岡山の山登り@FF山岳部

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泉山縦走・SJS山の会 [2012/6/7]

2012年07月03日 | 岡山県の山
[ 青々とした泉山と人影三つ ]

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泉山縦走(2012年6月7日 晴れ)
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<第三回SJS山の会>
昨年の春に県立森林公園で始まった会社の山の会も、今回が3回目。
第2回の広戸仙は参加の予定が、身内に不幸があり行けなかった。
そして今回は第3回春の泉山縦走。
山好きの男二人と、昨年から山の会で歩き始めた女性二人。
朝、会社に集合し、2台に分乗してまずは泉神社へ。

泉神社下のアスファルト駐車場に駐車。
駐車場にはハイカーと思われるRV車が1台、すでに駐車してある。
4人で1台に乗り込み、奥津道の駅でトイレ休憩後、笠菅峠へ。
笠菅峠までの基幹林道はタニウツギが見事に咲き乱れる。
笠菅峠駐車場に駐車すると、植樹のサラサドウダンの若木が可愛く咲いている。

林道をのんびり登り登山口へ着くと、中林口通行禁止の看板が目に付く。
思っていたほど下草の茂りも無く、快調に登ってゆく。
振り向けば、角ヶ仙や笠菅山山系が気持ちよく眺められる。
やがて林間に入ると木陰が快適で、ここまでの汗が引いていく。

中電反射板の手前で泉山北東峰(1112m)の植生状況を見に藪をこぐ。
北東峰への踏査ルートの確認だけして、再び縦走路に戻る。
中電反射板のダイセンキスミレはすでに結実している。
少しくらいは咲いていないかと期待したが、残念。
縦走路はこのところの晴天続きで、埃が立つほど乾燥している。

<快適尾根道>
「泉山」の刈り込みの南側、ロープ場を登っていると、新しい巻き道に気づく。
まだ新しい刈り込みのようだが、ロープ場の中盤から上のつづら折れ。
利用することは無かったが、どうのような経緯で付けられたものだろうか。
滝山のように、つづら折れが本道となり、急斜面が無くなるのも惜しい気がする。
のんびり休みながらの歩きだが、予想よりも早く泉山山頂に到着。

天気も良く展望も良く、伯耆大山を始め周囲の山々が良く見える。
一等三角点の近くに男性が一人、岡山からAコースのピストンとのこと。
泉神社駐車場のRV車はこの方だったらしい。
三角点の近くで陣取り、酒好き3人が缶ビールで乾杯。
山頂で飲むのは久しぶり、少し気持ちが良くなる。

のんびりしていると、米子からの男性3人パーティが笠菅ルートから登頂。。
中林口の滝めぐりをしたかったらしいが、通行止めで笠菅コースに変更したらしい。
予定は、笠菅峠から泉山山頂のピストンで、温泉へ入って帰るとのこと。
このままUターンはもったいないので、ヒュッテへの縦走をお勧めする。
足るだけ休憩し、それではお先にと、山頂を出発し中央峰へ向かう。

雲も多くかすみも強いが、展望は良く縦走路から見下ろす津山盆地もすばらしい。
濃い緑に囲まれた縦走路、強くなってきた日差しの中を快調に歩く。
Bコース分岐のコルからヒュッテへと下る枝道は、クマザサが生い茂る。
昨年の縦走路草刈りで刈られていないのだろうと思える状態。
通行禁止の影響もあるのか、中林直登コースも草の勢いが強いように見える。

<ヒュッテで宴会鍋>
ヒュッテには6・7人の少し年齢の高めなパーティが。
聞けば旧久米町の方で、Aコースから笠菅峠へ縦走されるらしい。
私たちは逆コースだと話をすると「楽な道を選んだな」と言われてしまった。
先客の出発準備まで、ヒュッテの外でそれぞれくつろぐ。
水場もとうとうと澱みなく流れ、顔を洗ったり気持ち良い。

にぎやかな出発を見送りながら、ヒュッテ入口のヘビ情報を教えてもらう。
以前より、泉山ヒュッテに住まうヘビの話は度々出ており、この山の常連。
話を聞き、ヘビが極めてダメな当パーティの女性Tは落ち着かなくなる。
大丈夫、大丈夫とか言いながら、何かの一つ覚えのように、今回もキムチ鍋。
もう一人の男性Sも、ソーセージやマンゴーなど色々持ってきており、盛大な宴会になる。

満腹にもなり、のんびりしたところで出発準備なのだが、とりあえずヒュッテが汚れている。
そこらじゅうがゴミやほこりだらけで、とても残念な感じになっている。
4人がかりで納得するまで大掃除、かなりきれいになったと自画自賛。
久しく見てきたヒュッテだが、今回の汚れ方はかなりひどかったように思う。
みんなの大切な施設、「来た時よりもきれいに」を合言葉に利用してゆきたい。

ヒュッテ前で記念撮影し、ヒュッテ裏の急登を井水山へ登る。
一息で井水山に到着、昼下がりの好天に好展望、心地よい風が良い。
井水山にザックを置き、空身でのぞき岩へ下る。
4人でそれぞれ抜群の高度感をしばらく堪能、自然のすごさを体感。
のぞき岩に立つと、遥か眼下にホオノキの巨大な花が眺められる。

<下山路>
井水山山頂へ戻り、福ヶ乢へ向け縦走路を南へ下山開始。
天気は益々良好で、素肌にじりじりと日焼けしている感じがある。
ほとんど咲いていなかったベニドウダンが、南斜面には比較的多く咲いている。
花はそれほど見られないかも思っていたが、道中色々と楽しめている。
特にマムシグサの満開時期のようで、これほどの花数は初めて出会う。

福ヶ乢を越え、沢の音が聞こえだすと空気がひんやりと気持ち良い。
沢や雑木林に木漏れ日が注ぎ、足を止めてはしばし眺める。
このところ雨は降っていないのに、沢の水はとても豊富だ。
この水はどこに溜まっているのだろうか、自然の摂理は深い。
快調に高度を下げ、植林の道を下り林道に出会う。

泉岩神社までは、広い車道林道下る。
泉神社に参拝し、参道を散策しながら駐車場まで歩く。
にぎやかに車中で話しながら、笠菅峠に置いた車を取りに行く。
帰りに寄った道の駅のスズノコ300円を見て、スズノコ山が恋しくなる。

この山行の翌日、岡山県は全域梅雨入りとなる。
運良く、春の最後の日に良い山歩きができたように思う。


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<出会えた花 [順不同]>
タニウツギ コガクウツギ ウツギ ミツバツチグリ サラサドウダン ベニドウダン タンポポ ヤマツツジ ウマノアシガタ キンラン コケイラン ニガナ ヤブデマリ イワカガミ 白花イワカガミ ホオノキ コナスビ ウワバミソウ ミヤマキケマン シロバナヘビイチゴ コチャルメルソウ ショウジョウカマ ホウチャクソウ タニギキョウ マムシグサ チゴユリ スミレ3種 フタリシズカ アザミ などなど

<コースタイム>
笠菅峠駐車場8:38-笠菅登山口8:49-中国電力反射板9:45-10:29泉山山頂11:17-11:35中央峰11:38-11:55津山高校ヒュッテ13:51-13:59井水山(のぞき岩)14:25-福ヶ乢15:01-Aコース登山口15:38ー15:55泉神社16:00-16:05神社駐車場

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