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『医師・薬剤師は、患者に医薬品の安全性情報(害反応)を隠している』という批判

2020年01月11日 09時52分36秒 | 医学の大罪: 医療公害・医療犯罪から家族の命を守る

『医師・薬剤師は、患者に医薬品の安全性情報(害反応)を隠している』という批判

 

例えば、風邪をひいて医者にかかると、風邪薬の処方箋を渡されて、薬局で薬とともに薬の説明書を渡されて、薬局の薬剤師が説明します。

 

しかし、医師は、風邪薬の副作用などの安全性の情報を患者には説明してくれません。

また、薬剤師が渡す説明書には、非常に簡単に数行だけの効能・効果の説明があるだけで、副作用などの安全性情報の説明はほとんど書かれていないか、程度の非常に軽い副作用が数個書かれているだけです(例えば発疹, 食欲不振,胸やけ)。

このため、普通の人は、副作用についてほとんど何も知らず、風邪薬は安全だと思っています。

 

一方、ドラッグストアーで売っている一般用医薬品OTCの風邪薬の添付文書には、薬局で渡される医療用医薬品の説明書よりも、多くの副作用情報・注意が書かれており、中には非常に重篤な副作用の発生の警告も書かれているものもあります。

つまり、医療用医薬品よりもOTC医薬品の方が、より多くの安全性情報を市民に提供しているのです。

 

この現状を見て、『医師・薬剤師は、患者に医薬品の安全性情報(害反応)を隠している』という批判が出されています。

 

一般の人が、医者が処方する医薬品の安全性情報(副作用など)の詳細を知ろうとするならば、ネット検索をして、医薬品メーカー・医療情報サイト・独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 PMDAなどの添付文書サイトの情報を自分で見るしかありません。

 

ただし、医師・薬剤師がほとんど安全性の注意をしていないため、一般の人は、自分でネット検索しようとはしないのが普通です。

このため、安全性情報を知らないため、副作用が発生しても、副作用とは疑わないのが現状です。

 

例えば、医者が良く処方する医療用医薬品の風邪薬「PL配合顆粒」には、命を脅かす危険のある「警告」、「重大な副作用」として、次の情報が書かれています:

 

警告

1. 本剤中のアセトアミノフェンにより重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること。

2. 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避けること。[「過量投与」の項参照]

 

重大な副作用

 

1. ショック,アナフィラキシー(0.1%未満):ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

2. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満),急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明),剥脱性皮膚炎(0.1%未満):このような副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

3. 再生不良性貧血(0.1%未満),汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少(頻度不明):再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

4. 喘息発作の誘発(頻度不明):喘息発作を誘発することがある。

 

5. 間質性肺炎(0.1%未満),好酸球性肺炎(頻度不明):間質性肺炎,好酸球性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

 

6. 劇症肝炎,肝機能障害,黄疸(頻度不明):劇症肝炎,肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

7. 乳児突然死症候群(SIDS),乳児睡眠時無呼吸発作(頻度不明):プロメタジン製剤を小児(特に2歳未満)に投与した場合,乳児突然死症候群(SIDS)及び乳児睡眠時無呼吸発作があらわれたとの報告がある1)

 

8. 間質性腎炎,急性腎障害(頻度不明):間質性腎炎,急性腎障害があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

9. 横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので,このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

10. 緑内障(頻度不明):緑内障発作があらわれることがあるので,視力低下,眼痛等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

また、「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」に関しては、次のような注意が書かれています。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

1. 妊婦(12週以内あるいは妊娠後期)又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[サリチル酸製剤(アスピリン等)では動物試験(ラット)で催奇形作用2)が,また,ヒトで,妊娠後期にアスピリンを投与された患者及びその新生児に出血異常3)があらわれたとの報告がある。]

2. 妊娠後期の婦人へのアセトアミノフェンの投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある。

3. 妊娠後期のラットにアセトアミノフェンを投与した試験で,弱い胎児の動脈管収縮が報告されている4)

4. 授乳婦には長期連用を避けること。[本剤中のカフェインは母乳中に容易に移行する。]

 

