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1からやり直しTOEIC試験150点アップ実況中継

ある大学で50名の学生にTOEIC講座を担当。たった15日の講座で平均150点の成績upを果たした。その学習法を実況中継

写真描写問題について その2 進行形の例

2006-04-13 08:21:07 | 写真描写問題 実況中継

[2] 進行形のパターンでの出題例
以下にあげたものは、私がTOEIC講座で使っている文例です。主体(主語)がどんなものでも、その状態、つまりここでは進行形ですから「~しながら」といった意味となります。

  例 The man is acquiring fresh fruit from a vendor.
   その男性は存在する 商人から新鮮な果物を買いなから

  (1) acquiring fresh fruit from a vendor
    商人から新鮮な果物を買っている
  (2) admiring the sculpture
    彫刻をほめたたえている
  (3) adjusting the passenger's seat belt
    乗客のシートベルトを調節している
  (4) attending a party
    パーティーに出席している
  (5) baking cookies
    クッキーを焼いている
  (6) bending over the sidewalk
    歩道にかがみ込んでいる
  (7) blocking the door
    ドアをブロックしている
  (8) boarding the helicopter
    ヘリコプターに乗ろうとしている
  (9) building a fence
    垣根を作っている
  (10) building with wood
    木で造っている
  (11) camping beside the truck
    トラックのわきでキャンプしている
  (12) carrying a watch case
    懐中時計の側(がわ)を持っている
  (13) carrying a shopping bag
    ショッピングバッグを持って歩いている
  (14) carring one's bike
    自分の自転車を運んでいる
  (15) changing the oil
    オイル交換をしている
  (16) chasing each other (They are)
    追いかけっこをしている
  (17) chatting with two women
    二人の女性とおしゃべりしている
  (18) chopping wood for a fire
    火にくべるために薪を割っている
  (19) cleaning the blinds
    ブラインドの掃除をしている
  (20) climbing in to the truck
    トラックに乗ろうとしている

  carry a bag        バッグを持ち運ぶ
  carry a bag on one's back 袋を背中に背負う
  carry a bag on one's shoulders 袋を肩に背負う
  carry a book under one's arm 本を小わきにかかえて行く
  carry a child on one's back 子供をおぶって行く
  carry an umbrella      傘を持ち歩く
  carry cement up on one's back 背中にセメントを背負って運ぶ
  carry stones        石を運ぶ

(もの主語のもの)
  (1) The car is approaching the toll booths.
    車が料金所に入ろうとしている
  (2) The flowers are blooming,
    花々が咲いている
  (3) The flags is blowing in the wind.
    旗が風になびいている
  (4) The wind is blowing the building.
    風が建物を吹きつけている
  (5) The poles are bouncing around.
    ポールが揺れ動いている

「対策はこうだ」と言っても、現実にどれだけの出題例を効果的に学生たちに示せるか、教える立場の人間にとっての課題です。でもこの写真描写問題に登場する動詞は、はっきりと人などの動きを表すものに限られているので結構限られています。

写真描写問題について その1 形容詞の例

2006-04-13 08:18:50 | 写真描写問題 実況中継

[1] 形容詞での出題例
「~は、どんな存在だ」ということです。

   The car is empty.
   車は存在する 空の状態で
   車には誰も乗っていない

  (1) The car is empty.
    車には誰も乗っていない
  (2) The phone is busy.
    電話が話し中だ
  (3) The doors are not open.
    ドアは開いていない
  (4) The sky is cloudy.
    空は曇っている
  (5) It is very cold outside.
    外はとても寒い
  (6) Their dark glasses are expensive.
    彼らのサングラスは高価だ
  (7) That food stand isn't very busy.
    食品のスタンド・売店はあまり混んでいない
  (8) The cast is black and white.
    鋳型は白黒だ
  (9) The booths are all open.
    ブースはすべて開いている
  (10) The windows are open.
    窓は開いている
  (11) The pond is empty.
    池には水がない
  (12) The traffic is very heavy.
    交通量がとても多い
  (13) The fence is round.
    フェンスは丸い
  (14) The street is very wide.
    この通りはとても広い
  (15) The clothing store is open for business.
    衣料品店が営業中だ
  (16) The road is narrow.
    道は狭い
  (17) The plate is full of food.
    皿は食べ物でいっぱいだ
  (18) The parking lot is almost full.
    駐車場はほぼ満車だ
  (19) The signs is hard to see.
    掲示板は見えにくい
  (20) The play is open to the public.
    その劇は一般に公開されている

