広野町、川内村(避難指示解除準備区域及び居住制限区域を除く)では本格的に稲の作付が再開し2年目を向かえています。
また、楢葉町、富岡町、大熊町、浪江町、川内村(避難指示解除準備区域及び居住制限区域)、葛尾村においても、将来の営農再開を目指した水稲の試験・実証栽培が行われています。
双葉郡内での水稲作付けには、流通販売を行う一般の栽培と、営農が制限されている地域で町村の管理の下で行う試験栽培、本格的な作付再開に向けた実証栽培の3つの取組みがあります。
流通販売を行う一般の栽培は、昨年から約97ha増加し、広野町148ha、川内村161haとなる見込みです。5月の天候にも恵まれ、順調に田植えが行われました。
避難地域において、今後営農再開を進めていくためには水稲の試験・実証栽培の取り組みが重要です。浪江町では新たに実証栽培に取り組み、その他の町村も昨年度より作付面積を増やしています。田植えも避難先から通いでの作業となりましたが、農家の皆様は水田に苗が植えられる喜びを実感していました。
双葉郡各町村の状況はそれぞれ異なりますが、1日も早い営農再開に向け、今できることを意欲的に取り組んでいます。
双葉郡の復興には水稲の作付再開が欠かせません。
双葉農業普及所も農家の皆様をはじめ地域と一体となって、水稲の作付再開を支援して参ります。
広野町の水田 川内村の水田
田植えが終了した広野町と川内村の水田
楢葉町 5月23日 田植え 富岡町 5月15日 田植え
浪江町 5月16日 田植え 大熊町 5月19日 田植え
※川内村、葛尾村でも5月中旬に水稲試験・実証栽培の田植えが行われています。
(川内普及所で支援しています。)
双葉郡各町村の水稲試験・実証栽培の田植え