がちゃ三毛庵~猫よ、花よ~

東京の一角。ご近所から次々合流してきたネコたちと暮らす・・・いけばな徒然日記

納豆とセミリタイアのすすめ

2014-11-12 | Weblog
友人のネコ、果物を食べるそうだ。

彼は、綿ぼこりくらいの大きさの頃、道路脇でヨチヨチしていたところを、
ワタシの友人に発見されてしまった。
拾われた彼は、ネコとして大活躍する前から、その才能を摘み取られ、
セミリタイア生活に入らざるを得ない運命となった。

街ですれ違うオスネコの中の雄猫とは、
1) 大空の下、好きなだけゴミをあさりながら走り回り、
2) 白血病やエイズも恐れず、お嫁さんを探して他のオス猫と激戦を繰り広げ、、
3) やがて敗戦が続き、具合が悪くなるか、車にひかれる
という、ワイルドな一生が約束されている。

ところが幼少時代からヌクヌクとセミリタイヤ生活を満喫しているヘタレたオス猫は、
「ミカン」を食べるのだそうだ。
ネコは柑橘類のニオイが苦手だ、と言い放つ「ネコと楽しく暮らすための本」もあるぞ。

「マンゴー」も食べるそうだ。
しかも宮崎産マンゴーとは、何たる贅沢。
ワタシですら、直近でいつ食べたのか、食べたのは直近なのか、
夢の中だったのか、思い出せなくなっているほどだ。
ネコにマンゴーを喰わせるくらいなら、友人にマンゴーの一欠片でも振る舞おう、という恩返しも思い浮かばないワタシの友人は、本当に友人と言えるのか疑問に感じてきた。
彼女は、どんなに反省しても文福茶釜(ぶんぶくちゃがま)どころか鶴になることもできないだろう。

さらにセミリタイアのネコは「納豆」も食べるそうだ。
さすがに毛が生えている口周りがベタベタになるとのことで、
ネコに納豆をあきらめさせるために、自分が納豆を食べるのを止めたと言っていた。
食文化が貧しい彼女は、いったい、納豆の代わりに何をおかずと認識して食べているのだろうか。
米を食べた後に、米のおかずとして、更に米を食べているに違いない。
普段から納豆に代わる塩や味噌などでもお米を食べることができるよう、おかずの種類を拡げておく努力は必要だ。

もちろんだが、キャットフードも食べているらしい(キャットフードを振りかけて米を食べているかどうかについては、飼い主にはまだ確認していない)。

そんなにモリモリと悪食三昧の生活を繰り広げているにも関わらず、
うら若きセミリタイアネコも、
中年に差し掛かっているはずのオンナ飼い主も、どちらも食べても食べても、ちっとも太らない。
太るために痩せる努力をしているようなワタシから見ると、信じられない特技である。

病も交通事故も恐れずワイルドに生き抜くよりも、
早々に隠居してしまう方が、心身ともに朗らかに毎日を過ごして行けるのかもしれない。
ミカン、マンゴー、セミリタイアを目指して、今日ものんびり仕事に精を出そう!

ちなみに最近、納豆菌が歯周病治療に効果があることが歯科医師研究チームによって明らかになったそうだ。
納豆を食卓から外した友人と友人のネコが歯周病菌の犠牲になるかと思うと、
気の毒で、せめて友人の分まで納豆を食べてあげよう、という気になる。
家のネコにも、納豆食べさせてみようか・・・

足温器から離れない、隠居ネコ。





外を知らないセミリタイアむっちゃん。
そう言えば、むっちゃんだけコーヒーの香を好む(コーヒーも豆だ・・・)。

さすがに果物は食べない双子。



汚いのは色だけで、悪食ではない・・・ゴマちゃん

悪食だが果物は食べない・・・くるみチャン。

かつてはミカンを食べたフェレットもいたが、コロちゃんは果物は食べない・・・

セミリタイアについて熱く語るワタシに友人は一言。
「すでに、セミリタイアみたいな顔して生活しているのに、これ以上、何を欲するか・・・」
ニンゲン、余裕のある顔つきをしているだけで、何かと勘違いされることも多いことが分かった。


本日もご訪問ありがとうございました!

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