がちゃ三毛庵で最も毅然としているのはネコのオバちゃんたちである。
ネコのオバちゃんとは、ヒトのオバちゃんのことではない。
3歳から8歳くらいの、いわゆる中年女のことを指す。
(これに10をかけてヒトのことを想像してはいけない。
ましてや皆様のお世話に明け暮れる優しいマダム=ワタシ=も想像してはいけない)
ネコのオバちゃんの特徴を述べると、
1) 威厳がある
どうしてココまで、とっちゃんポっちゃん(ポテチのこと)を[文字通り]毛嫌いするか、
と泣けてくるほど、
オバちゃんネコは、オタッキーな太ったオジちゃんを嫌う。
しかもハッキリ嫌う。
ポっちゃんが近づいてくると、ウ~!シャー~!ハー~!
化け猫にでも変身せんばかりの形相で威嚇する。
中には爪全開でパンチを喰らわす女もいる。
一方、同じ兄弟でもマカロニはナカナカの人気ものである。
遊び相手&飯友としては許せるらしい。
そして同じ太っていても、みたらしチャンはミンミンとイチャイチャしてみたりする。
まるで1杯の蕎麦汁で一緒に蕎麦を食べてもイイと思えるオヤジは、
同じ電車に乗り合わせた車両には1人も見当たらないが(電車全体にも見当たらない、むしろ気持ち悪いとまで言う)、
同じオヤジでもデカプリオ様やワタナベケン様なら大丈夫だ、と言っているようなものだ。
※電車に乗っている中年男性が全員、とっちゃんポっちゃんだと言っているわけではない
ジムで汗を流している中年男の油汗がかかっただけでギャーギャー言う一方で、
横綱の砂まみれの汗に拍手喝さいを浴びせているようなものだ。
一番の問題は、とっちゃんポっちゃんは自分が嫌われていることに気がついていない、ということなのかもしれないが・・・。
2) ハッキリしている。
オジチャンネコは我慢強い。
ニンゲンの顔色を窺って、
『忙しそうなのにご飯の準備をしてくれたんだ。今日はアジが食べたかったけれどサケでもありがたく頂こう!』
と思いつつ、急いで食事を食べて、消化不良を起こしてゲッとなってしまったりする。
で、せっかくニンゲンに優しい心遣いを見せて、ゲッとなってしまったのに、
[あら~もったいない。せっかく作ったのに!]と叱られたりするものだから、
小さくなって逃げ回ってみたりする。
オバちゃんネコに、そんな意地らしい面は微塵もない。
ターゲットが本棚に戻す本のニオイ嗅ぎでどんなに忙しそうだろうとも、
ターゲットがどんなに深い睡魔の中にいようとも、
ターゲットがどんなにウンを踏んづけてピンチのさなかだろうとも、
関係ない。
言いたいことは時場所を問わず、ビシッと伝える。
『ワタシは“贅沢三昧”の鰹節味が食べたい』
間違えてイベリコブタ味を出そうものなら、
『今日はイベリコの気分ではない。鰹節を出しなさい!』
と、こちらの目を見据えて、ビシッと言う。
で、、、
間違えて出したイベリコブタ味を[しょうがないわね。じゃ、あなたが召し上がれ]
と、お腹イッパイのところに回転寿司のように回し出され、
“忙しいのに、せっかく振る舞ってくれたんだ。ありがたく頂こう”
と、無理に腹に詰め込んで、ゲッとなってしまったりして、
[あら~もったいない]と叱られ、再度、逃げ回る羽目になるのがオヤジネコである。
ワタシもオバちゃんネコのように、一度でイイ、ビシッとモノ申してみたいものである。
3) 向上心がある
常に生活にグレードアップを求めるのもオバちゃんネコの特徴である。
特に食べ物に対するクオリティには妥協がない。
オヤジネコは大特売のバサバサのまぐろの缶詰でも、満足気に召し上がってみたりする。
あたかも、昼飯はどこぞのバーガー。夜はどこぞの牛丼。家に帰ればお茶漬け一杯。みたいな感じでもご満足な日もあるらしい。
ところが、
オバちゃんネコは安飯を出そうものならソッポを向き、烈火のごとく怒りを顕わにする。
『こんな缶詰みたいなモン、食べられるわけないでしょ!』(高級缶詰と缶詰みたいなモンは違うらしい)
昨日と同じ128円の舌平目を出しなさい!
と、こう来る。
同じ値段で納豆が3パック買える。
ネコとニンゲンのオヤジは128円で3日間夕食が食べられるのだ。
ついでに
『安物を食わそうとした罰として、皿、ひっくり返しておいたから片付けておきなさい』
という暴挙にも出る。
そして、食事前も食事後も、よく喋る。
よくもまぁ、そんなに喋ることがあるものだ、と感心するほど、よく喋る。
今日、外見てたらカラスが、こっち覗いてたんだけど、
絶対、あのカラス、ムツミのこと好きなんだと思う。
だってオカシイじゃない。毎日毎日、バタバタやってきて、家の中覗き込んだりして。
どうせ、こんな内容だろう。
無口なワタシは、オバちゃんネコたちの会話に静かに耳を傾ける毎日である。
こうしてオバちゃんは益々威厳を持って贅沢に長生きをし、
オヤジは消化不良を起こしながら、オバちゃんの顔色を伺い質素に生きるのである。
ヒトのオバちゃんとして、この世で毅然と生きることは諦めた。
今度生まれ変わるときには、ネコのオバちゃんとして生まれ変わりたいと、
あの世に行ったら閻魔様にビシッと言おう!
