心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

幸運を作るというのは、チャンスに備えて下ごしらえをしておくことー「グッドラック」の言葉から

2004-12-12 17:00:12 | Weblog
 話題の本、「グッドラック」(ポプラ社)は、アレックス・ロビラとフェルナンド・トリアス・デ・ベスという人の共著で、少年時代の親友だったマックスとジムがセントラルパークで偶然再会するところから話しが始まります。少年時代貧乏だったマックスは64歳の今は「これほどの幸福があるだろうか」といえる境遇です。祖父の工場をお父さんがさらに大きくしたというジムは、お父さんが死に自分の代になった後、運に見放され破産したといいます。そこでマックスは、自分の祖父が教えてくれた本物の幸せをつかむ話しをジムにするというストーリーです。そのストーリーの中に出てくる言葉を紹介します。
 運は、呼び込むことも、引き止めることもできない。幸運は、自らの手で作り出せば、永遠につきることはない。
 誰もが幸運を手にしたがるが、自ら追い求めるのはほんのひとにぎり。
 幸運が訪れないからには、訪れないだけの理由がある。幸運をつかむためには、自ら下ごしらえをする必要がある。
 欲するばかりでは幸運は手に入らない。幸運を呼び込む一つのカギは、人に手を差し伸べられる広い心。
 下ごしらえを先延ばしにしてしまえば、幸運は絶対に訪れてくれない。どんなに大変でも、今日できることは今日してしまうこと。
 自分の知っていることがすべてとは限らない。幸運をつかむには、あらゆる可能性に目を向けなくてはならない。
 偶然しか信じぬ者は、下ごしらえする者を笑う。下ごしらえをする者は、何も気にしなくていい。
 幸運をエサにするような人は信じないこと。幸運は売り物でも、道具でもないのだから。
 できることをすべてやったら、焦らず、あきらめぬこと。自分には必ず幸運が訪れると信じ、甘い言葉には耳を貸さぬこと。
 幸運を作るというのは、チャンスに備えて下ごしらえをしておくこと。だがチャンスを得るには、運も偶然も必要ない。それはいつでもそこにあるものだから。
 これらの言葉が納得できるような話しが語られます。ぜひ一読をお薦めします。