三菱 パジェロミニ H58A 2011年式 77600キロ

加速不良、走行中に異音があるということなので、まずはロードテストを実施。
まず0スタートが重たい印象。そして加速も重たくアクセルをちょっと踏み込んでみると息継ぎをしてスムーズに加速しませんね~(^^;)
ブレーキが気になったのでリフトアップ

左フロントタイヤを回すと抵抗があり重たくキーキー音が出てます。

タイヤとブレーキキャリパーを外して確認します。

左フロントタイヤを回すと抵抗があり重たくキーキー音が出てます。

タイヤとブレーキキャリパーを外して確認します。

上側のスライドピンが動きません(ノД`)
これが原因でブレーキが効きっぱなしになってたっぽいです。
なんとか取り外すと


上下ともなかなかな状態(゜Д゜;)
間違いなく車検整備でグリスアップしてないですね(^^;)
義務ではありませんが、、、

磨いてキレイにしました。
もちろんブラケット側もキレイにしてます!

仕上げはワコーズのシリコーングリースを塗布して組み付け♪
キャリパーやタイヤを戻して回転を確認すると、先ほどまでとは違いスムーズにタイヤが回ってキーキー音も無くなりました(^^)

続いてはエンジンルーム。

ターボのアクチュエータが固着してます。工具でガシガシやると動くようになりました(^^;)
恐らく加速時の息継ぎはこれで解消するはず。
で、再びロードテスト!
0スタート時の加速の重さは無くなり異音もありません。ですが新たに気になったのは冷間時の変速不良。
これは恐らくATF交換で改善されると思われるので、お客様にご報告。
了承頂いたので部品を手配して取り掛かります(^^)

リフトアップして下廻りを確認。

リフトアップして下廻りを確認。

縦置きエンジンなのでATオイルパンはこの位置にあり、取り外しにプロペラシャフトが邪魔です(>_<)

というわけでプロペラシャフトを

横へ移動(*・ω・)ノ

オイルパンを取り外す空間を確保できたので、ドレンプラグを外してATFを排出します。

そしてオイルパンを取り外し~



そしてオイルパンを取り外し~


マグネットにはギッシリと鉄粉が付着してます(^^;)

こんな感じが

こんな感じになります(^^)

オイルパンも綺麗にしてマグネットを戻します。

次はストレーナーを取り外し~


かなり汚れてる(゜Д゜;)
と思いきや



元々黒色だったみたいです(^^;)
でも汚れてるのは間違いないと思います!

バルブボディを綺麗にして

バルブボディを綺麗にして

ストレーナーを取り付けて

オイルパンを外すと落ちてくるロッドを忘れずに装着して

オイルパンを取り付け(*・ω・)ノ

パジェロミニはラジエーターにオイルクーラーポーズが接続されているので

切り離してトルコン太郎のホースを接続。

ワコーズATFセーフティSをトルコン太郎にセットします。

初期補充をするために排出量を確認。ドレンアウト及びオイルパン脱着で2L排出されてました~

そんなわけで3Lを初期補充してエンジンスタート!

左 新油ワコーズATFセーフティS
中 ドレンアウトしたATF
右 現在ミッション内を循環しているATF

初期のクリーニングが終わったところで圧送交換スタート♪






1回目が終わりましたが、まだまだ汚れが酷くほぼ黒色なので~2回目へ~








十分赤みが出てきたので今回はここで終了です(^^)

フルード温度が規定値に入ったことをスキャンツールで確認。レベルゲージにて計測して完了です!

トルコン太郎のホースを外すときに垂れてきたATFを回収したのが右側の瓶。
最初にドレンアウトしたATFと比べると如何に綺麗になったかがよく分かりますね(^^)

ついでに?エンジンオイルの交換時期が過ぎていたのでオイルとエレメントを交換して、オイルを更にワンランクアップさせるスーパーフォアビークルを添加しておきました♪
最後に再びロードテストです。
冷間時に気になっていた変速不良はスムーズに変速するようになっていて、改善されていました(^^)
加速が悪い、加速不良といっても色々ありますからねぇ(>_<)
直って良かったです!
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。