岡山の山登り@FF山岳部

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毛無山 森林セラピー

2008年04月23日 | 岡山県の山
[ 森林セラピー基地に認定された毛無山のふもと=9日、新庄村田浪 ]



森林セラピーで村おこし [新庄村]県内では初の「基地」認定
滞在型の保養地目指す 宿泊施設や遊歩道整備


 広大なブナの原生林に恵まれた新庄村が、社団法人・国土緑化推進機構から「森林セラピー基地」に認定された。県内では初、中国地方でも3番目だ。村は宿泊施設の整備などを急ぎ、「新庄村だからこそできるサービスで、県内外から観光客を呼び込みたい」(笹野寛村長)と期待している。

 森林浴はストレスを和らげ、リラックス効果があるとされる。森林セラピーはその森林浴効果を科学的に解明し、心と体の健康にいかそうという試み。
 村のブナ林は、大山隠岐国立公園の一角にある毛無山(1218メートル)の一帯を中心に260ヘクタールあり、県内のブナ林400ヘクタールの3分の2を占める。毎年5月下旬から6月にかけて、新緑を求めて大勢の登山客が訪れる。

 村は恵まれた自然環境を生かそうと、06年1月に認定を申請していた。推進機構によると、認定には生理実験でストレス軽減などを確認する必要があり、昨年夏、森林総合研究所(茨城県つくば市)と千葉大が実験を実施した。
 大学生12人を2班に分け、森林部(新庄村)と都市部(JR岡山駅前)それぞれで各学生の血圧や脈拍、唾液中のストレスホルモン濃度などを測定した。その結果、森林では都市よりいずれも数値が低かったほか、生理的なリラックス校歌やストレス緩和効果が実証された。

 一方、村は申請後に、「森の案内人」となるトレーナーの養成講座を開始。現在は初級、中級を75人が受講している。今年度はさらにレベル向上をめざし、村産業建設課「癒し能力を備えた上級トレーナー20人を養成したい」としている。毛無山のふもとには全長2キロのウォーキング道を整備中で、すでに9割が完成した。

 森林セラピー基地には様々なタイプがある。村は「中長期滞在型の森林保養地タイプ」を目指し、雪で冬場に通学できない小中学生が使っていた役場近くの木造2階建て寄宿舎を、宿泊施設に改装する準備もすすめている。

 新庄村は「合併しない」宣言で知られ、村特産の「ひめのもち」を全国ブランドに育てるなど地域おこしに力を入れている。笹野村長は「自然環境という恵まれた財産を様々な形で村の振興につなげげていきたい」と話している。

 森林セラピー基地は今回認定された新庄村など全国13カ所を含め、これで21都道県の31カ所となった。

<上記記事と画像は、2008年4月20日付け、朝日新聞より転載>

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調べてみると、立派なポータルサイトも出来ている。
「森林セラピーポータル」

願わくば、一過性のものでなく、地域に根付いた文化になってもらいたい。
一人の山好きとして、応援します。



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