過去にキャリブレーションはした事があるそうなんですが、最近なんだか変速に違和感を感じてフルード交換をしてみようとなったわけです。
フォルクスワーゲン ゴルフ AUCJZ 2015年式 108900キロ

この車のDSGは乾式7速と呼ばれるタイプで、ギアとメカトロニクス(通称メカトロ)に分かれています。
それぞれにオイルが使われているので、今回は両方とも交換してキャリブレーションで仕上げますよー(^^)/
まず試乗して感じたのは、、、
加速や変速はさすがDSGだなって(^^)
スムーズで早く、気持ちよく加速していきます、、、が、4速から5速への変速時に若干滑ったような回転数が上がる仕草がありますね〜
フルードを排出する前に念の為、注入口の確認なんですが

メカトロオイルの注入口はスターターモーターの下に隠れてるので、このままだと見えません(^_^;)

バッテリーのマイナス端子を外して

スターターモーターをちょっと横に移動すると注入口になる小さなボルトが見えました(^^)

というわけでリフトアップをして下廻りの確認。

アンダーカバーを外すとミッションケースが見えてきました〜

オイルパンが横に付いてるんですが、オイルが滲んでますね〜(^_^;)

今回はオイルパンの脱着予定は無いので、綺麗にして暫く様子見です。

そして横を見るとオイルエレメント付近からもオイルが垂れてきてました(^_^;)

綺麗にして増し締めをしておいたので暫くは大丈夫だと思います!

それではやっと作業開始です(^^)
DSGフルードの排出。

約1.6L抜けました。

いつもの小瓶にも採ってみたんですが〜普通に黒いですね(゜o゜;

続いてメカトロオイルの排出。

こちらは約0.9Lでした。

そしてやはり黒いですね(^_^;)

ドレンボルトの材質がアルミなので再使用不可となりますので交換。
2箇所とも排出が終わったので注入です(^^)/

ギア部分の注入口はバッテリーの下らへんにありまして、黒色のカバーを外すとミッションの中が見えるので、そこから直接注入となります。

使用するオイルはワコーズのWR-G。
ミッションケース内はマニュアルミッションと同じ構造なので、適合するオイルも一般的なミッションオイルになります(^^)

漏斗を使って規定量の2Lを注入します。

メカトロオイルは冒頭で確認した注入口ボルトを外して注入しますが、小さいボルトなので当然ながら注入口も小さいわけでして、非常に入れにくいんですよね(^_^;)

オイルはフォルクスワーゲン純正のメカトロオイルを使用するんですが

純正オイルだけでは物足りないのでSOD-1プラスを添加して注入しました(^^)/

交換が終わったらスキャンツールを使ってキャリブレーションです♪







一通り終わると次は実走行です(^^)/



実走行のキャリブレーションも無事終了!
その後、再び試乗に〜
作業前に感じていた滑りは無くなりましたね〜(^^)
キャリブレーションだけで良くなることもありますが、オイル交換とセットでやるのがベストだと思います。
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。