転数に差が出ることから適切な点火ができないということで良品ではないということです😟
一応、新品なんですけどね😵💫
前々回のブログでもネットで販売されている社外品について書いてますが、今回の件がまさに当店が危惧していることです💦
恐らく製品としてちゃんとしたテストをされていないので、初期不良はもちろんのこと、製品として性能が担保されていないので性能差があるという🙍
輸入車の部品に限らず、国産車向けの部品でもやはり出処が明確にされていないネット販売、特に安価に販売されている物は信用できないです⤵️
先方に点検結果をお伝えして、近い将来に再び不具合が起きる可能性が高いのでイグニッションコイルの全数交換をお勧めしましたが、なるべく安く済ませたいとのことでしたので、、、

明らかな不具合があった1番シリンダーのイグニッションコイルのみ、純正新品で交換します。



純正品には品番などがプリントされてますがネット販売の社外品にはそれらの記載は一切ありませんでした😗

取り付けてエンジンを掛けると〜
無事、正常なアイドリングになりました👍
とりあえずはですけど🥲

最後にスキャンツールでミスファイアのDTCが入らないことを確認して修理完了となりました🙇
結果的にはイグニッションコイルを1個交換しただけ。
点検も効率だけ、現状だけの判断であれば10分も掛からずに終わってたでしょう。
点検や修理が早くて修理代が安いんならそれでいいっていうお客様も居られるとは思いますが、、、😮💨
たまに点検は無料だと思っているお客様が居られたりしますが、当然ながら当店では点検料を頂いてます。警告灯が点灯した場合のスキャンツールを使った点検も同様です。
むしろ不良部品の交換よりも点検による診断のほうが重要ですからね〜
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。