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1からやり直しTOEIC試験150点アップ実況中継

ある大学で50名の学生にTOEIC講座を担当。たった15日の講座で平均150点の成績upを果たした。その学習法を実況中継

■英語は物の外形を重視して名前をつける

2006-04-13 10:35:10 | 基本語彙・文法

(1) 英語は物の外形を重視して名前をつける

単語を理解するときは、英語の「物の外形を重視して名前をつけるクセ」を利用するといい。

  [line]
  「ひも」 →綱、針金、釣り糸(fish line)
   ↓  She hung the washed clothes on the line.
      彼女は綱に洗濯物をつるした(干した)
  「線」  →筋、直線
   ↓ Draw a line from A to B.
      AからBまで直線を引きなさい
  「電話の線」
   ↓ The line is busy.
     電話は話し中です(米)
  「列」  →行列
   ↓ They were standing in a line.
     彼らは1列に立っています
  「(文章の)1行」 →(詩や手紙の)1行
   ↓ Drop me a line.
     手紙をください
  「((列車、バスなどの路線」→線路、航路
   ↓ a regular line to New York.
     ニューヨークへの定期路線
  「((活躍・商売の)方面」 →職業、好み、得手、専門
     Driving a car is not my line.
     車を運転するのが私の好みではない、
     What line of business are you in?
     あなたはどういう方面の仕事をなさっておいでになりますか?

(2) 冠詞次第で意味も変わる
■ a, anをつけるかどうかは絵に描けるか翔ないか描けないかの判断

もの・こと
  「絵に描ける」「目で追える」→ a, anをつける
    有形物 a sushi, a rabbit, a pig

  「絵に描けない」「目で追える」→ a, anをつけない
    物質そのもの water, rabbit, pork
    無形物 love, peace

つまり、aやanは、「とあるひとまとまりの個性を持ったもの」という方判断の元に使われることばで、寿司やウサギや豚は「絵に描ける」が、水、ウサギの肉、豚肉、愛、平和などの絵は描けないとということです。さらに説明すると、水や肉、豚肉は「どこを切っても」、水、肉、豚肉ということも言えます。

■抽象的なモノや行為も「ひとまとまりのもの」と価値判断する場合
以下にあげたのは、walk, look, dreamなどの動詞にaをつけて「ひとまとまりの行為」を表現する例です。生の英会話ではこのような表現が多用されることに注目してください。

  have a walk  散歩する  have a look  見る
  have a dream 夢を見る  have a rest   休憩する
  have a drink  飲む    have a fight  けんかする

  I have a walk every morning.
  私は毎朝、散歩をします
  I had a bad dream.
  私は悪い夢を見ました
  You are a great help to me.
  あなたのおかげでずいぶん助かっています
  It's a pity.
  残念です
  She has a good knowledge of computers.
  彼女はコンピュータのことをよく知っています
  He is a man with a love of music.
  彼は音楽が大好きな人です

■無冠詞は人格・本質・物の効用を表す
以下のwaiter, mother, Tom, life, schoolにはa,やanがついていないことに注目してください。

  Waiter, give me beer, please.
  ウエイター、ビールをください
  Mother is cooking.
  母親は料理しています
  Tom is sleeping.
  トムは眠っています
  Life is hard.
  人生は厳しい
  She is at school.
  彼女は授業中です

一方、同じ名詞にa,やanがついている例を見てください。

  There is a waiter in the restaurant.
  そのレストランにはウエイターが一人います
  A mother is standing over there.
  母親が一人あそこに立っています
  A Tom is sleeping.
  トムという人が眠っています
  There is a school in this town.
  この町には学校が一つあります

■無冠詞表現が多い「前置詞+名詞」
以下のように、例えばschoolは「学校の建物」という意味ではありません。「学校の建物」は絵に描けますが、「授業」はものごとの本質、効用を表し絵に描けないものです。

  She goes to school.
  彼女は通学しています
  She is at school.
  彼女は授業中です
  She comes from school at five.
  彼女は(毎日)5時に学校から帰ってきます

  to/at/from university, college
  to/at/in/into/from church
  to/in/into/out of bed, prison, hospital
  to/at/from work
  to/at tea
   

名詞のはたらき その1

2006-04-13 09:53:56 | 基本語彙・文法

1.名詞のはたらきとはこんなこと

(1) 物の外形と英語の表現

■headは「頭」という意味なのか?
あなたは次の2つの英文が訳せますか?
  (1) The eyes in his head see the world spinning round.
  (2) Don't put your head out of the window.

