命のリレー 中村 叶
あなたに父と母がいました
現在もいるかもしれませんし
死別したり 生別したりしたかもしれません
でも あなたの父と母が現在どうであれ
父と母がいたことに変わりはないのです
そして、父と母がいなかったら
あなたは産まれなかったのです
あなたが産まれました
その前提として父と母がいました
父と母にも父と母がいました
すべての人の前提にふたりの人がいました
父と母はあわせて2人
父と母の父と母はあわせて4人
その父と母はあわせて8人
あなたの三代前の先祖は8人
三代前までのあなたの先祖の合計は14人
このように計算していくとものすごいことがわかります
累計
1代前 2人
2代前 4人 6人
3代前 8人 14人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5代前 32人 62人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10代前 1024人 2046人
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20代前 1048576人 2097150人
20代前のあなたの先祖の合計は
なんと 100万人を超えるのです
20代前に100万人超の人があなたにかかわっている!
20代前の50万人を超える「母」のひとりでも
19代前の先祖を産む前に死んでいたら
20代前の50万人を超える「父」のひといでも
19代前の先祖が受胎させる前に死んでいたら
あなたはいま存在しないのです
19代前の「父」が、「母」が・・・・
同じことがずっと続いて
もし・・・ならば・・・
あなたは今ここにいないのです
20代前? いつごろ?
一世代を30年とすれば600年前
1401 足利義満が明と貿易を始め、倭寇の取り締まりを約束
1404 勘合貿易が始まる。倭寇と区別するために、正式の貿易
船に勘合と呼ばれる割り符を持たせた
こういう時代
金閣寺を築いた(1397)足利義満の時代に
あなたの先祖は百万人を超えていました
その後の「先祖」もあわせると
あなたからさかのぼって
この時代までの先祖の累計は二百万人を超えるのです
そのうちのただのひとりでも
あなたの先祖を受胎させる(男の場合)
産む(女の場合)
その前に死んでいたら
あなたはいまここに存在してはいないのです
600年ほど前まででも
「この人がいなかったら、今の自分の存在はなかった
自分は生まれていなかった」
そういう人が二百万人以上
もっともっとさかのぼっていけば
あなたの先祖は
それこそ無数といっていいほどになります
無数とも言えるほどのおびただしい数の人々が
あなたの命にむかって命をうけついできたのです
遠い、遠い昔からおびただしい数の人々が
命のバトンタッチをくりかえし
あなたの命は産まれてきたのです
あなたに向かって
命のバトンが
おびただしい数の人々によって
受け継がれてきたこと
奇跡のようなことでもあります
そんなにすごいことがおき
そんなにすごいあなたの命があります
自分に自信をもっていいんだよ
そんなにすごい命をもつ
あなたなのだから
産むだけで人は育つでしょうか
あなたの先祖は
おびただしい数のあなたの先祖は
自分の子どもを愛し慈(いつく)しんで育てた
だから
その子どもは長じて子をなすことができたのでしょう
遠い、遠い昔からおびただしい数の人々が
命のバトンタッチをくりかえし
自分の子どもを愛し慈しむリレーをくりかえし
そうして今のあなたがいるのです
親はきらいですか
父がきらいですか
母がきらいですか
そうであるならばそれはそれでいいでしょう
そうでなければ幸せなことです
すべての父が常にいい父であるわけではないでしょうし
すべての母が常にいい母であるわけでもありませんから
それでも父と母がいなければ
あなたがいまここにいないことにかわりはないのです
それでも父と母が赤ん坊のあなたを愛し慈しんでくれなかったら
あなたはいままで生きてはこられなかったのです
この事実に変わりはありません
同じ父母から産まれても
あなたがあなたになった確率は70兆分の1
あなたがいまのあなたであった確率は70兆分の1
これは科学的な事実
おおくの事実を重ね合わせると
あなたがあなたであること
あなたがいま存在しているということは
3億円の宝くじに連続で100回あたるよりも奇跡的なこと
これも科学的な事実
さぁ、奇跡的な命のあなたよ
奇跡的にもらったこの命を
すばらしいギフトとして輝かせていきますか
それとも 迷惑な贈り物として物置にしまってしまいますか
すべてはあなたのこころしだい
命のリレー
遠い、遠い昔からの
愛と慈しみのリレー
あなたもこのリレーに参加し
あなたの命を輝かせませんか
画像は、1998年6月、わずか11歳で卒然と逝った宮越由貴奈さんが、その年の2月に作った詩「命」の原文です。
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すごいですね。。。
生きていること自体
奇跡なんですね
少し元気を頂きました。
ありがとうございます。
って事はひとりを大切にする、ひとつの命をいとおしむって事はその後に続く沢山の命をいとおしむ事になるような・・・。
自分の命も相手の命もその人ひとりのものじゃないんですね?!
自分の命を大切にすることは「その後に続く沢山の命をいとおしむ事になる」のでしょう。自分と同じく人の命も大切にすることで「その後に続く沢山の命をいとおしむ事になる」のだと思います。
「自分の命も相手の命もその人ひとりのものじゃないんですね?!」
そうだと思いますよ。
あなたひとりの命ではないのです!
これから生まれてくる命や生んでもらった親の命でもあるのだと思います
命はかけがえのない宝物ですよね
生きていることは奇跡
悲しくなったらこの詩をおもいだして頑張りたいと思います
元気をくれてありがとうございました