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1からやり直しTOEIC試験150点アップ実況中継

ある大学で50名の学生にTOEIC講座を担当。たった15日の講座で平均150点の成績upを果たした。その学習法を実況中継

動詞のフレーズについて

2006-05-12 13:14:52 | [TOEIC試験頻出今日の重要動詞]

私は、TOEIC試験で簡単にスコアアップがはかれるかについて、長年指導してきた体験からやはり動詞の働きや意味についてどれだけ知識が整理されているかが一つのポイントになると思います。
私がいつも指摘しているように、動詞は目的語や補語、あるいは方位語を伴ってフレーズ(意味ある単位)をつくりあげます。今までの英語学習には、この視点が欠けていたから、いつまでも英語がことばとして定着しないのです。ここにTOEIC試験アジア諸国第31位という結果が結びついていると言ってもいいと思います。「助動詞+原形の動詞」「to+原形の動詞」「be+現在分詞は進行形」などと、いくら文法の学習と言っても、およそことばの学習とはかけ離れたものと言わざるを得ません。

そこで、今回のテーマである「動詞フレーズ」ということですが、ポイントは3つあります。
ひとつは、動詞のフレーズには5つのタイプがあることです。

 (1) 動詞によって副詞などを伴うことがあっても単独で使われるもの(V感覚)
   I go there. (私はいつもそこに行く)
 (2) 補語を伴ったり(VC感覚)
   I am happy.  (私は幸せです)
 (3) 目的語を伴ったり(VO感覚)
   I like music. (私は音楽が好きです)
 (4) 目的語を2つ伴ったり(VOO感覚)
   I gave the dog a bone. (私はその犬に骨をあげた)
 (5) 目的語と補語を伴ったり(VOC感覚)
   I will make you happy. (私はあなたを幸せにします)

ただ、このようなとらえ方はいわゆる5文型理論としてありますが、この教え方には大きな落とし穴があります。それは、このような説明において上のようにそのおのおのの代表的な動詞フレーズを紹介していることです。
今までだれも指摘しなかったと思いますが、どうしてひとつの動詞が(1)から(5)の内、どのフレーズとして使えるかについての切り口を持たないのかということです。ここで、English Trecking教材 Fundermental Seriesをごらんください。
クリックしてください。ただし、このブログに戻るには、プラウザの「戻る」にて

まず、左の項目のうち、arrive, build, buy, carryなどをクリックしてください。これらはV感覚か、VO感覚しかないことがわかります。つまりVOO感覚とか、VOC感覚のフレーズにはならないというわけです。

二つ目は、動詞には「よく働く動詞」というものかあります。例えば、helpをごらんください。この動詞にはVOO感覚はありませんが、動詞フレーズの3つの内、原形動詞フレーズとing形動詞フレーズがそれぞれVO感覚として使われることがわかります。
He helped (to) build the boat.
彼はそのボートを作る手伝いをした
I cannot help laughing.
笑わずにはいられない

私は、このような動詞を「よく働く動詞」と言い、それが作るフレーズをファンクションフレーズと呼んでいます。つまり、Speakingでも、Listeningでも、Readingでもそれがひとまとまりの意味を持つものととらえておく必要があります。
他の例として、tryやenjoy,likeなどの動詞フレーズをごらんください。

最後に、「よく働く動詞」ではないが、特にReading場面やListening場面で覚えておかなければ動詞があります。
ここで、English Trecking教材 Essencial Seriesをごらんください。
クリックしてください。ただし、このブログに戻るには、プラウザの「戻る」にて


例えば、coverをクリックしてください。coverは「覆う、包む」という基本的な意味から、以下のような意味に拡大して使われることがわかります。

  (3) ~を隠す、覆い隠す
   Do not try to cover a mistake.
   間違いを隠そうとしてはいけない
  (4) (範囲・問題などを)包含する、包括する、扱う
   The rule covers all cases.
   その規則はあらゆる場合に当てはまる
  (5) (ある距離)を行く[包括する]
   She covered three miles on foot.
   彼女は3マイル歩いた
  (6) (金額などが)~をまかなう[包括する]
   This will cover the expense of my journey.
   この金で旅費はまかなえるだろう
  (7) (新聞・ラジオ・テレビなどが)~を報道する、(事件などを)取材する
   cover a fire for a newspaper
   新聞に火事の記事を書く
  (8) (銃などで)~をねらう[射程内にもつ]
   cover a person with a pistol
   人をピストルでねらう

時間があれば、他の動詞もごらんください。



動詞likeを使いこなそう

2006-05-05 14:17:48 | [TOEIC試験頻出今日の重要動詞]
動詞likeを使いこなそう

likeの基本的な意味は、「好み」です。また「好み」が拡大して、「欲求」を表すことがあります。次の例は、その「欲求」をあらわす表現です。これらの表現では、wouldやshouldがついているのが特徴です。

  I would like coffee. Would you like coffee?
  私は、コーヒーが欲しい あなたはコーヒーが欲しいですか?

like 動詞フレーズパターン
  (A) like+名詞  VO感覚 (256)
    I like cats.
    私はネコが好きだ

  (A") would[should] like+名詞  VO感覚 (34)
    I would like a bath.
    私はフロを浴びたいものです

  (B) like+名詞+形容詞  VOC感覚 (9)
    I like my coffee hot.
    私は熱いコーヒーが好きだ

  (C) likeと方位語が結びついたフレーズ (12)
    I like my coffee with milk.
    私はミルクを入れたコーヒーが好きだ