たぶん(1)は、「「彼の頭の目は、地球がスピンして回っているのを見ている」、(2)は、「窓からあなたの頭を出さないでください」と訳したものの、「ええー?」と思われた方は多いと思います。
(1)の文は、ビートルズのA fool on the hill(丘にいる愚か者)という曲名にある歌詞です。皆さんがそう訳したのも無理はありません。この訳詞を担当した人も同じように訳していました。しかしよく考えてください。「頭に目がある」人ってもしかして、化け物なのでしょうか。これはhead=「頭」と覚えてしまった人がおかす間違いです。英語ではheadは、首から上全体を表します。だからheadに目が合ってもなんら不思議でないし、また(2)の「窓から頭を出さないでください」というのも合点が行くと思います。日本語では「首を出さないで」となりますが、your neckとなると、これこそ首長の化け物ということになります。

■ waterよ、お前もか?

まず、waterを英英辞典でひくと次のように説明されています。
Liquid without color, smell, or taste, formed of hydrogen and oxygen,
changed by heat into steam and by cold into ice.
  「水とは、色も臭いも味もなく、酸素と水素でできていて、熱によって水蒸気に、冷たさによって氷に変化するもの」

ところが、以下のように同じwaterに、様々な名詞(語)をつけてなければ日本語の「冷水」「熱湯」という表現はできません。

  cold water   冷水
  hot water    熱い湯、湯
  boiling water  熱湯、沸騰している湯
  boiled water  温められた湯、湯冷まし
  fresh water  真水

つまり、ホテルなどで「ラーメンの水をください」は、Give me some boiling water.とかMay I have some boiling water?と言わなくては、冷たいラーメンを食べることになります。

■名詞は基本的な意味でとらえる
英語は「物の外形を重視して名前をつけたり物を分類する」言葉で、日本語は「用途ごとに名前が変わる」言葉であることを知っておいてください。

  Use your head.      頭を使え!
  the head of a hammer   ハンマーの頭
  the head of a department  部長
  He is at the head of the class.  彼は主席だ

WORD BUILDING ●headを使った造語の例

  a headache  頭痛
  a headband  鉢巻き
  a headboard  (ベッドの)頭板
  a head cold  鼻風邪
  a headdress  頭飾り
  a headgear  かぶり物、帽子、ヘッドギアー
  a headhunter  人材スカウト係
  a headlamp  ヘッドライト=a headlight
  a headland  岬、突端
  a headline  (新聞などの)見出し

   Here is the news. First, the headlines ---
   ニュースを申し上げます まず主な項目は---

  a headmaster   校長
  a headmistress  女性の校長
  headphones  ヘッドホン
  a headstone  墓石
  headwork  頭脳労働 *aがついていないことに注意してください。
  

WORD BUILDING [2] 名詞を作る

2006-04-13 09:16:34 | 基本語彙・文法

WORD BUILDING [2] 名詞を作る

動詞や名詞にer, or, istをつけると「いつもそんな行為をしている人」の意味となります。
 (-erをつけるもの)
  speak  → speaker    dance  → dancer
  drink  → drinker    keep  → keeper
  paint  → painter    sing  → singer
  eat   → eater     talk  → talker
  travel → traveler    trip  → tripper
  talk  → talker     smoke → smoker
  read  → reader     teach → teacher
  lead  → leader     garden → gardener
  employ → employer    swim  → swimmer
  run  → runner      begin → beginner
  manage → manager    listen → listener 

 (-orをつけるもの)
  act  → actor      edit  → editor
  sail → sailor      translate → translator
  credit → creditor    educate  → educator