このような重大な副作用や妊娠・授乳期の注意の情報を、医師・薬剤師は、患者には説明していないのです。

これでは、医師・薬剤師は、患者の命を守り、安全を確保する措置を怠っているとしか言えません。

 

医師・薬剤師が、医薬品の安全性情報を患者に提供することに対して、診療報酬の点数を高く設定して、安全性情報の提供による金銭的な報酬を医師と薬剤師に対して保証する制度を作り、確実に安全性情報の提供を行ことが必要です。

 

今の実態では、「医師・薬剤師は、患者に医薬品の安全性情報(害反応)を隠している』という批判が出てくるのが当たり前です。

 

 

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独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 PMDAの添付文書サイトの風邪薬「PL配合顆粒」の情報

https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1180107D1131_2_02/?view=frame&style=SGML&lang=ja

 

PL配合顆粒

作成又は改訂年月

**2019年7月改訂(第20版,薬生安通知等に基づく禁忌・使用上の注意の項の改訂)

*2019年6月改訂

 

日本標準商品分類番号

87118

日本標準商品分類番号等

 

再評価結果公表年月(最新)

2014年4月

 

薬効分類名

総合感冒剤

 

承認等

販売名

PL配合顆粒

 

販売名コード

YJコード

1180107D1131

 

承認・許可番号

承認番号

22100AMX00816

薬価基準収載年月

2009年9月

 

販売開始年月

1962年2月

 

貯法・使用期限等

貯 法

遮光・室温保存(光により着色することがあるので注意すること。)

使用期限

外箱等に表示(使用期間5年)

 

規制区分

劇薬(分包品を除く)

 

組成

有効成分(1g中)

サリチルアミド 270mg
アセトアミノフェン 150mg
無水カフェイン 60mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 13.5mg

添加物

乳糖水和物,トウモロコシデンプン,塩化ナトリウム,白糖,含水二酸化ケイ素

 

性状

性状・剤形

白色の顆粒剤である。

 

 

警告

1. 本剤中のアセトアミノフェンにより重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること。

2. 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避けること。[「過量投与」の項参照]

 

 

**禁忌(次の患者には投与しないこと)

1. 本剤の成分,サリチル酸製剤(アスピリン等),フェノチアジン系化合物又はその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者

2. 消化性潰瘍のある患者[本剤中のサリチルアミドは消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。]

3. アスピリン喘息又はその既往歴のある患者[本剤中のサリチルアミドはアスピリン喘息を誘発するおそれがある。]

4. 昏睡状態の患者又はバルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[本剤中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩は,昏睡状態の増強・持続,中枢神経抑制作用の増強や麻酔剤の作用時間の延長を来すおそれがある。]

5. 閉塞隅角緑内障の患者[本剤中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩が有する抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させることがある。

6. 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[本剤中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩は抗コリン作用を有し,排尿困難を悪化させるおそれがある。]

7. 2歳未満の乳幼児[「小児等への投与」の項参照]

8. 重篤な肝障害のある患者[本剤中のアセトアミノフェンにより肝障害が悪化するおそれがある。]

 

効能・効果

感冒若しくは上気道炎に伴う下記症状の改善及び緩和

鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱

 

用法・用量

通常,成人には1回1gを1日4回経口投与する。

なお,年齢,症状により適宜増減する。

 

**使用上の注意

 

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

  1. 肝障害,腎障害のある患者[本剤中のアセトアミノフェンの代謝が遅延し,肝障害,腎障害を悪化させるおそれがある。]
  2. 出血傾向のある患者[本剤中のサリチルアミドにより血小板機能異常を起こすおそれがある。]
  3. 気管支喘息のある患者[本剤中のサリチルアミドにより喘息を悪化させるおそれがある。]
  4. アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる。(「相互作用」の項参照)]
  5. 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる。]
  6. 開放隅角緑内障の患者[本剤中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩が有する抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させることがある。]

 

重要な基本的注意

  1. サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの,米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告があるので,本剤を15歳未満の水痘,インフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが,やむを得ず投与する場合には,慎重に投与し,投与後の患者の状態を十分に観察すること。
    [ライ症候群:小児において極めてまれに水痘,インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後,激しい嘔吐,意識障害,痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着,ミトコンドリア変形,AST(GOT)・ALT(GPT)・LDH・CK(CPK)の急激な上昇,高アンモニア血症,低プロトロンビン血症,低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。]
  2. 眠気を催すことがあるので,本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意すること。

