がちゃ三毛庵~猫よ、花よ~

東京の一角。ご近所から次々合流してきたネコたちと暮らす・・・いけばな徒然日記

誘われて・・・~庵主エッセイ風味~

2012-05-27 | Weblog
ヒトと接しているネコは、距離感はマチマチでも、
ヒトを誘う。
「望み」を叶えてもらうためである。
「望み」とは「我欲」とも言う。

以前、一緒に暮らしていたフェレットたちも、多少はヒトを誘ったが、
これほどあからさまに誘導はしなかった。


ヒトの顔をピッと見つめる⇒目が合う。
ニコッと笑う(ように見える)

自分の一番得意な鳴き方=過去にウケが良かった鳴き方=を試す。
⇒シッポをピンと立て、≪こっち!こっち!≫と誘う。

たまに後ろを振り向きながら、チャンと着いて来てね!
と確認をする。

ブルッニャ!などと言いながら、
・空の皿
・汚れたトイレ
・水道水の蛇口(水が飲みたい)
・たま~に、自分が仕留めたハエを自慢したい、など
と、それぞれのネガイの場に連れて行き、
ネガイの内容をアピールする。
↓皿が空であり、しかも、「ぜいたくグルメ」のカリカリが欲しい↓


ネコは自分のワガママを叶えるために、人間を誘います。
ネコの躾のためなら、誘われても無視することが一番です。
根競べになりますが、無視し続けてください


などと、尤もらしくネコの躾けについてコンサルしている文章を見かけることがあるが、
躾を日課にしたいようなニンゲンは、そもそも、ネコとは暮らせない。
躾に向いていないからこそ、ネコと暮らしているのである。

オスワリができなくても、
マテができなくても、
泥棒を撃退できなくても、
瓦礫の中から誰一人、救助できなくても、

ネコと暮らしているのである。

ただし、ネコどもに、ウキウキ誘導されている道に落とし穴があれば、
確実に落っこちるだろうな、と思うこともある。

色香に惑わされてホイホイ着いてゆく殿方が映画によく登場するが、
女優&俳優だからこそ美しい映像にもなるものだ。
太った猫に誘導されている洗濯物を抱えたオバチャンでは、
川柳のネタ程度しかならない。

誘われてウキウキ覗けば空の皿
「餓死する」と7kgの瞳に誘われて


お後がよろしいようで・・・


本日もご訪問ありがとうございます!

調子にのって家具を移動した後、
坐骨神経痛になってしまった。
(坐骨じゃなくて粗忽ではないか、との意見もある

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