『空気を読めるか?』
http://www.pan-nations.co.jp/column_001_006.html
コンテクスト能力というものがあるようですが、簡単に言うと空気を読む能力で、ある学者さんの研究によると日本人がその能力は世界一のようです。したがって、多くを語らなくても察することができる民族で、英語圏の民族の会話量よりも日本人の会話量は少ないようです。
でも、最近の医療界(だけとも言えないが)ではインフォ−ムドコンセントとか、ムンテラというタイトルの名の下に非常に書類が増え、カルテ記載量が増え、裁判やトラブルも増え、事後になって事前の説明があった無かったの水掛け論がエンドレスに繰り返されている場面もよく見かけます。
要するに、空気よめない民族化現象が起きているということでしょうか、、、。相手に共感するための脳細胞でミラー細胞というものもあるようですが、そのミラー細胞が劣化し始めているのでしょうか、、、、。いずれにせよ、やはり問題です。
どのようにすれば空気が読めるようになるのか?空気を読むためのレクチャーを開いてもおそらく空気を読める人しかそのレクチャーに参加しないでしょう、笑。または、空気を読むというのは何歳までに学習の臨界点が設定されるのでしょうか(一般的に)?
空気の読み方が少々ズレている人の教育は微調整で済む場合もあるでしょうが、最初から『空気って何ですか?』、『空気って読むものなんですか?』的な感じでその感覚が完全欠落していれば新規にまるごとダウンロードいうかインストールという作業が必要になりそうです。そろそろ、後輩医師の教育に関して真剣に考える立場になりつつあるのでこの問題は今年の僕の課題です(自分が空気を読めているのが前提ですが、、、)。
さて、似たような話題で以前に僕が東大病院の栗田先生から教えてもらったKeywordで一番心に残っているのが『共鳴』なのですが、いわゆる状況を察して、ワザを盗む日本人的な感性を示している言葉だと本当に思います。同じ志を持った同士が集うといつの間にか共鳴現象がおき、いつの間にか情報の共有現象がおき、いつの間にか共同作業が始まり、いつの間にか共造し始めるように思います。その過程が瞬間的に起きるか、長い時間かかるかはいろいろあると思いますが、瞬間的に起こせるなら相手のワザを短期間にコピーすることが可能だと思います。特に洗練された脳波の状態:スポーツ選手や武道家や宗教家などのイメージトレーニングや瞑想状態(最近でいうところのシータ波の脳波状態など)ではこういう事が比較的容易に起きやすいと思います(トレーニングは必要でしょうが)。
特に、地球というか世の中の波動、周波数が急激に変化してきているこの時期、人の意識がどんどん変化しているこの時期にはこの空気を読む能力というか瞬時に共鳴現象が起こせるかどうかの能力が著名に伸びる人と、そうでない人とにくっきり分かれて行くのかもしれません。
空気の読み方。改めて深く考える時期だと思っています。
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