広野町の「二つ沼公園直売所」では、10月1日~2日、21世紀の森公園(いわき市)で開催された「いわき復興祭」に参加しました。
広野町は、あの原発事故で、緊急時避難準備区域(9月30日に解除されました)に指定され、町民は避難、学校もいわき市に移転。
直売所は休業せざるを得なくなってしまいました。メンバーの大半が現在も仮設住宅や二次避難所で生活しています。
二つ沼公園直売所では学校給食などに使ってもらうため、昨年の秋はとくにタマネギなどの秋野菜を積極的に作付けしてきたところでした。
ところが、せっかくのタマネギが、原発事故のため、販売のあては全くなってしまいました。
そこへ、いわき市から暖かいご支援により、いわき復興祭に出展の話が。
でも、いわき市ですら風評被害で農産物の売れ行きが今ひとつであるのに、より原発に近い広野町産のものが売れるのか・・
売れるかどうかわからないけど、やってみなければ前に進めない!
Jヴィレッジの西料理長のご協力によりタマネギと味噌を使った復興「タマちゃん餃子」をご考案いただきました。
ちなみに、使用するタマネギは全て県のモニタリング検査を受けたものです。
結果は、全てNDでした。
そして復興祭当日。
次から次へと焼くのに大忙し。
餃子は開始後3時間で完売!!!
いわき市に避難中の広野町民の方もたくさん来てくださいました。
タマネギもたくさん買っていただきました。中には、広野町産ということで気にする方もいましたが、モニタリング結果を見ていただき、納得してお買い上げいただくことができました。
みなさん、御協力ありがとうございます。