形容詞はたくさんありますが、当然ですが心理的なことを表すものは発音の引っかけ問題で登場するくらいで、あまりありません。つまり出題は「目に見えるもの」に限られ、私のTOEIC試験講座用のデータベースでは以外に少ないです。

写真描写問題について その1

2006-04-13 08:15:52 | 写真描写問題 実況中継

LISTENING COMPREHENSION
PART Ⅰ 写真描写問題(20問) 対策- One picture
TOEIC試験対策用の本には、だいたい以下のようなことが述べられています。

《対策》
音声が流れる前に、写真からどれだけの情報を読みとれるかがポイント。
 1.写真に現れている人や物の「位置関係」を聞き取る
  in front of, in the middle of, side by side, in a row ,
  in the ground, in a rack, in the lobby, near the curtains,
  on the floor, on the edge of ~, beside ~, on the roof,
  on the bench, in the hall, at home, on the train,
  on the right, behind the castle, on horseback, under the bridge,
  in a line, on the curb, on the road, in the grass, around the room,
  on the desk, on the stairs, down the street, etc.

 2.写真に現れている人や物の「動作(動き)」を聞き取る
  turning, writing, running, making a telephone call

 3.写真に現れている人や物の「状態」を聞き取る。
  full of, crowded, congested,
  The traffic is heavy. 交通は渋滞しています

 4.類語に注意する。たとえば、写真に車=carが写っていても、選択肢の音声ではautomobileと表現されるかもしれない。
  bus - car - cab - taxi - vehicle - automobile

 5.聞き違いを想定して作られた問題が多いことに注意。類似音の単語。
  cars - cards, ship - sheep, sing - swing


写真描写問題では、写真の情景から回答を得るからおのずと出題文は次のようなものとなります。
  1. 現在進行形の文
  2. There is[seems) ~の文
  3. 受身形の文
  4. be動詞+形容詞/名詞の文
  5. 一般動詞の文では動詞の種類が限られますが、比較的むずかしい単語が使われます。(この場合500点以上の実力が試されます)
  例shade,abound,converse,occur,wait,reveal,prevent,surround,
    have, display,jostle,extend,peruse,etc.

この出題形式に対する対策は、進行形の文を例にすると、丸ごと一文を丸暗記しないで、主語フレーズと動詞フレーズを別々にデータとして蓄えることです。つまり次のような文では「その女性」という部分と「紙を破っている」という行為を分けてデータとして蓄えることが必要です。つまり音声が流れてきたら、その主体は何か、そしてそれに続く状態などに耳を傾けるトレーニングをしておくことです。
教育文法では、進行形を「be動詞+現在分詞」などと教えていますが、これでは英語を話せないし、リスニングもできません。be動詞は「存在」を表し、The man is(ザマンニィズ)と言われたら、「男性は存在するんだ」、そしてそれはどんな状態だと耳を傾けることです。ちなみにthe manのnは、ネイティブは「ンヌ」であり、次のisのiにつながります。nは「ン」ではないことに注意してください。

  The woman is tearing the paper.
  その女性は紙を破っています

  主語フレーズ---The woman is
  動詞フレーズ---tearing the paper

こうしてデータを蓄えておけば、実際の出題で主語がThe manとなってもThe young womanとなっても、あるいはThe man on the benchとなっても対応できます。

  The woman is tearing the paper.
  その女性は
  The young woman is tearing the paper.
  その若い女性は
  The man is tearing the paper.
  その男性は
  The man on the bench is tearing the paper.
  ベンチに座っている男性は
  The man sitting on the bench is tearing the paper.
  ベンチに座っている男性は
  The man on the left is tearing the paper.
  左側にいる男性は
  One of the men is tearing the paper.
  男性の一人は
   etc.