 (-istをつけるもの)
  violin  → violinist  piano  → pianist

 (変わらないもの)
  cook  → cook  guide  → guide

 (また動詞ににeeをつけると、erをつけたものの反対の意味、つまり「ある行為をされている人」の意味となります。)

  employ → employee  commit  → committee
        雇われる人        委任を受けた人(委員)
  payer  → payee    examine → examinee
        支払いを受ける人     試験を受ける人(受験者)  
 

WORD BUILDING [1] 形容詞を作る

2006-04-13 08:53:23 | 基本語彙・文法

■WORD BUILDING [1] 形容詞を作る

動詞や名詞にfulやlessを付けると形容詞になる場合があります。fulの意味は「いっぱいだ」「満ちている」、lessは「欠けている」という意味です。

  use   → useful    → useless
  power  → powerful   → powerless
  care   → careful   → careless
  doubt  → doubtful   → doubtless
  thought → thoughtful  → thoughtless
  pain   → painful   → painless
  hope   → hopeful   → hopeless
  help   → helpful   → helpless
  spoon  → spoonful
  mouth  → mouthful
  wonder  → wonderful
  thank  → thankful

他にも、yやicやalなどを名詞に付けて形容詞にするものもあります。yは「~模様だ」「~っぼい」、icは「~的だ」「~に関する」、alは「~の性質を持っている」などの意味です。

  rain → rainy    cloud → cloudy
  snow → snowy    sun  → sunny
  sleepy → sleepy  friend  → friendly

  base  → basic   hero  → heroic  academy → academic

  form → formal   try  → trial   politics → political

また、形容詞の中にはim, in, unを付けて、反意語をを作ることがあります。これらは英語の造語法ですが、私たちにとっても増語法となります。

  (imをつけて)
   patient → impatient  perfect → imperfect
   polite → impolite   possible → impossible

  (inをつけて)
   active → inactive    considerate → inconsiderate
   efficient → inefficient  elegant   → inelegant

  (unをつけて)
   available → unavailable  comfortable → uncomfortable
   conscious → unconscious  clouded   → unclouded
   lucky   → unlucky    happy    → unhappy
   necessary → unnecessary  reliable  → unreliable
   spoiled  → unspoiled  

新TOEIC試験とは

2006-04-13 08:52:27 | TOEIC試験実況中継について

新しいTOEIC試験について

(財)国際ビジネスコミュニケーション協会のHPをごらんください。
サンプルも入手できますよ。
http://www.toeic.or.jp/toeic/new/

第122回公開テスト(2006年5月28日実施)よりTOEIC(R)テストをリニューアルされます。
※新TOEICテストの団体特別受験制度(IP:Institutional Program)におけるご利用は2007年度以降になるということです。

以下は、(財)国際ビジネスコミュニケーション協会のHPからの抜粋です。

新TOEIC(R)テストに関する問題形式の変更点

リスニング セクションの変更点
 1. 新TOEICテストではパート1の写真描写問題を削減。
 2. パート3、パート4の設問の音声化(テープによる読み上げ。設問は印刷もされている)。
 3. パート3、パート4では各会話やトークなどに対して設問を3問ずつ設定。
 4. 米国・英国・カナダ・オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音を採用。各発音の出題の割合は25%ずつ。

リーディング セクションの変更点
 1. 現行TOEICテストのパートVIを削除。*今まであった誤聞訂正問題が削除されます
 2. 新TOEICテストのパート5は短文の中の空所に単語を補充。パート6では長文の中に複数ある空所に単語を補充。
 3. 新TOEICテストのパート7では2つの文書を読んで設問に答える問題を追加。

これまでと同じ点
 1. 問題はリスニングセクション(45分間・100問)と、リーディングセクション(75分間・100問)からなり、2時間で200問に答えます。
 途中、休憩はありません。
 2. リスニングセクションはテープに吹き込まれた会話やナレーションを聞いて設問に答えます。リーディングセクションは印刷された問題を読んで設問に答えます。
 3. リスニング5点~495点、リーディング5点~495点、トータル10点~990点のスコアで5点刻みで表示します。
 4. テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
 5. マークシート方式の一斉客観テストです。
 