 

相互作用

併用注意(併用に注意すること)

  1. 薬剤名等
    クマリン系抗凝血剤
     ワルファリン

臨床症状・措置方法

クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

サリチル酸製剤(アスピリン等)は血小板凝集抑制作用,消化管刺激による出血作用を有する。また,血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し,これらの薬剤を遊離させる。

 

  1. 薬剤名等
    糖尿病用剤
     インスリン製剤,トルブタミド等

臨床症状・措置方法

糖尿病用剤の作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

サリチル酸製剤(アスピリン等)は血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し,これらの薬剤を遊離させる。

 

  1. 薬剤名等
    中枢神経抑制剤

臨床症状・措置方法

相互に中枢神経抑制作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は中枢神経抑制作用を有する。

 

  1. 薬剤名等
    アルコール

臨床症状・措置方法

相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。

機序・危険因子

プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は中枢神経抑制作用を有する。

 

  1. 薬剤名等
    アルコール

臨床症状・措置方法

アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある。

機序・危険因子

アルコールによりアセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される。

 

  1. 薬剤名等
    降圧剤

臨床症状・措置方法

相互に降圧作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は降圧作用を有する。

 

  1. 薬剤名等
    抗コリン作用を有する薬剤
     フェノチアジン系化合物,三環系抗うつ剤等

臨床症状・措置方法

臨床症状:相互に抗コリン作用を増強することがある。
更には,腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し,麻痺性イレウスに移行することがある。なお,この悪心・嘔吐は,本剤及び他のフェノチアジン系化合物等の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。
措置方法:減量するなど慎重に投与すること。また,腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。

機序・危険因子

プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は抗コリン作用を有する。

 

副作用

副作用等発現状況の概要

再評価結果における安全性評価対象例976例中,副作用は89例(9.1%)に認められた。主なものは,眠気,口渇,胃腸障害等であった。

 

重大な副作用

  1. ショック,アナフィラキシー(0.1%未満):ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
  2. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満),急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明),剥脱性皮膚炎(0.1%未満):このような副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
  3. 再生不良性貧血(0.1%未満),汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少(頻度不明):再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
  4. 喘息発作の誘発(頻度不明):喘息発作を誘発することがある。
  5. 間質性肺炎(0.1%未満),好酸球性肺炎(頻度不明):間質性肺炎,好酸球性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  6. 劇症肝炎,肝機能障害,黄疸(頻度不明):劇症肝炎,肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
  7. 乳児突然死症候群(SIDS),乳児睡眠時無呼吸発作(頻度不明):プロメタジン製剤を小児(特に2歳未満)に投与した場合,乳児突然死症候群(SIDS)及び乳児睡眠時無呼吸発作があらわれたとの報告がある1)
  8. 間質性腎炎,急性腎障害(頻度不明):間質性腎炎,急性腎障害があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
  9. 横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので,このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
  10. 緑内障(頻度不明):緑内障発作があらわれることがあるので,視力低下,眼痛等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 

その他の副作用

過敏症1

0.1〜5%未満 

発疹,浮腫,鼻炎様症状,結膜炎

 

血液

5%以上又は頻度不明 

チアノーゼ

血液

0.1%未満 

顆粒球減少注1,血小板減少注1,貧血注1

 

消化器

5%以上又は頻度不明 

食欲不振,胸やけ,胃痛,悪心・嘔吐,口渇,消化管出血

 

精神神経系

5%以上又は頻度不明 

眠気,めまい,倦怠感,頭痛,耳鳴,難聴,視覚障害,不安感,興奮,神経過敏,不眠,痙攣,せん妄

 

肝臓

0.1%未満 

肝機能障害

 

腎臓

0.1%未満 

腎障害

 

循環器

0.1〜5%未満 

血圧上昇,低血圧,頻脈

 

その他

5%以上又は頻度不明 

過呼吸注2,代謝性アシドーシス注2,尿閉

その他

0.1〜5%未満 

発汗,咳嗽,振戦

 

