県指導農業士の新妻良平さんは、震災前から安全・安心な米づくりを目指し、水田にアヒルを放し、特別栽培に取り組んできました。昨年もアヒル達が水田を元気に泳いで、雑草や害虫を防いでくれました。
新妻さんは、以前から日本酒造りに関心があり、双葉郡から避難していた株式会社鈴木酒造店さんが避難先の山形県で酒造りを再開したことを知り、復興のために日本酒を造りたいと連絡を取りました。
株式会社鈴木酒造店さんの協力を得て、新妻さんが育てた25年広野町産のコシヒカリ100%を使用した純米酒ができあがりました。その名前は、初代 鶩(アヒル)です。705本製造、非売品で、顧客や応援者等にプレゼントされたそうです。
今年も新妻さんの水田で、かわいいアヒル達の活躍する姿が見られるのが楽しみです。