悲しいやら、情けないやら、、、
もう2年くらい、2か月に1度カラーとカットさせていただいてたTさん。
しばらくお呼びがいなぁ、、、と思っていたら、
同じ施設内のケアハウスから特養に移られたとのこと。
ご家族が特養には`ぐぅ・ちょき’が入られないと思われてたみたいで、
久々のご対面、だったのですが・・・
特養に入っている業者にカットしてもらったらしいのですが、
あまりにもきどすぎるのですよ、カットが。
カットとも呼べない、ざん切り頭。
もう、もう、、、美容をばかにすんな!と思わず職員さんに愚痴ってしまうくらい。
以前はよく怒ってましたが、
最近はまぁ、こういう需要もあるんだと、
納得しようとしていたのですが、
Tさんはあきらかにその需要の範ちゅうでは無い方。
その業者は数名で来て午前中に何十人とカットするらしいのですが、
歩合制でカットした人数分の報酬なのだそうです。
やったらやったぶん、です。
一人が1時間に10人くらいするのだそうです。
お一人6分!?
しかも、認知症の症状の重い方をカットしたがるのだそうです。
なぜか?って、
・・・どんなカットでも文句を言われないから、、、
こんなんで良いわけないよね。
美容はもっと楽しくてワクワクするもの。
これじゃいけない。
ほんと悔しいやら、情けないやら、ほんと悲しいです。
そして現実ですよね。
お店での仕事をしてたら、きっとないことなんだろうけど
自分の意思でなく、その人を知っている身近な人の思いでもなく
上手くいえないけれど、感情とか気持ちの入っていないスタイル。
ただ、こなされていくだけ・・。
情けないけれど実際それもありなんだと、私も自分に言い聞かせています。
決して自分の仕事が上手いとか良いとかじゃなく、
でも、思いは込めてさせていただいてます。
あぁ~でも良かった。。
たかっち。さんが、またカットされて。。
これはもう美容師じゃなくて‘髪を切る業者’の仕事ですよ。
これじゃいけない、何とかしてあげたい・・・
と訪問美容をやってみようと思った気持ちを再確認しました。