教え子の結婚披露宴にでました。
彼らは祖父母にも感謝の花束を贈っていました。
先月、息子の友人が急逝しました。
浪人してまで入った念願の学舎で…おそらくは自ら命を絶ったと思われます。
直前の成人式にやってきて少し弱音を吐いていたようですが
門限までに帰ると言い残して帰って行ったのが最期だったようです。
「頼まれて生まれてきたんじゃない」と口にする若者が良くいます。
そんなとき、親は泣くのみでしょうか。
いや「なら、今一度、母の胎内にもどりなさい」とおっしゃるがよいと思います。
祖父母までいとおしむ新郎新婦。
そこまでお育てになったご両親の偉さです。
こんな詩を見つけました。
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命のリレー 中村 叶
あなたに父と母がいました
現在もいるかもしれませんし
死別したり 生別したりしたかもしれません
でも あなたの父と母が現在どうであれ
父と母がいたことに変わりはないのです
そして、父と母がいなかったら
あなたは産まれなかったのです
以下略
ワシがもし、近しい親友にこのようなかたちで先立たれたら、残された者として、大いに自責の念にかられるでしょう。そういう意味で、御子息様は大変なショックを抱えられることでしょう、そこがワシが一番心配するところです。強く優しくあらんと欲する人間であれば尚更のことです。
いつの世も、己の人生という名の「現場」には先生が仰るところの「理不尽」が付き纏うものですが
「理不尽」を「理不尽である」と感じることそれ自体で、充分立派だと、若い衆には言ってあげたい。
自分の生に不満があること、それこそ「生きている」という証であったのに・・・と思わずにはいられませんが・・・遅きに失したのでしょうか?そう纏めてしまうのも、あまりに寂しいとも思いますが、そうせざるを得ないのかなぁ・・どうしたら「若い衆」を支えられるのだろう?
「命のリレー」とは、凄いことなんだ、と、思うようになったのは、恥ずかしながら、最近のことです・・