写真描写問題について その7 一般動詞のもの

2006-04-13 08:37:34 | 写真描写問題 実況中継

[7] 一般動詞現在形の文例
写真描写問題の基本はbe動詞の文にあります。しかし一般動詞を使った文もけっこう登場し、それも少しむずかしい動詞を使ったものが多いです。

 (ひと主語のもの)
  (1) The man has his hands at his side
    男性は手を脇腹に当てている
  (2) The child has her hand on her head.
    子どもは頭に手を乗せている
  (3) The woman has black pads on her knees.
    女性はひざに黒い当て物をしている
  (4) They have an exhibition inside.
    彼らは屋内で展示会を開いている
  (5) The tourist stands by oneself.
    旅行者が一人で立っている
  (6) She utilizes a fax machine.
    彼女はファックスの機械を利用している
  (7) She inserts data through a keyboard.
    彼女はキーボードでデータを書き込んでいる
  (8) She manipulates a computer mouse.
    彼女はコンピュータのマウスを巧みに操作している
  (9) He possesses a soccer ball on a playground.
    彼は運動場でサッカーボールを持っている

 (もの主語のもの)
  (1) The van has two flat tires.
    バンは二つのタイヤがパンクしている
  (2) The birches have no leaves.
    かんばの木には葉がない
  (3) The bus has two stories.
    そのバスは2階建てだ
  (4) The pier has many sturdy ships.
    桟橋には頑丈な船が多数係留されている
  (5) The museum has many attractions.
    美術館には興味深い展示品が多数ある
  (6) Flowers adorn the wall engraved with words.
    言葉の刻まれた壁に花が飾られている
  (7) Flowering shrubbery inhabits the garden.
    花の咲いている低木の植え込みが庭に存在している
  (8) The stairs curve to the right.
    階段は右側に曲がっている
  (9) The stairs lead to the kitchen.
    階段は台所に続いている
  (10) The stairs lead up to three doors.
    階段が3つのドアに続いている

写真描写問題について その6 動詞seem

2006-04-13 08:36:27 | 写真描写問題 実況中継

[6] 動詞seemを使った文例
seemは、「推測」を表し、「~そうだ」「~のようだ」といった意味で使われます。
写真を見て、事実はどうかわからないが、「~そうだ」と推測する場合に使われます。原則として「seem to+原形動詞フレーズ」のパターンで使われますが、形容詞や名詞の場合は(1)(2)や(4)のようにto beが省略される場合が多いです。

  (1) The baby seems (to be) afraid.
    その赤ん坊は怖がっているようだ
  (2) The baby seems (to be) asleep.
    その赤ん坊は眠っているようだ
  (3) He seems to be in pain.
    彼は苦しそうだ、痛そうだ
  (4) He seems (to be) a photographer.
    彼は写真家のようだ
  (5) It seems to be cold out there.
    外は寒そうだ

以下は、There is(are) ~の文が、seemに変わった文例です。
  (6) There seems to be a boat on the lake.
    湖上にボートが浮かんでいるようだ
  (7) There seems to be environmental destruction.
    環境破壊があるようだ
  (8) There seems to be a bridge on the rivers.
    川に橋が架かっているようだ
  (9) There seems to be an old castle in the town.
    その町には古い城があるようだ
  (10) There seems be no clouds in the sky.
    空には全然雲がないようだ

以下は、seem toが進行形を導いているものです。
  (11) The woman seems to be acquiring fresh fruit from a vendor.
    商人から新鮮な果物を買っているようだ
  (12) The woman seems to be admiring the sculpture.
    彫刻をほめたたえているようだ
  (13) The man seems to be adjusting the passenger's seat belt
    乗客のシートベルトを調節しているようだ
  (14) The woman seems to be baking cookies
    クッキーを焼いているようだ
  (15) The insect seems to be living.
    この虫は生きているようだ
  (16) They seem to be talking about the picture.
    彼らは絵のことを話しているようだ
  (17) They seem to be enjoying a get-together at home.
    みんな家で集まりを楽しんでいるようだ

