goo blog サービス終了のお知らせ 
見出し画像

ガレージSMAK

VWポロ(6R)エンジンが掛からない

高岡市のお客様からエンジンが掛からなくなり自分でイグニッションコイルを交換したけど、それでもエンジンが掛からず、、、ということで修理のご依頼です。

フォルクスワーゲン ポロ 6RCBZ 2013年式 130000キロ
エンジンが掛からないので積載車にて引き取りとなりました。

症状としてはエンジンを掛けようとするとセルが回り初爆が起きるものの、すぐにエンストしてしまうという(^_^;)
そしてアクセルを踏んでも反応ない感じ。
そしてそしてバッテリーが弱くセルの回りが心許ないので、ジャンプスターターを繋いでみるも結果は同じ。


とりあえずスキャンツールを接続してDTCの確認。

関係してそうなのは
P1570 エンジンECUロック
B104C イモビライザー キー信号妥当でない


一旦消去して再びエンジンを掛けてみますが〜やはりエンジンは掛からずというか持続できずエンスト。

そしてP1570が再入力されました(⁠゜⁠o⁠゜⁠;
初爆が起きること、エンジンコントロールモジュール系のDTCが入力されること、イモビライザー系のDTCが過去に入力されていたこと
これらを考慮するとエンジン側の機械的な故障というよりも制御側の問題かな〜と思われます。
再びDTCを消去して


バッテリーにジャンプスターターを接続してエンジンを掛けてみると

無事、エンジンが掛かりアイドリングしてます\(^o^)/

ラジオ信号のDTCは入力されているものの、P1570は入らないですね〜

エンジンを止めてバッテリーの点検をしてみると

搭載されてるバッテリーの規格値は570CCAなんですが計測値は524CCA
健全性を示すSOHは100%となってますが充電量を示すSOHは40%
結果、バッテリーテスターの判定は「劣化具合は問題ないけど充電不足だよ!」です。

ん〜これは始動時の電圧不足でキーを認識できず、盗難防止の機能が働いてエンジンをストップさせてるような気がします┐⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠┌
輸入車は始動後もそうですが電圧不足に非常に敏感なんすよね〜

そんなわけでバッテリーを充電。


充電後は770CCAまで回復して、普通にエンジンが掛かるようになりました。(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+
充電系統も問題なさそうなので、これにて修理完了!

お客様に毎日乗らないようであればバッテリーをたまに充電したほうがいいですよ〜とアドバイスをして引き渡しとなりました。

エンジンが掛からないといっても原因は色々あります。ネットで調べて自己判断で部品を交換して「たまたま」直ることもあるかとは思いますが、余計なお金が掛かる可能性もあります(^_^;)
そもそも症状だけでは判断できませんから(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「一般整備・修理・メンテナンス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事