アメリカの自閉症という疫病の大流行(1万人当たり)
備考:1969年はウイスコンシン州のデータで1万人に0.00007人、他はアメリカ全土のデータ
No.1 Autism 自閉症：ワクチン安全マニュアルVaccine Safety Manual 1
Vaccine Safety Manual for Concerned Families and Health Practitioners
「憂慮している家族とヘルス開業医のためのワクチン安全マニュアル」
Neil Z. Miller(著)
Autism 自閉症
p.155
1943年、有名な子供の精神科医レオ･カナー博士が、11例の新しい精神疾患の発見を発表した。
彼は、「状態は著しく異なり、これまで報告された全てのものとは異なる」。この状態は、すぐに自閉症として知られた。
自閉症とは何か?
自閉症(自閉症スペクトル障害、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)は、複雑な発達障害であり、脳の機能に影響する神経学的異常である。この状態は、通常は人生の最初の3年間に現れ、一見正常な発達に見える初期の子供時代の後にしばしば発症する。
心理的及び社会的な退行は一般に見られる。苦痛(障害)の重篤度は子供により異なるが以下の症状は典型的である: 不適切な言葉及び社会的能力、会話障害、単語の繰り返し、奇矯な振る舞い又は反復行動、コントロールできない頭部打撲、叫び声の発作、腕をバタバタさせる、人との接触にほとんど又は全く関心がない、両親又は他の人に対して反応しない、家庭環境の僅かな変化に対する極端な抵抗、自己破壊的行為、感覚刺激に対する過敏、自立不能。2,3
自閉症はどの程度一般的か?
カナーの主張を調査した幾つかの研究家によると、1943年以前は、自閉症は極めて稀であった。4
カナー自身の自閉症の症例定義を使用して、ダロルド･トレフェルト博士は、ウィスコンシン州(1949-1969)の発生率を1万人に1人未満(0.00007)と計算した。5
1966年、ビクター･ロッター博士は、イギリスの自閉症の最初の疫学研究を出版し、発生率は1万人に4.1人であることを見出した。6
しかしながら、1980年代までに、アメリカだけで毎年4500を越える新症例が報告された。7
1997年、CDCは、500人に1人の子供が自閉症であると報告した(1万人に20人)。8
2007年、CDCは、アメリカの子供150人に1人に影響していることを示した(1万人に67人)。9
2009年、CDCによる新研究は、自閉症発生率を110人に1人に引き上げ、少年でははるかに悪かった。
その同じ年、pediatricsの研究は、91人に1人の子供に自閉症の影響があることを示した(1万人に110人)。
2011年、American Journal of Psychiatryに新しい研究が出版され、38人に1人の子供が自閉症スペクトル障害であることを見出した(1万人に263人)。
「我々は両手に疫病を抱えている」と、国会議員クリストファー･スミスが叫んだ。
国会議員チップ･ビッカリングは、もっと驚くような言葉で疫病について述べた: 「AIDS、糖尿病、及び癌を合わせた数よりも多くの子供が、今年は自閉症と診断されるだろう」
何が自閉症を起こしているのか?
1940年代に最初の自閉症の症例が出現し始めた時、高い教育を受けた家族に自閉症の子供が生まれる率が高いことに研究者は頭を悩ませた。90%を越える両親が、高等学校を卒業していた。父親の4分の3と母親の半分が、大学を卒業していた。
多くが専門的なキャリアを持っていた。結果として、科学者は、上流クラス集団の遺伝因子に自閉症を関連付けようとしたが成功なかった。やがて、精神科医は病気の神経学的な基盤に気づかずに、精神医学的な説明を探し求めた。
母親は、感情的に安定した家庭環境を提供しないことを責められ、苦しめられた子供の病気の原因と推定された。
今日、研究者は、これらの初期の概念を無視しているが、しかしまだこの状態を完全には理解していない。
自閉症は、脳の生物学的及び神経学的な変化に関連付けられ、そしてこの病気の病因には遺伝的因子が関与しているように思われるが、単一原因であることは確認されていない。
しかしながら、この消耗性疾患に罹患した子供の数の最近の劇的な増加は、新しいワクチンの導入と一致しており、この医学的ミステリーに幾らかの光を投げかけるだろう。
自閉症と強制的なワクチン接種計画
百日咳ワクチンが利用可能になったすぐ後に、アメリカで最初の自閉症の症例が起きた。
(1930年代後半に)百日咳ワクチンが最初に導入された時、子供にとり最上のものを求めそして開業医にかかることのできた金持ちと教育を受けた両親だけが、最新の医学的進歩を要求する地位にいた、
(高い教育を受けた上流クラスの家族に高い発生率で自閉症の子供が生まれたことに、研究者が頭を悩ませたことを思い出して下さい) しかしながら、1960年代と1970年代までに、あらゆる収入と教育水準の全国の両親は、彼らの自閉症の子供に対する援助を求めていた。この期間に社会経済的な格差が消え始めていた。今日、自閉症は、全ての社会クラスと民族グループに均一に分布している。多くの人は、初期の研究は欠陥があると単純に結論付けた、しかしここに意味がある。
1940年代と1950年代には、大衆向けのヘルスクリニックでは自由なワクチン接種はまだ存在しなかった。
強制的なワクチン接種は、まだ地平線の彼方であった。しかしながら、ワクチン計画が立ち上がり、全ての社会経済領域の両親が、ワクチンへの平等なアクセスを手に入れた。この新疾患に罹患した子供の数の増加は、これらの同じ時代の強制的ワクチン接種計画の人気の増大と直接的に一致した。自閉症の子供は、今ではあらゆる種類の家庭で、かつて想像したよりも恐ろしく多い人数で見出される。
他の国でも、自閉症と子供のワクチン接種計画の間の同じ関連が見出される可能性がある。
アメリカが第二次世界大戦を終え、日本を占領した時、強制ワクチン計画を確立した。
最初の自閉症の日本人の子供は、1945年に診断された。その後すぐに、何百人もの自閉症の新しい症例が毎年日本の子供で診断された。
ヨーロッパは1950年代に百日咳ワクチンを推進し始めた: 自閉症の最初の症例は、ヨーロッパでは同じ年代に出現し始めた。
イギリスでは、1950年代後半まで百日咳ワクチンは大規模には促進されなかった。そのすぐ後に1962年、イギリス自閉症児国立協会が設立された。
1980年代と1990年代に、自閉症の症例は再び急増した。例えば、カリフォルニア保健省は、発達支援を必要とする自閉症の人々の数を検証した。
1987年から1998年まで毎年増加しており、この期間の総増加は273%(訳注3.73倍)であった。
全ての他の発達障害のための支援は、同じ時期に50%増加しただけであった。
アメリカ教育省DOEは、さらに大きな増加を示した: 1991年から1997年にかけて、特別教育支援を必要とする自閉症の子供の数は、556%増加した(訳注6.56倍)。実際、アメリカ教育省DOEの数値は、各州の自閉症の高い発生率を示していた。
他の国も類似した増加を経験した。公平な自閉症研究者は、これらの増加を、より良い診断能力のせいにも、拡大する診断カテゴリーのせいにもしなかった。何人かの分析者はワクチンを原因と見なし、特にこの時期に導入され精力的に販売された生ウイルス3種を1つにまとめたMMRに原因を求めた(p.143-145参照)。
分析者は、子供に強制される忙しいクチン接種日程と数が多い水銀含有ワクチンも非難した(p.164-175参照)。
実際、毎年要求されるワクチンの数が増えるにつれて、自閉症の症例も増加した(図51)。
アルミニウム含有ワクチンも要因であった(p.175-177参照)。