注1:症状(異常)が認められた場合には投与を中止すること。

注2:減量又は投与を中止すること。(血中濃度が著しく上昇していることが考えられる。)

 

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

 

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

  1. 妊婦(12週以内あるいは妊娠後期)又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[サリチル酸製剤(アスピリン等)では動物試験(ラット)で催奇形作用2)が,また,ヒトで,妊娠後期にアスピリンを投与された患者及びその新生児に出血異常3)があらわれたとの報告がある。]
  2. 妊娠後期の婦人へのアセトアミノフェンの投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある。
  3. 妊娠後期のラットにアセトアミノフェンを投与した試験で,弱い胎児の動脈管収縮が報告されている4)
  4. 授乳婦には長期連用を避けること。[本剤中のカフェインは母乳中に容易に移行する。]

 

小児等への投与

  1. 2歳未満の乳幼児には投与しないこと。[外国で,2歳未満の乳幼児へのプロメタジン製剤の投与により致死的な呼吸抑制が起こったとの報告がある。]
  2. 2歳以上の幼児,小児に対しては,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[小児等に対する安全性は確立していない。]

 

過量投与

  1. アセトアミノフェンの過量投与により,肝臓・腎臓・心筋の壊死(初期症状:悪心,嘔吐,発汗,全身倦怠感等)が起こったとの報告がある。
  2. 総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤には,アセトアミノフェンを含むものがあり,本剤とアセトアミノフェン又はその配合剤との偶発的な併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがある。
  3. アセトアミノフェン過量投与時の解毒(肝障害の軽減等)には,アセチルシステインの投与を考慮すること。

 

その他の注意

  1. 本剤中のアセトアミノフェンの類似化合物(フェナセチン)の長期投与により,血色素異常を起こすことがあるので,長期投与を避けること。
  2. 腎盂及び膀胱腫瘍の患者を調査したところ,本剤中のアセトアミノフェンの類似化合物(フェナセチン)製剤を長期・大量に使用(例:総服用量1.5〜27kg,服用期間4〜30年)していた人が多いとの報告がある。
    また,本剤中のアセトアミノフェンの類似化合物(フェナセチン)を長期・大量投与した動物試験(マウス,ラット)で,腫瘍発生が認められたとの報告がある。
  3. 抗パーキンソン剤(本剤中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩)はフェノチアジン系化合物,ブチロフェノン系化合物等による口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジア)を通常軽減しない。場合によっては,このような症状を増悪,顕性化させることがある。
  4. 本剤中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩は制吐作用を有するため,他の薬剤に基づく中毒,腸閉塞,脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化することがあるので注意すること。
  5. 非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において,一時的な不妊が認められたとの報告がある。

 

薬物動態

  1. 吸収

(1) サリチルアミド

経口投与後速やかにほとんどが消化管から吸収される。健康成人に絶食時単回経口投与したとき,サリチルアミド及びその代謝物は1.5〜2時間以内に最高血漿中濃度に達する。(外国人によるデータ)

 

(2) アセトアミノフェン

経口投与後速やかに消化管から吸収され,10〜60分以内に最高血中濃度に達した後,約8時間後に血中にはほとんど検出できなくなる。(外国人によるデータ)

 

  1. 分布

サリチルアミド,アセトアミノフェン
吸収後,速やかにほとんどの組織に分布する。(外国人によるデータ)

 

  1. 代謝・排泄

(1) サリチルアミド

通常用量を経口投与後,吸収過程でほとんど完全に不活性代謝物に代謝され,肝臓で初回通過効果を受ける。24時間以内に単回経口投与量の90〜100%は尿中に排泄されるが,未変化体の排泄率は5%以下である。(外国人によるデータ)

(2) アセトアミノフェン

肝臓で主にグルクロン酸抱合体,硫酸抱合体に代謝される。また,一部はCYP2E1等により水酸化され,N-アセチル-p-ベンゾキノンイミンとなるが,肝細胞内でグルタチオン抱合を受け,メルカプツール酸として尿中に排泄される5)。24時間以内に単回経口投与量の約85%が尿中に排泄される。(外国人によるデータ)

