気になるところはエアコンの効きが悪いのと、エンジン始動直後にアイドリングが不安定になり掛け直すと正常になるところだそうです。
プジョー RCZ T7R5F03 2010年式 82800キロ

エンジンを掛けるとアイドリングが低く不安定な状態が続いた後にエンストしました(^_^;)
そして再び掛けると何事も無かったかのように安定してます。

でもメーターのディスプレイにはエンジン警告灯の表示。

スキャンツールでDTCを確認すると
P0087 インジェクションレールで測定された圧力が設定値を下回る
でした(^_^;)
ん〜嫌な予感しかしませんね(;´Д`)

燃圧をデータモニタすると、、、やはり低い┐(´д`)┌
高圧ポンプが御臨終です(T_T)
しかもこの車は過去に1度交換してるので、2度目の高圧ポンプ交換となります。

高圧ポンプはインテークパイプの下らへんにあるので

取り外し〜で高圧ポンプのお出ましです。

燃料パイプを切り離してポンプを外します。

カム駆動なので裏側はこんな形をしてます。

新品の高圧ポンプ。

取り付け完了!
このままエンジンルーム内の整備を続けます(^^)/

エンジンオイルの排出。

エレメントはこの奥にあるので


取り外し〜

新品のエレメントを取り付けてガスケットにシリコングリースを塗布して組み付けます。

使用するオイルはC2、C3対応のワコーズのユーロツーリング30にS-FVを添加。

フューエルワンとフューエルツーも添加しておきます(^^)

わかりにくいんですがラジエーターホースから冷却水漏れがあったので交換しておきます。

取り外し。


エンジン側も交換です。


この辺りからじんわりときてました(^_^;)

変色していて冷却水の量がわからなくなってたエクスパンションタンクも交換。




取り付け完了(^^)/

インテークパイプなどを元に戻して

ワコーズのハイパーLLCを充填。

エンジンを掛ける前にDTCを消去して

エンジンを掛けてもDTCが入らないことを確認(^^)

クーラントブースターは新品のLLCに添加しても消泡性能を引き上げることが出来るのでドーピングとしてオススメです♪
で、肝心の燃圧はというと


復活してます(≧∇≦)b
しかし交換前と比べて10倍って(^_^;)
もちろんアイドリングは安定してますし、走ると加速が違うことに気付くはずですよ〜

エンジンの不調が直ったので通常?の車検整備に〜
ワイパーブレードと発煙筒の交換。
ちなみにですがこの発煙筒はLEDタイプ。有効期限なんてないから交換しなくていいんじゃない?と思われがちですが点灯の点検は必要で、点かなかったので外してみると

電池から液漏れして腐食(;´Д`)
いざというときに使えないと発煙筒の意味がないですからね〜アナログな発煙筒のほうが安心出来るので交換しておきました(^^)

エアコンフィルターはこの位置。



交換です。

フロントブレーキ。

残量は十分だったのでグリスアップして組み付け。

リアブレーキ。


こちらもグリスアップして組み付け。


ブレーキフルードは1Lを使って圧送交換。

一定以上の速度域でタイヤがブレるような気がするとのことでしたので、ホイールバランスを点検してみると

4本ともこんな感じで結構ズレてたので(^_^;)
調整しておきました〜

ヘッドライトは曇りがちだったので

磨いてコーティングしてます(^^)/

最後にエアコンガスクリーニングなんですが

全く効いてません(;´Д`)
事前に聞いてた情報だと弱い的なニュアンスだったんですけどね〜(^_^;)

なんやかんやと徐々に減っていき完全にガスが無くなってしまったのかな〜と軽い気持ちで思ってましたが

終わってみると回収ガス量が300グラムってことで半分以上残ってました、、、
これはそもそもコンプレッサーが回ってないですね(;´Д`)

最低温度、風量最大で作動させてみますが


電動ファンが作動しません(^_^;)
アクティブテストで強制作動させるも作動せず(>0<;)

カプラーを外して直接電源を接続すると何事もなかったかのようにファンが作動。
なのでファンモーターは問題ないですね〜

プジョーはコントロールモジュールが電動ファンのすぐそこに装着されているので取り外します。

左が新品で右が外した物。


純正品ですが結構形状が変わってました。
で、取り付けてアクティブテストで作動確認するとしっかりと回りました(^^)
じゃあエアコンもってことでスイッチを入れるも、、、ファンは回らず冷風も出ず┐(‘~`;)┌
ん〜コンプレッサーもダメみたいですね、、、
コンプレッサー交換となると車検代や高圧ポンプ交換も合わせると流石に高額だということで今回の修理は見送り(^_^;)
念の為、冷却水の温度上昇によるファンの作動を確認すると






しっかりと回ってました〜
というわけで今回の車検はここで終了。
エアコンはあくまでも快適装備であって、必ずしも無くてはならない装備ではありませんが、、、
人によってニュアンスって違うな〜と改めて思い知らされました(。・ω・。)
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。