つまり、一文を丸暗記してもほとんど役に立たなく、主語を変えると何通りもの文ができあがり、それだけ具体的な問題に対応できます。逆に、tearing the paperをreading a letterに変えると様々な表現ができます。

  The woman is reading a letter.
  The young woman is reading a letter.
  The man is reading a letter.
  The man on the bench is reading a letter.
  The man on the left is reading a letter.
  One of the men is reading a letter.
etc.

以上、進行形の例で説明しましたが、このことはすべてにおいて大切なポイントとなります。

TOEIC試験実況中継について

2006-04-13 08:07:49 | TOEIC試験実況中継について


私は、長年予備校で教え、現在は大阪府の外郭団体である大阪府経営合理化協会からのTOEIC試験対策の講師をしています。様々な大学に派遣されてTOEIC試験対策講座を担当していますが、学生たちが四苦八苦している様子を見るにつけ、彼らのスコアアップに努力してきました。
そんな中、大阪にある、ある大学で講座を担当し受講生が45人程度でしたが、たった15日、1日に3時間教えて、直後に行なわれたTOEICの本番テストで平均点で150点のスコアアップを獲得させることができました。彼らのスコアーはだいたい200点の後半から、500点前後でした。
講座の終了後には、彼らからアンケートをとりますが、もちろんこの段階では本番テストを受けていないのですが、彼らの多くは「やっと英語というものがわかった」、「イディオムって丸暗記ではないのですね」、あるいは「これでこれからのTOEIC試験への展望ができた」といった感想を寄せてくれました。
もちろん私が担当したすべての大学で、150点のスコアアップという成果を得たということではありません。しかし私が担当した学生たちの大部分がある程度のスコアアップを果たし、何よりうれしいことに、口々に「これで英語が話せる」といった感想を得ていることです。

私は、教育文法こそが「日本人を英語音痴にしている元凶だ」と考えます。あれだけ学校時代に英語を学んでいながら、ちょっとしたことも英語で話せないというのはまったく異常なことです。文法的に少しは間違っていても言いたいことは言えるやはり英語を第二言語とする人たちと比べたら、まったくおかしなことだと思います。

私が講座を担当するときは、いつも学生たちに言うことがあります。それは「まず、君たちが学校時代に学んだ読解のための文法理論(教育文法)は捨てなさい」ということです。英語は英語の発想でとらえないといつまでも、スコアアップなどできません。私が提唱するファンクションメソッドは、「あくまでも行為や状態をひとまとまりのものとしてとらえなさい、と言うことです。この視点を持つことによって、英語の発想を身につけることができるし、重要なことはそれが「ことば」として定着・蓄積できるということです。

かつて教えた学生が今でもメールをくれることがあります。もちろん海外に駐在したり、社会人として活躍していますが、彼らの中には、その後のTOEIC試験のスコアを誇らしげに報告してくれるものがいます。英語というものに対する「取り組み方」、あるいは「しくみ」を理解したら、新たに覚えたことばがどんどん自分の言葉として定着・蓄積していくものだということを彼らは体験したと言えるでしょう。

私の指導法の特色の一つは、学生たちに「どれだけ多くの文例体験させるか」ということです。例えば、「これらの動詞は、動名詞を目的語をとる」と説明し、finish, enjoy, give upなどとあげ、文例を2、3あげて後は「自分で学習しなさい」ということは、ほとんど効果がありません。そう教えたところで、彼らは文法書を見たり(これでもあげられている文例は少ない)か、辞書で見ることくらいです。しかし私は、それではいつまでも効果がないと思います。中途半端な学習はいくら続けても中途半端なものです。少し手前味噌になりますが、私は、私が制作したEnglish Trecking教材からその部分をプリントアウトし、宿題として生徒たちに渡しています。このことは、イディオムの学習でもまったく同じです。come outならcome outの50くらいの文例をプリントアウトしています。

私にとって理想的な学習法は、PCを利用することによってとっさに様々な文例を目にしたり、プリントアウトできることです。私とPCとの付き合いは、まだ8ビットのPCで、PCには漢字も出ない、プリントアウトはカタカナの時代でした。その時代からPCによる学習の完成を目指してきました。

それが今、ブログによって「実況中継」が可能となったことをとてもうれしく思います。