チリの八甲田山事件

チリ陸軍真冬のアンデス山脈で行軍中を強行し死者多数こう聞くと思い出すのはやはり日本の八甲田山事件です。八甲田山事件については映画にもなっていますが、こちらに大変詳しくまとめてあります。
こうしてみると八甲田山死者200人、世界最大の山岳遭難事件とされている理由が分かります。
今回のチリの事件、結構軍の暴走が理由なのかはっきりした理由が分かりません、
＞兵士数百人に避難所を離れて行軍するよう命じた上官の責任であることを認めた
数百名の兵士を行軍させているのです。こんな少ないはずもないかと思われますが・・・とりあえず死者は行方不明者も含めて40名程度と発表していますがこの調子だともっと増えそう、八甲田山事件の際は遭難日一月末に対して最後の遺体を発見したのが五月末、五ヶ月かかっていることを考えると発表の五倍以上の死者は覚悟せねばならないと思います。
上官二人が解任、喪に服すなど責任は取っていますが原因はどこに・・・
とりあえずまだ情報が少ないのでなんともいえませんが多分この二つぐらいのうちどっちかだと思います。一つは気温に対する目論見違い、もう一つは上官の暴走、（精神論の好きな上官とか、未熟な上官とか）どちらにせよ大きな事故です。八甲田山事件は三年がかりの計画ということでしたが、当日旭川で－40.1度を記録するほどの寒さなど予想の範囲を超えたことが多かったなど不運も多かったと思います。
しかしチリで雪山登山行軍訓練・・どこの国に対する訓練なのか気になるところですが・・・＾＾；