多苦庵:枯れっぺ

趣味である、釣り、音楽、ウォーキング、読書などの話を中心に進めていきます。

「竜の道」〈上〉〈下〉 (幻冬舎文庫) [文庫] 白川 道 (著)

2011年04月20日 | 日記
矢端竜一は魑魅魍魎が蠢く裏社会の支配を目論んだ。手始めに、株の業界紙を発行する新聞社に潜り込み、その乗っ取りに成功する。億を超える金に群がるクズ共を冷徹に操る竜一は、大物ヤクザ・曽根村の信頼を勝ち取るべく、殺人にまで手を染める。野心の塊のような竜一の疾走。それは、双子の弟・竜二と交わしたある約束を果たすためだった…。

矢端竜二は、エリート官僚の世界に飛び込んだ。兄・竜一との約束―ある大物実業家への復讐―を果たすために。表と裏から攻めて、あいつを叩き潰す…。第二、第三の殺しに手を染める竜一、企みを抱いてある女を篭絡する竜二。金と欲が行き交う修羅の道を鋼の意志で突き進む双子が行き着く先は?息苦しいほどの命の疾走を描いた傑作長編。


======


何気なく本屋で見つけた本。

この白川氏の本は、『流星たちの宴』などを始め数冊読んでいますが、「わくわくして、引きずり込まれる」という感じの小説を提供してくれます。

ただし、小説の数はさほど多くありません。
これからも追いかけていきたい作家の一人です。

さて、この本は上下読んでみて、更に続いていくようなエンディングになっていますので、期待してしまいます。

「男臭い小説」が望みの人には、お薦めしたい本です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