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昔ながらの生活の知恵 ~乾燥ぜんまい~

2020年05月17日 | 日記

 

 

我が家は、
コロナが日本でも
騒がれ始めるほんの少し前から
食材の宅配サービスを
使っています。
自然派食品のものです。
週1で配達してくれます。
よって自らスーパーへ
買い出しに行くのも
週1で間に合わせています。
だけど、
計画的にメニューを決めて
やりくりするのは苦手なので、
「あるもので適当に」
料理しています。
肉野菜炒めの登場回数多し。

先日も家にあるもので
何とかしようと物色していたら、
一年前に母が送ってくれた
乾燥ぜんまいがありました。
ずっと放置してあったんですね💧
水に戻して煮る作業。
カラッカラだから、
一晩以上は水に浸けないとです。
「時間がある時にいつか」
と思っていたら
一年経っていました。
そこで、
まぁ、時間もあるし、
やってみるか!
と思い立ちました。

様子を見ながら結局
丸2日は水に浸けておきました。


食べやすい長さに切りながら


誰が採ったんかな?

近所のおじさんかな?

昔、母がムシロで
揉んで干してる匂いが
あんまり好きじゃなかったな。

食べるのはフツーなくらいで。

採るのは好きだったな。


父と近所のおじさん何人かで
春の早朝、山を登って
川の源泉に祀ってある
お不動さんにお参りして、
母が握ってくれた
塩おにぎり食べて
その最中、
人があまり踏み込まない所だから
太くて柔らかそうな
ぜんまいいっぱい採ったな。
父達は小学生の女の子連れて
足手まといじゃなかったかな?
当時は運動神経
そこそこだと思ってたな。
今は相当 運動音痴だけど。

私は山菜とりが大好きだったな。
特にぜんまい。
ワラビは
わりと低いところでも採れたし
こごみはもっと低いところでとれるよな。

ぜんまいは、男と女があったな。

綿をとるのも手伝ったな。

山の子だったな。


なんて、
とりとめもなく
昔のことを思い出しながら、
このぜんまいは、
ナムルにしました。

ニンニクをすりおろして、
ごま油で炒めて
酒としょうゆと
鶏がらスープのもと。
あとは、白ごまをふって。

レシピは冷蔵庫で冷やすと
美味しいとあったので
冷やしてから頂きました。

美味しい♪
お酒に合う!
私は断然、焼酎派です。麦です。
あっさりしてるので
いつまでも食べてしまいそう。
子供もバクバク食べてました。


コロナで時間ができて
食材に思いを馳せながら
調理できることの幸せ。

心に余裕ができたんでしょう。

また、この味は
中国産の水煮ぜんまいでは
出せないと思います。
故郷で採れたものを
母が天日干しすることで
出せる味。

天日干しすることによって
一年も保存できる
昔ながらの知恵もすごいです。

砂糖としょうゆで煮る煮物しか
知らない母にも
ナムルを教えてみようと
思いました。


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