(3) カフェイン

CYP1A2による脱メチル化及び酸化によって代謝され,メチルキサンチンあるいはメチル尿酸となって尿中に排泄される6),7)

(4) プロメタジン

肝臓で主にプロメタジンスルホキシドとデスメチルプロメタジンに代謝される。尿中には主としてプロメタジンスルホキシドが排泄される8)。(外国人によるデータ)
肝代謝には主にCYP2D6が関与する9)。(in vitro

 

(参考)
成熟イヌ(n=10)にPL配合顆粒1gを単回経口投与したときの投与後5時間までの総サリチルアミド1,総アセトアミノフェン1及び未変化カフェインの蛍光法等により測定した血漿中濃度を図1に示す10)
なお,プロメタジンメチレンジサリチル酸塩については,今回の投与量(1g)では血漿中濃度が低く定量が極めて困難であった。

 

注1:総サリチルアミド濃度,総アセトアミノフェン濃度;血中に存在する未変化体,グルクロン酸抱合体,硫酸抱合体をすべて含めて測定した値である。

臨床成績

再評価結果におけるプラセボを対照薬とした二重盲検比較試験での症状別改善率(投与2日後)は表1のとおりであった。本剤はプラセボと比較して有意にすぐれた効果が確認された11)。(消失・軽減症例を改善症例とした。)

表1 臨床成績参照

 

臨床成績の表

表1 臨床成績

症状 

PL配合顆粒
改善例数/有効性
評価対象例数 

PL配合顆粒
改善率
(%) 

プラセボ
改善例数/有効性
評価対象例数 

プラセボ
改善率
(%) 

検定結果 

鼻汁 

63/73 

86.3 

45/66 

68.2 

p<0.01 

鼻閉 

44/48 

91.7 

23/44 

52.3 

p<0.01 

咽頭痛 

53/64 

82.8 

37/57 

64.9 

p<0.01 

頭痛 

41/45 

91.1 

34/47 

72.3 

p<0.01 

関節痛 

7/8 

11/16 

68.8 

N.S. 

筋肉痛 

4/5 

− 

発熱 

17/19 

89.5 

5/13 

38.5 

p<0.01 

(検定法:Wilcoxon順位和検定)

薬効薬理

薬理作用

  1. 体温下降作用

マウスを1群5匹とし,本剤500mg/kg経口投与後,マウス直腸温は表2のとおりであった。

表2 体温下降作用参照

  1. 鎮痛作用

本剤を皮下及び経口投与したときの鎮痛作用をマウスを用いたハフナー変法及び酢酸ライジング法で調べ,ED50をup and down法で算出したところ,表3の結果が得られた。

表3 鎮痛作用(ED50,mg/kg)参照

  1. 解熱鎮痛作用

解熱鎮痛剤であるサリチルアミド(サリチル酸系)とアセトアミノフェン(アミノフェノール系)は,体温調節中枢に作用して皮膚血管を拡張し,熱の放散を盛んにして解熱効果を,また末梢性の鎮痛効果を示す。マウス,ラットを用いた試験で,両者の配合により,鎮痛作用は増強された。

  1. 鎮痛作用の増強

プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は,フェノチアジン系の抗ヒスタミン剤で抗ヒスタミン作用を有するとともに,マウスを用いた試験で,サリチルアミド,アセトアミノフェンの鎮痛作用を増強した。

  1. カフェインの中枢神経興奮作用

精神機能を活発にし,不快感を除去する。また鎮痛作用を増強する。

 

薬効薬理の表

表2 体温下降作用

  

投与前値 

投与後の変動値
30分 

投与後の変動値
60分 

投与後の変動値
120分 

投与後の変動値
180分 

投与後の変動値
240分 

直腸温(℃) 

36.62 

−1.54 

−2.00 

−0.58 

−0.27 

−0.20 

(Bliss法により算出)

表3 鎮痛作用(ED50,mg/kg)

投与経路\試験法 

ハフナー変法 

酢酸ライジング法 

皮下投与 

236 

193 

経口投与 

460 

372 

 

有効成分に関する理化学的知見

1.