  (D-1) like+to+原形動詞フレーズ  VO感覚 (8)
    He has a car and likes to drive it.
    彼は車を持っていてそれを運転することが好きだ

  (D-2) like+ ~ing形動詞フレーズ  VO感覚 (47)
    I like traveling.
    私は旅行をするのが好きだ

  (E-1) like+名詞+to+原形動詞フレーズ  VOC感覚 (6)
    I don't like my children to smoke.
    私は自分の子供たちがたばこを吸うのは嫌いだ

  (E-2) like+名詞(目的格・所有格)+~ing形動詞フレーズ  VOC感覚 (1)
    I don't like you [your] going out alone at night.
    私はあなたが夜一人歩きをするのを好みません

  (E-3) like+名詞+~ed形動詞フレーズ  VOC感覚 (3)
    I would like the eggs boiled.
    私はこの卵はゆでてもらいたい

        「English Trecking教材」Vol.3より抜粋

TOEIC試験の文法書でも、あるいは学校で学んだ文法も文字通り文法を教えるだけで、英語を「人間のことば」として教えないから、いつまでも英語がことばとして定着しないのです。
例えば、likeと言えば、中学英語での会話用文型として、What do you like?、あるいはWhat animals do you like?などと登場します。あるいは例のWould you like ~?がていねいな表現とし登場し、そして中学二年くらいになると、like+to不定詞とか、like+動名詞などの文法用語で再登場します。さらに他の文型は読解用の文型となるわけです。
私はここでこれらの文型の一つ一つを説明しません。
ここでは、ことばの学習というものは、どれだけ関連づけて学習するかにかかっているかについて述べたいと思います。

likeは、to+原形動詞フレーズとing形動詞フレーズを導きますが、finishは「~を終える」という意味で、ing形動詞フレーズしか導きません。
だすら試験ではそれが問われます。
  finish

またI would[should]で「~がほしい」とていねいな表現ですが、wantを使うと直接的な表現となり、needは「必要だ」という意味ですが、しくみはよく似ています。
このwantやneedがing形動詞フレーズを導くと「欠けている」といった意味になります。
  want, need

want toが「~をしたい」ということで、それに「願い」を表すwishとなると「できたら~したい」といった意味にもなります。
  wish
あるいはwantの「~がしたい」なら、mean, intendを使うと「~するつもりだ」といった意味にも拡大します。これらはto+原形動詞フレーズを導きます。
  mean, intend

これがEnglish Treckingです。

今回は、Sample画面で学習してください。以下をクリックし、画面の右の項目にあるlike, want, finishをクリ, need, wishなどをクりックしてください。
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[TOEIC試験頻出今日の重要動詞]enjoy

2006-05-05 14:01:08 | [TOEIC試験頻出今日の重要動詞]
動詞enjoyを使いこなそう

[解説]
enjoyの意味はさほどむずかしくありません。「~して楽しむ」というのが一般的ですが、「楽しく~する」ととらえる場合もあることに注意してください。

enjoyの動詞フレーズパターン

  (A) enjoy+名詞 VO感覚 (48)
    They enjoyed a break.
    彼らは楽しく休憩した

  (B) enjoy +ing形動詞フレーズ VO感覚 (42)
    I sometimes enjoy angling.
    私は時々釣りを楽しむ

  (C) enjoyと方位語が結びついたフレーズ (18)
    We enjoyed our stay at his house.
    私たちは楽しく彼の家で滞在した

(enjoyの動詞変化)
  現在形   過去形   原形    ~ing形  ~ed形
  enjoy(s)  enjoyed  (to) enjoy enjoying  enjoyed

        「English Trecking教材」Vol.3より抜粋

毎日、一つの動詞に焦点を当てて、その守備範囲と応用範囲を着実に身につけていく、これが本当の英会話学習法です。
この「English Trecking教材」Vol.3は、日常会話に頻繁に使われる動詞ばかりですが、このenjoyは文法では、enjoy+ing形として、「動名詞を導く動詞だ」と学習するものです。でもことばとしては、「何かを楽しむ」ということで、ネイティブは具体的などんなことをenjoyいるのか、ととらえてみると、それがangling(魚を釣ること」、swimming(泳ぐこと)、あるいはreading a book(読書すること)、taking a nap(昼寝をすること)などが想像することは簡単ですね。
またenjoyの動詞フレーズに様々なファンクションフレーズがついて様々な表現となるのを体験したりすることもできます。
さらに、この画面をA4用紙に2ページのプリントアウトすると、あなたの1日分の学習ノルマになりますよ。
さらに大事なことは、このenjoyが導くanglingなどの動詞フレーズを覚えていたら、それがさらにlikeの動詞フレーズにつながります。それじゃ今日は時間があるからlikeも学習してみるか、とこれが効果倍増の学習法ということになります。
私が、English Treckingと名づけたのは、その道案内をこのブログですることだと考えています。

今回は、Sample画面で学習してください。以下をクリックし、画面の右の項目にあるenjoyをクリックしてください。
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