心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

プロ野球、高校生ドラフト会議における大失態について

2005-10-04 18:32:07 | Weblog
 自分の進路先がクジで決まるという運命の日。当事者は前日から眠れないほどの緊張だと思います。クジを引くほうも、緊張の一瞬です。絶対にミスや誤りがあってはいけない場面だと思います。しかし、前代未聞のミスが2回もおこってしまいました。
 1回目は、大阪桐蔭高校の辻内投手。こちらは自分の希望の球団に変更になったようで、明るい表情でした。せめてこの時に、確認がなされておれば、2回目の悲劇は起こらなかったことでしょう。
 しかし2回目は、悲惨でした。台湾から福岡第一高校への留学生、陽投手。台湾との関わりもあり尊敬する王監督が率い、地元球団で、今年台湾の大学を卒業するお兄さんも入団が内定していた福岡ソフトバンクホークスへの入団を熱望していました。王監督が手を挙げた瞬間、感激の涙を流したそうです。しかし、それが間違いだと後で知らされ、かなりの動揺があり、会見場から退席。その後改めて会見に応じましたが、ショックの色は隠せませんでした。
 ドラフトの悲喜劇はこれまでもたくさんありましたが、前代未聞のミスで、高校生に深い心の傷を負わせた今回のケースは、本当に許しがたいことだと思いました。もちろん間違って手を挙げた王監督が悪いわけではなく、しっかりとした説明をせず、確認もしなかった日本プロ野球組織の責任は重いと思います。