goo blog サービス終了のお知らせ 
見出し画像

ガレージSMAK

デリカD:5 ATF圧送交換とその他色々メンテナンス

滑川市のお客様からATF圧送交換のご依頼です。
購入して間もない車で過去の整備履歴がわからないということもあり、圧送交換の他にもエンジンオイル交換、ディーゼルツー施工、エアコンガスクリーニングをご依頼頂きました(^^)/
そしてどうせならってことでエンジン、ATに万能添加剤のSOD-1をご希望です♪

三菱 デリカD:5 CV1W 2014年式 165400キロ
まずは試乗から(^^)
全体的に加速が重い感じで、2速から3速に変速する時に回転数が若干上がってから変速してました(^_^;)


工場に戻ってリフトアップ。

アンダーカバーを外すと

車両の左側にミッション。
オイルパンが下ではなく前方に付いている縦置き?っていうタイプのミッションになります。

エンジン側を見てみるとオイルが何処からか滲んできてるみたいで若干ウェットな感じ(^_^;)

一旦綺麗にしておきました〜

ちなみに〜アンダーカバーにもオイルの跡がありました(^_^;)
もちろんこちらも綺麗に(^^)/

オイルを排出する前にレベルゲージで量を確認すると、、、明らかに多いですね(゜o゜;
これだけの量の入れ過ぎは考えにくいので、恐らく燃料希釈でしょうね〜
とはいえまだ限界値以下でした(^^)

ついでにATFレベルゲージも見てみると、ちょっとだけ多い感じ(^_^;)

エンジンオイルから交換です。


ディーゼル車ってことでいつものプロステージSではなく、マルチロードDL-1にSOD-1を添加して充填。

続いてはATF。

ドレンアウトでは約3.3Lを排出。
ちなみに全容量は8.2Lです。

デリカD:5にはミッションにいくつか種類があり、オイルパンの位置やフルードウォーマーが違ってたりしてます。
今回の車に関してはオイルパンが縦置きってことでオイルパンの脱着及びストレーナー交換は無しになるので、ドレンアウト後すぐに圧送交換となるんですが、トルコン太郎との接続もアタッチメントが必要なミッションと必要ないミッションがあります(゜o゜;
整備書だけでははっきりしないので現車確認が必要かな〜と。
で、今回はホースに割り込みが出来たのでアタッチメントは要らないミッションでした!


使用するフルードはワコーズのATFセーフティS。

ドレンアウトした分プラスαを初期充填してエンジンスタート!

左 新油ワコーズATFセーフティS
中 ドレンアウトした使用済みATF
右 現在ミッション内を循環しているATF

圧送交換スタート(^^)/













1回目の圧送交換が終わりましたが、どっちかと言うと真っ黒に近いですね〜(^_^;)

というわけで2回目の圧送交換スタート(^^)/












ちょっと赤みが出てきましたね〜(^^)
ですが濁り?というか透明度がないので


3回目の圧送交換スタート(^^)/













やっと中が透けて見えるぐらいになりました〜ってことで、ここで圧送交換終了です(^^)/

ミッションにもSOD-1を添加です♪
エンジンオイルの場合は添加率10%なんですが、ATFやCVTFの場合は7%となります。


そんなわけで570ccを添加しました〜(^^)/


スキャンツールでATF油温を確認。

フルードが綺麗過ぎて見にくいですが、上限に合わせてます。

左 最初にドレンアウトしたATF
右 ホースの接続を外した時に垂れてきたATF
真っ黒だったATFが透明感のある赤色になりました(≧∇≦)b

続きましては〜DPF洗浄剤のディーゼルツーの施工です。
DPFに蓄積した煤(PM)を洗浄・分散することで、DPF再生(PM燃焼)時の燃焼状態を改善します(^^)

現在のディーゼル車はクリーンディーゼルと呼ばれてて、一昔前のディーゼル車によくある真っ黒な排気ガスを出しません。その代わり排気ガスを浄化する装置が付いてたり、排気ガスを燃焼室前に戻して再燃焼させたりしてるわけですが、マフラーから有害な排気ガスを排出しない代わりにそれらの装置に蓄積します。

蓄積したらどうかるか?
詰まって正常な作動をしなくなります(^_^;)
そんなわけでメンテナンスが必要なわけですが、簡易な方法としてはディーゼルツーの施工や日々のメンテナンスとしてフューエルワン、フューエルツー、ディーゼルワンなどの燃料添加剤を使用することになります。
燃焼室前に関しては当店ではドライアイス洗浄で対応してます(^^)


リフトアップした状態で下からDPFを確認。

今回はDPF側面の差圧センサーを利用しようと思います!

施工前に現在の状態を確認するとアイドリングでは
DPF差圧 0.5kpa
スート負荷 1.9g/L

2000回転では
DPF差圧 4kpa
スート負荷 1.9g/L



3000回転では
DPF差圧 6.5kpa
スート負荷 1.85g/L

先程の差圧センサーを外して

ディーゼルツーのホースを差し込んで注入。
泡状で中に充満させて

差圧センサーを戻し30分程度浸け置きします!


スキャンツールを使ってDPFを強制再生させて、通常のDPF再生では焼ききれなくなった煤を洗浄剤とともに焼き切ります(^^)/




強制再生スタート!


強制再生中は排気温度を上げるためにエンジン回転数が上がってます。

マフラーからは白煙がモクモクと出てくるので風通しが良い場所でやったほうがいいんですが、当店の場合はいつも工場内に充満してます(^_^;)


こびり付きが少なかったからか30分程度で終了(^^)/

施工後どうなったかを確認します!
アイドリングは
DPF差圧 0.5→0kpa
スート負荷 1.9→0.05g/L


2000回転は
DPF差圧 4→1.5kpa
スート負荷 1.9→0.05g/L


3000回転は
DPF差圧 6.5→3kpa
スート負荷 1.85→0g/L
っていうことで、どの回転数でも改善してます(^^)
これで自動再生の回数は減ると思いますが、頑固な煤を蓄積させないためにも今後は燃料添加剤の使用をオススメします(^^)/

最後はエアコンガスクリーニング。

施工前は吹き出し口温度17℃。
外気温マイナス18℃なので体感的には十分効いてるんですが、数値的にはちょっと物足りないかな〜と。


回転数を上げた状態では

14℃まで下がりました(^^)

ガス種はR134a、油種はPAGで規定量は780グラムですが760グラムに設定してエアコンガスクリーニングスタート!


作業終了〜
結果は回収量485グラムってことで、295グラム不足してたことになります。



パワーエアコンプラスを追加充填。

施工後は吹き出し口温度がマイナス2℃の15℃に改善しました(^^)


回転数を上げた状態ではマイナス3℃の11℃になりました♪
施工前と比べるとしっかりと冷え冷えになってます(^^)

エアコンガスクリーニングの目的はエアコンの効きを良くすることは勿論のことですが、それって自分の中ではあくまでも結果であって、本来の目的はエアコンガスを規定量に合わせてコンプレッサーの負担を軽減することと、エアコンシステム内の水分を除去することになるかと思います。
なので吹き出し口温度が十分だったとしてもエアコンガスクリーニングは定期的に施工するのが理想となります(^^)/

で、全ての作業が終わったところで試乗へ〜
全体的にアクセルレスポンスが良くなったのと、施工前にあった2速から3速への変速時の滑りが無くなってました(≧∇≦)b

中古車の購入時の整備でこれらを全部とはいかなくても、ある程度してくれると助かるんですが、、、そんなお店は少ないですからね〜(^_^;)
購入直後のメンテナンもス受付中です♪

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ATF/CVTF/DCTF交換」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事