以下は、seem toが受身形を導いているものです。
  (1) The man seems to be drawn in the water.
    水中でおぼれているようだ
  (2) They seem to be absorbed in their work.
    彼らは仕事に没頭しているようだ
  (3) The woman seems to be seated.
    その女性は座っているようだ
  (4) They seems to be seated around a table.
    テーブルを囲んで座っているようだ

写真描写問題について その5 There is(are)の例

2006-04-13 08:35:11 | 写真描写問題 実況中継

[5] There is(are)~の出題例
先に登場した以下の文はある主体がどんな位置関係にあるかを表現したものです。

   The man is (sitting) on the bench.
   その男性はベンチにいる(座っている)
   The store is (located) by the river.
   その店は川のそばにある(位置している)

一方、Thereを使うと、「ほらそこ」といった意味となり、その具体的な位置関係はon the bench とかby the riverなどのように後ろで説明されます。
つまり「ほら男性が一人いるよ、ペンチに(座っているよ」とか、「ほら店が一軒あるよ、川のそばに」といったイメージです。この場合、「ほら」と強調するからbe動詞が主語の前に置かれます。

   There is a man (sitting) on the bench.
   その男性はベンチにいる(座っている)
   There is a store (located) by the river.
   その店は川のそばにある(位置している)

  (1) There is a cat on the sidewalk.
    歩道にネコがいる
  (2) There are a number of passengers on the boat.
    船には非常にたくさんのお客さんが乗っている
  (3) There is a swan on the lake.
    湖に白鳥が浮かんでいる
  (4) There is a phone on the desk.
    机の上に電話がある
  (5) There are few people on the boat.
    ボートには人がほとんどいない
  (6) There are no women in the room.
    部屋には女性が一人もいない
  (7) There are some boats on the pond.
    ボートが数隻池に浮かんでいる
  (8) There are three people swimming in the pool.
    プールで3人泳いでいる
  (9) There are three doors to the basement.
    地下室に通じるドアが3つある
  (10) There is a gate in the fence.
    垣根に門がある
  (11) There is a motorcycle race.
    オートバイレースが行なわれている
  (12) There is smoke in the air.
    空中に煙がたなびいている


ここでも方位語が活躍しますが、本当にむずかしいのは日本語と英語の発想がこちなることから、(11)の例では「行なわれている」とか、(12)の例では「たなびいている」といった意味となることです。

写真描写問題について その4 方位語の例

2006-04-13 08:33:42 | 写真描写問題 実況中継

[4] 方位語のフレーズでの出題例
方位語とは、方位副詞と前置詞を含めたことばです。TOEIC試験問題のすべての出題形式で問われるのがこの方位語で、これをしっかり身につけなければスコアアップは望めません。例えば、ここでは具体的な位置関係を表すものしかあげていませんが、The man is on the phone.(電話をしている)といった例を出すまでもなく、方位語は様々に使われます。
また、atやonを単に「~に」とか「~の上に」と安易な日本語訳をつけて意味をとらえるのではなく、例えばatは「一点」を表すから、at table(食事中だ)とか、at work(仕事中だ)との意味になったり、onは「密着・継続」を表すから「電話中だ」と言った意味となるとイメージすることが大切です。
また英語には次のようなしくみがあることにも注目すれば、だいたいの意味はとれると思います。sittingが「座っている」との意味だとわからない人はいないと思いますが、たとえsittingがわからなかっても「ベンチにいる」という意味はとれるものです。逆に受身形ではどうでしょうか。

   The man is (sitting) on the bench.
   その男性はいる(座りながら)ベンチで
   The store is (located) by the river.
   その店はある (位置して) 川のそばに

 (ひと主語のもの)
  (1) at the (steering) wheel of the automobile
    自動車を運転している
  (2) at the door of the train
    列車の入り口にいる
  (3) at the door of the train
    列車の入り口にいる
  (4) almost at the bank
    銀行のすぐそばにいる
  (5) be at the sink
    シンク(流し)台のところにいる
  (6) by the bridge
    橋のそばにいる
  (7) under the machine
    機械の真下にいる
  (8) under the taxi
    タクシーの下にいる
  (9) in front of the machine
    機械の前にいる
  (10) in the office 「inは「範囲内」を表す
    オフィスにいる

