2011年度の卒団式がありました。今年の卒団生は14名。この学年の子達がスクールが始まっての1期生となり、この後10名以上の入団が4年連続続いていることになります。
今日は東日本大震災の日でもあり、卒団式も黙祷を捧げてから行いました。サッカーができる、生活できることに感謝し、今の幸せを感じることができる日になってほしいとも感じます。
3年生以上全員で円陣を組み、団結を確かめてのスタートでした。
6年生相手にゲームを行い、どの学年も6年生への恩返しとばかりに、得点をとったり、必死に食らいついたりのゲームとなりました。後輩達の必死な粘りに6年生も必死にゲームを行い、城東ふなつきFCらしい全力を尽くしたゲームとなっていました。
6年生達は3年生からサッカーを始めた選手が多く、はじめは本当にゲームができず、今日の3年生が6年生をかわす場面ゴールに迫る場面などきっとできないことだったと思います。しかし、4年を経て、今年度1年間で県大会出場やカップ戦での上位進出を成し遂げるほどとなり、本当に技術が高くなったと振り返ることができました。
後半の卒団式の前に、2年の松江生活を終え、浜田に帰られるTコーチの退団の会を行い、みんなで感謝の気持ちを伝えました。Tコーチはサッカーに情熱をもつコーチで、今後も島根県県を引っ張っていく指導者になっていかれることと思います。本当に選手たち、そして、我々指導者たちがお世話になりました。これからも熱いコーチングでたくましい選手を育ててほしいと思います。
卒団式では指導部として「技術とサッカーで起こるできごと」を伝えてきたこと「本当に厳しいのはコーチの声でなく、相手チームの選手であること」を知ってほしかったことが1つ目として学んでほしかったことであると話しました。
2つ目は「負けることに強くなる力」を伝えてきたこと。負けるとは勝敗のみならずうまくいかなかったときにどうすべきかと言うことであったことなどをこれからも思い出してほしいと話しました。
「うまい人はたくさんいる」でも「自分ができないことにへこたれるもたくさんいる」だからこそ、負けを課題に変えていける選手になってほしいと確認しました。
サッカーを支える人としての自分のレベルをこれからもあげてほしいと願っています。
卒団生からの一言一言は感謝や自分への謙虚さを話す内容で、とても感動しました。「プロを目指し、高いものを目指すけど、それがだめだったらふるさとのこの城東ふなつきフットボールクラブの指導者としてがんばりたい」と夢を語ってくれた1人の選手。けっして試合の出場が多くなかったにもかかわらずこれだけの思いをもってジュニア年代を終えていくすばらしさにまた学ばせてもらったように思い、とてもうれしかったです。
新キャプテンの引き継ぎも行い、6年生達が築いた歴史の上にまた新しい歴史がスタートすることとなります。今日は卒団であるけど、ジュニアサッカーの終わりという1つの区切りであり、いよいよ選手たちは本当のサッカーに出会うスタートをすることになります。
これからもよき伝統が続き、より根の深いチームとなるよう期待しているところです。
6年生達、今までありがとう。そして、保護者の皆様、クラブ運営と選手の応援をしていただき、ありがとうございました。