詳しく話しを聞いてみると、過去にエアコンが効いてなかったのでマニホールドゲージを使ってエアコンガスを1缶(200グラム)補充したそうです。そのあとしばらくは問題なかったそうですが、たまにエアコンが効いてない事があるみたいで、猛暑の日に効かないことがあって大変だったみたいです(^^;)
スズキ ワゴンR MH22S 118100キロ

とりあえずは基本的な点検。
エアコンスイッチによるコンプレッサーの作動は問題なし、コンプレッサー作動時のファンモーターの作動も問題なしだったので、カーエアコンガスステーションを接続して圧力と温度の確認です。

低圧、高圧共に若干高くて、外気温35℃に対して吹き出し口温度は21℃。

低圧、高圧共に若干高くて、外気温35℃に対して吹き出し口温度は21℃。
マイナス14℃なのでエアコンを付けないよりは全然涼しいと感じれるものの、物足りなさがありますね。
現状把握&診断の基準となる規定量のエアコンガス量にするためにエアコンガスクリーニングです♪
結果は規定量320グラムに対して回収量は270グラム(゜Д゜;)
量は十分だったので効きが悪かったのはエアの混入ですかね~

施工後は低圧と高圧が下がり、吹き出し口温度も15℃まで下がりました(^^)
効きとしては十分ですが、今回のエアコンが効かないことがあった、、、と症状が合致してないと思うので、しばらくエンジンを掛けっぱなしにして様子見です(*・ω・)ノ
その後、症状が出ないのでエアコンを入れたり切ったり試乗をしたりしましたが、作動が止まったり冷たい風が出なくなるといったことが起きないので、一旦お返しして様子を見てもらうことになったんですが、、、翌日発症(^^;)
来店時は問題なくエアコンが効いてましたが、しばらくするとコンプレッサーが止まりエアコンが停止(ノД`)
まずはリレーを疑いますが問題なし。次にコンプレッサーに直接打撃を与えてみますが作動せず。ちょっと危険ですがマグネットクラッチを回転方向に回してあげると、、、勢いよく回りだしエアコンONに(*・ω・)ノ
再び止まった時には同じ方法で作動を確認できたのでコンプレッサー不良ですね。

というわけでエアコンガスを回収してコンプレッサーを取り外し。

先方手配のリビルト品?社外新品?に取り替えました(^^)

交換後は真空引きをしてエアコンガスを充填です!

交換前と比べて高圧の圧力が良い感じに下がって吹き出し口温度も1℃下がりました♪
体感ではそれ以上に感じるぐらい冷えてます(≧∇≦)b
今回のような症状でのコンプレッサー交換であればエアコンシステム内の洗浄は必要ないと思いますが、圧縮に問題があった場合の交換となるとシステム内の洗浄も必要になってくるので、時間と費用が増えてしまいます(^^;)
洗浄をしなかった場合、交換直後は問題なくても、いずれシステム内に散らばっている鉄粉がコンプレッサーに入り再び故障するので必須となります(>_<)
安価で修理をすると結果として再修理となり、逆に高くなることもありますので(゜Д゜;)
その判断が出来るお店、判断された場合はその内容で修理されることをオススメします(*・ω・)ノ
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。