 (もの主語のもの)
  (1) The feet are against the wall.
    両足は壁に向かっている
  (2) The flags are around the posts.
    旗は柱の回りにある
  (3) The balcony is at street level.
    バルコニーは通りと同じ高さにある
  (4) The deal is at a restaurant.
    その取引はレストランで行われている
  (5) The flags are at the bottom of the poles.
    旗は竿(さお)の最下部にある
  (6) The columns are at the top of the steps.
    柱列は階段の上にある
  (7) The sign is below the machine.
    表示は機械より低い位置にある
  (8) One suitcase is beside the porter.
    スーツケースがポーターのそばにある
  (9) The chair is between the two floor lamps.
    椅子は2つのフロアスタンドの間にある
  (10) The round is by the stone.
    丸いものは石のそばにある


具体的な位置関係を表すために使われる方位語のフレーズは、写真描写問題だけではなく、心理的なもの、類推(メタフォー)として日常会話に多用されます。
よく使われる方位語は数少ないので、ひとつの方位語に焦点を当てて守備範囲、応用範囲をぜひ身につけてください。

写真描写問題について その3 受身形の例

2006-04-13 08:22:50 | 写真描写問題 実況中継

[3] 受身形での出題例
受身形もbe動詞が使われ、もちろん「存在」を表します。進行形は「~のしながらの存在だ」となりますが、受身形は「~されている、~された存在だ」ということになります。ただ、注意したいのは下にあげた「おぼれている」「没頭している」「座っている」といった例を出すまでもなく、受身形はいつも「れる、られる」のイメージではないことです。やはりここでもdrawn in the waterと音声が流れたら、「水中で溺れている」といったイメージをふだんから頭に思い浮かべることです。
   The man is drown in the water.
   その男性は存在する 水中で溺れながら

「存在する」との意味を付けていますが、ようするに「いるんだ」といつたイメージでとらえてください。
また、もの主語の場合は(8)のように主体(主語)も付け加えています。これは人が主体になる場合と比べて、主体と動詞フレーズの結びつきが大きいからです。

   One's backpack is slung over one's shoulder.
   リュックサックは肩に担がれている

(ひと主語のもの)
  (1) drawn in the water
    水中でおぼれている
  (2) absorbed in one's work
    仕事に没頭している
  (3) seated
    座っている
  (4) seated around a table
    テーブルを囲んで座っている
  (5) seen except two golfers (Not a soul is to = can be seen)
    二人のゴルファー以外人っ子一人見えない
  (6) engaged in maintenance work on the bicycle
    自転車の点検作業をしている
  (7) worn out
    疲れ切っている

 (もの主語のもの)
  (1) One's backpack is slung over one's shoulder.
    リュックサックは肩に担がれている
  (2) The bicycle is broken.
    自転車は壊れている
  (3 The cafe is closed.
    喫茶店は閉まっている
  (4) The toy shop is closed.
    おもちゃ屋さんは閉まっている
  (5) The laundromat is closed.
    コインランドリーは閉まっている
  (6) The walk is covered with stones.
    歩道は石でおおわれている
  (7) The steps are covered with ice.
    階段に氷が張っている
  (8) The doors are covered with blinds.
    ドアがブラインドで覆われている
  (9) The man's shorts are checked.
    この男性の半ズボンはチェツク模様だ
  (10) The doors are covered with blinds.
    ブラインドで覆われている
  (11) The walk is cracked.
    歩道にはヒビが入っている
  (12) The lanes are very crowded.
    レーンはとても混雑している
  (13) The market is very crowded.
    市場はとても混んでいる

以下の文例は、「今、~されているところだ」の意味を表します。
「be動詞+being+ed形動詞フレーズ」のパターンとなります。
  (1) The garage is being constructed.
    ガレージは建設中です
  (2) The cart is being attached to the horse.
    馬車が馬につながれているところだ
  (3) The cows is being milked.
    牛は乳を搾られている
  (4) The road is being repaired.
    道路は修繕されている


この受身形での出題される動詞フレーズもけっこう限られています。