多苦庵:枯れっぺ

趣味である、釣り、音楽、ウォーキング、読書などの話を中心に進めていきます。

前立腺癌 ダビンチでの手術 体験談(5)

2018年12月17日 | 日記
前立腺癌の治療に関することをブログにアップしようと思い立ったのは、webでいろんな前立腺癌の体験談を調べようとしたら、参考になる体験談が無かったことからです。
しかも、ロボットによる腹腔鏡手術の歴史はまだ新しいので、いま一番リアルな状況を出してみようと思い立ったのです。
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2018.11.9.術後9日目
あまり良い睡眠ではなかった。
コマ切れに眠ったような感じ。
起きたらまた尿道が痛いので痛み止めの薬をもらう。

カテーテルが抜けるまであと4時間くらい。
待ち遠しい。

女房が残してくれた、もう一つのケーキを食べてしまう。
早朝からケーキを食べるなんて、ふだんだったらやらないことだ。

窓から外を眺めると雨模様だ。
病室にいると外が寒いのか暖かいのか判らない。
テレビでニュースを見ても実感がわかない。

11:20
カテーテルを抜いてもらった。
何もかもスッキリ。

尿パッドを装着。
なんか笑ってしまった。







2018.11.10.術後10日目
尿パッドを着けては寝にくい。

尿漏れが心配なのと、尿を必ず計測し一覧表に時間と量を記入しなければならない。

夜中に3回起きて、3回計測して、その都度計測結果を記入していると、せっかく寝ようとしているのに覚醒してしまう。
自分の場合は、尿意を催すと
① CPAPの稼働を止めて、
② マスクを外し、
③ トイレに行き、
④ ビーカーに尿を取り、
⑤ 計測器で量と質を計る、
⑥ 病室に戻って一覧表に記入、
⑦ CPAPのマスクを装着、
⑧ CPAPを稼働させる
という一連の動きをしなければならない。
これを夜中に3回やると、あまり熟睡が出来ないのです。

それでも朝食は完食。

14:30
シャワー

看護師からは「たくさん水分を摂って、たくさん尿を出してください」と言われている。
一日の結果を見ると、16回排尿して、トータルは2リッターを少し超えたくらいの量だった。
こんなに出るのかとびっくりした。

なお、後遺症で一番心配していた尿漏れは今のところ無い。
しかし、頻尿だ。

明日は退院だ、長いようで短く感じる。

腹部にはまだ痛みを感じるが、自宅でリハビリできるのは嬉しい。

2018.11.11.術後11日目
やはり夜中に頻繁にトイレに行くので眠りが浅い。

退院するので眠いのは我慢。

今のところ尿漏れは無い。
9:00
着替えて荷物を片づけ始める。
10:00
女房が病室に迎えにきてくれた。
今日は日曜なので会計が出来ないので、そのままタクシーで帰宅。

ランチは、前から女房に頼んでいた「ごく普通の醤油ラーメン」を食べた。
美味しかった!!

午後から各方面に退院の挨拶メールを送る。

前立腺癌の後遺症は尿漏れと勃起不全と医師から言われ、参考文献にも書いてある。
尿漏れは、何か水分を摂ったら「ダダ漏れする」ということではなく。
尿道を締めている筋肉(骨盤底筋)が緩んで少し出てしまうということらしい。

実際に体験したのは、強く尿意をもよおして慌ててトイレに駆け込み、さて用をたそうとしてパンツからペニスを出そうとしたときに数cc漏れてしまった、ということがありました。
「ああ、これが尿漏れか」と自覚したのです。

どちらかというと後遺症は「頻尿」の方が強いです。
1時間、あるいは、1時間半間隔で尿意をもよおします。
これはマニュアルに書いてないし、医師からも言われていませんでした。
個人差はあるようですが、これも後遺症の一つだと認識を新たにしました。




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