一般的名称:サリチルアミド(JAN)[局外規]
Salicylamide

化学名:2-Hydroxybenzamide

分子式:C7H7NO2

分子量:137.14

化学構造式:

性状:白色の結晶又は結晶性の粉末で,におい及び味はない。
N,N-ジメチルホルムアミドに極めて溶けやすく,エタノール(95)に溶けやすく,プロピレングリコールにやや溶けやすく,ジエチルエーテルにやや溶けにくく,水又はクロロホルムに溶けにくい。
水酸化ナトリウム試液に溶ける。

融点:139〜143℃

分配係数:14.1[pH7.4,1-オクタノール/緩衝液]

2.

一般的名称:アセトアミノフェン(JAN)[日局]
Acetaminophen

化学名:N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide

分子式:C8H9NO2

分子量:151.16

化学構造式:

性状:白色の結晶又は結晶性の粉末である。
メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく,水にやや溶けにくく,ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
水酸化ナトリウム試液に溶ける。

融点:169〜172℃

分配係数:3.24[pH7.4,1-オクタノール/緩衝液]

3.

一般的名称:無水カフェイン(JAN)[日局]
Anhydrous Caffeine

化学名:1,3,7-Trimethyl-1H-purine-2,6(3H,7H)-dione

分子式:C8H10N4O2

分子量:194.19

化学構造式:

性状:白色の結晶又は粉末で,においはなく,味は苦い。
クロロホルムに溶けやすく,水,無水酢酸又は酢酸(100)にやや溶けにくく,エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けにくい。
1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5〜6.5である。

融点:235〜238℃

4.

一般的名称:プロメタジンメチレンジサリチル酸塩(JAN)
Promethazine Methylenedisalicylate

化学名:※1:(2RS)-N,N-Dimethyl-1-(10H-phenothiazin-10-yl)propan-2-ylamine 5,5'-methylenedi(2-hydroxybenzoate)

※2:(2RS)-N,N-Dimethyl-1-(10H-phenothiazin-10-yl)propan-2-ylamine 3,5'-methylenedi(2-hydroxybenzoate)

※3:(2RS)-N,N-Dimethyl-1-(10H-phenothiazin-10-yl)propan-2-ylamine 3-(3-carboxy-4-hydroxybenzyl)-5,5'-methylenedi(2-hydroxybenzoate)

分子式:※1:C34H40N4S2・C15H12O6

※2:C34H40N4S2・C15H12O6

※3:C51H60N6S3・C23H18O9

分子量:※1:857.09

※2:857.09

※3:1291.64

化学構造式:

性状:白色〜微黄色の結晶性の粉末である。
酢酸(100)に溶けやすく,エタノール(99.5)に極めて溶けにくく,水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。

融点:約211℃(分解)

 

主要文献及び文献請求先

主要文献〔文献請求番号〕

1)Buck,M.L.et al.:Ann.Pharmacother.,1991,25,244〔199101091〕

2)長浜萬蔵ほか:先天異常,1966,6,20〔196600083〕

3)Stuart,M.J.et al.:N.Engl.J.Med.,1982,307(15),909〔198201918〕

4)門間和夫:小児科の進歩,1983,2(5),95〔198302069〕

5)東純一ほか:月刊薬事,1998,40(13),3005〔200400816〕

6)Bloomer,J.C.et al.:Xenobiotica.,1995,25(9),917〔200300367〕

7)長崎信行ほか:現代の薬理学(田中潔編),1968,pp.106-109,金原出版,東京

8)Taylor,G.et al.:Br.J.Clin.Pharmacol.,1983,15,287〔198301112〕

9)Nakamura,K.et al.:Pharmacogenetics,1996,6,449〔199600766〕

10)前川秀幸ほか:社内資料(イヌにおける血漿中濃度,1973)〔197300686〕

11)加地正郎ほか:臨牀と研究,1977,54(1),205〔197700618〕

 

文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

 

塩野義製薬株式会社 医薬情報センター

〒541-0045大阪市中央区道修町3丁目1番8号

電話0120-956-734

FAX 06-6202-1541

http://www.shionogi.co.jp/med/

 

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

*製造販売元

シオノギファーマ株式会社

大阪府摂津市三島2丁目5番1号

*販売元

塩野義製薬株式会社

大阪市中央区道修町3丁目1番8号

 

 

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