心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

チャンスで打てるようになるには?-ホークス松中選手の言葉

2004-12-30 16:57:25 | Weblog
 鹿児島で先日、高校球児対象のシンポジウムがありました。ホークスの川崎・松中・斎藤・杉内選手などが来て、高校生の質問に答えたりしたそうですが、その中で「チャンスで打てるようになるには、どうしたらいいですか?」という質問が松中選手に来たそうです。なかなか簡単に答えられる質問ではありませんね。しかし松中選手は「これは簡単です。ひたすら練習するしかない。自分はこれだけ練習したのだからと自信をもって打席に入ればチャンスにも打てるようになる」と答えたそうです。
 野球に限らず、受験でも仕事でも何でも通用する普遍の真理ですね。今年三冠王を取った選手の言葉だけに、とても重みがあると思いました。
 松中選手の座右の銘は「努力」。高校1年のとき、左ひじを故障したが、野球生命の危機を半年かけた右投げ転向で克服。手術で再度左投げに戻し、ダイエー入りしたそうです。三冠王達成を支えたトレーナーは「この一年で、練習を休んだのは二度ほど」と弱音を吐かない精神力をたたえています。今年大好きなお酒を断ったというのもすごい精神力ですね。出身地の八代で行われた会では、中学・高校生に「努力すれば報われる。夢・目標に向かって頑張れ」と語りかけたそうです。自身については、「まだ未熟。さらに上を目指す」と個人の記録では頂点を極めてもなお、謙虚に語ったということです。
 今年、チームとしては優勝を逃し、あのプレーオフにおけるとても悔しい思いが松中選手にはあるからこそ、来年の更なる大活躍と、ホークスの優勝を心から期待したいです。