本日もご訪問ありがとうございます!
ネコのオバちゃんとは、ヒトのオバちゃんのことではない。
3歳から8歳くらいの、いわゆる中年女のことを指す。
(これに10をかけてヒトのことを想像してはいけない。
ましてや皆様のお世話に明け暮れる優しいマダム=ワタシ=も想像してはいけない)
ネコのオバちゃんの特徴を述べると、
1) 威厳がある
どうしてココまで、とっちゃんポっちゃん(ポテチのこと)を[文字通り]毛嫌いするか、
と泣けてくるほど、
オバちゃんネコは、オタッキーな太ったオジちゃんを嫌う。
しかもハッキリ嫌う。
ポっちゃんが近づいてくると、ウ~!シャー~!ハー~!
化け猫にでも変身せんばかりの形相で威嚇する。
中には爪全開でパンチを喰らわす女もいる。
一方、同じ兄弟でもマカロニはナカナカの人気ものである。
遊び相手&飯友としては許せるらしい。
そして同じ太っていても、みたらしチャンはミンミンとイチャイチャしてみたりする。
まるで1杯の蕎麦汁で一緒に蕎麦を食べてもイイと思えるオヤジは、
同じ電車に乗り合わせた車両には1人も見当たらないが(電車全体にも見当たらない、むしろ気持ち悪いとまで言う)、
同じオヤジでもデカプリオ様やワタナベケン様なら大丈夫だ、と言っているようなものだ。
※電車に乗っている中年男性が全員、とっちゃんポっちゃんだと言っているわけではない
ジムで汗を流している中年男の油汗がかかっただけでギャーギャー言う一方で、
横綱の砂まみれの汗に拍手喝さいを浴びせているようなものだ。
一番の問題は、とっちゃんポっちゃんは自分が嫌われていることに気がついていない、ということなのかもしれないが・・・。
2) ハッキリしている。
オジチャンネコは我慢強い。
ニンゲンの顔色を窺って、
『忙しそうなのにご飯の準備をしてくれたんだ。今日はアジが食べたかったけれどサケでもありがたく頂こう!』
と思いつつ、急いで食事を食べて、消化不良を起こしてゲッとなってしまったりする。
で、せっかくニンゲンに優しい心遣いを見せて、ゲッとなってしまったのに、
[あら~もったいない。せっかく作ったのに!]と叱られたりするものだから、
小さくなって逃げ回ってみたりする。
オバちゃんネコに、そんな意地らしい面は微塵もない。
ターゲットが本棚に戻す本のニオイ嗅ぎでどんなに忙しそうだろうとも、
ターゲットがどんなに深い睡魔の中にいようとも、
ターゲットがどんなにウンを踏んづけてピンチのさなかだろうとも、
関係ない。
言いたいことは時場所を問わず、ビシッと伝える。
『ワタシは“贅沢三昧”の鰹節味が食べたい』
間違えてイベリコブタ味を出そうものなら、
『今日はイベリコの気分ではない。鰹節を出しなさい!』
と、こちらの目を見据えて、ビシッと言う。
で、、、
間違えて出したイベリコブタ味を[しょうがないわね。じゃ、あなたが召し上がれ]
と、お腹イッパイのところに回転寿司のように回し出され、
“忙しいのに、せっかく振る舞ってくれたんだ。ありがたく頂こう”
と、無理に腹に詰め込んで、ゲッとなってしまったりして、
[あら~もったいない]と叱られ、再度、逃げ回る羽目になるのがオヤジネコである。
ワタシもオバちゃんネコのように、一度でイイ、ビシッとモノ申してみたいものである。
3) 向上心がある
常に生活にグレードアップを求めるのもオバちゃんネコの特徴である。
特に食べ物に対するクオリティには妥協がない。
オヤジネコは大特売のバサバサのまぐろの缶詰でも、満足気に召し上がってみたりする。
あたかも、昼飯はどこぞのバーガー。夜はどこぞの牛丼。家に帰ればお茶漬け一杯。みたいな感じでもご満足な日もあるらしい。
ところが、
オバちゃんネコは安飯を出そうものならソッポを向き、烈火のごとく怒りを顕わにする。
『こんな缶詰みたいなモン、食べられるわけないでしょ!』(高級缶詰と缶詰みたいなモンは違うらしい)
昨日と同じ128円の舌平目を出しなさい!
と、こう来る。
同じ値段で納豆が3パック買える。
ネコとニンゲンのオヤジは128円で3日間夕食が食べられるのだ。
ついでに
『安物を食わそうとした罰として、皿、ひっくり返しておいたから片付けておきなさい』
という暴挙にも出る。
そして、食事前も食事後も、よく喋る。
よくもまぁ、そんなに喋ることがあるものだ、と感心するほど、よく喋る。
今日、外見てたらカラスが、こっち覗いてたんだけど、
絶対、あのカラス、ムツミのこと好きなんだと思う。
だってオカシイじゃない。毎日毎日、バタバタやってきて、家の中覗き込んだりして。
どうせ、こんな内容だろう。
無口なワタシは、オバちゃんネコたちの会話に静かに耳を傾ける毎日である。
こうしてオバちゃんは益々威厳を持って贅沢に長生きをし、
オヤジは消化不良を起こしながら、オバちゃんの顔色を伺い質素に生きるのである。
ヒトのオバちゃんとして、この世で毅然と生きることは諦めた。
今度生まれ変わるときには、ネコのオバちゃんとして生まれ変わりたいと、
あの世に行ったら閻魔様にビシッと言おう!
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