ふみ日記

観たいものがどんどん増えてえらいことに。

東京バレエ団「M」

2005-11-05 | バレエ・ダンス
東京バレエ団「M」
'05年10月30日(日)15:00~ @ゆうぽうと 2階7列

2000年の再演時に観てないんですよね。
首藤さんがこんなに早くレパートリーを封印すると思っていなかったってこともあるけど、もったいないことをしちゃった。
とはいえ、'93年初演した時の映像は持っているので録画した後何度か観ているんだけど
必ず途中で眠くなっちゃうの(^^;
三島作品を読んでないのが一番の原因なのかな(どうにも読む気になれないの。ドロドロしてそうで)
複数の作品のエッセンスを取り出してるんですものねぇ。
そこにベジャール哲学が盛り込まれちゃったら、私には難しいや。
ベジャール作品は好きなのにな。
なんて思いつつも今回も三島作品を読むとかの予習は全くせず(^^; 舞台に臨んでしまいました。

最初と最後に出てくる「海」の女性陣と、桜の花びらが舞い落ちる(ちょっと大量すぎてドバッって感じだったけど/^^;)シーンはとても美しかった。
そして少年の割腹シーンの後に流れるシャンソンがね、なんかほっとしました。
いきなりシャンソンなんで違和感感じる方もいらっしゃるようですが、私にはしっくりきます。

少年役の福士宙夢くん(スリムくんって読むらしいです。芸名かと思っちゃった)って
芸達者ね~。「バンッバンッ」って言うのもしっかり声出てるし。
シの古川さん、聖セバスチャンの大嶋さん、二人とも頑張ってました。
まぁ、でも古川さんはイチ、ニ、サンを踊っている初演キャストのお三方とのキャリアの差が見えてしまうのが残念だったかしら。
こればかりは仕方ないか。ルードラに留学していた人だし、踊り込めばよくなりそう。
大嶋さんもとてもよかったですけど、もう少しエロティックな方がいいかなぁ。
海上の月の小出さんも白タイツでスタイルの良さが際立ってました。
母のような暖かさで少年を包んでいましたよね。
でも、吉岡さんが出てくるとそっちに目がいっちゃう。さすがですね。
ベジャールを踊りこんでいるからねぇ、吉岡さん。
あと、目がいったのが井脇さんと水香ちゃん。
二人が踊ってるのが妖しくてよかったわぁ。
あれはレズビアンなの?(ごめんなさい、読んでないからわからないんです/><)

…と、そんなことを思いながら観てました。
ノンストップの1時間40分。途中で睡魔に襲われつつ(^^;
次に観るチャンスがあったら、そのときこそ原作読んでから臨もうと思います。
っていうか、今から少しずつ読んでビデオ観るべき?

《キャスト等》
振付:モーリス・ベジャール
音楽:黛敏郎 クロード・ドビュッシー ヨハン・シュトラウスII世 エリック・サティ リヒャルト・ワーグナー L.ポトラ/D.オリヴィエリ

少年:福士宙夢
I-イチ:高岸直樹
II-ニ:後藤晴雄
III-サン:木村和夫
IV-シ:古川和則
聖セバスチャン:大嶋正樹
射手:野辺誠治
船乗り:中島周
女:吉岡美佳
海上の月:小出領子

【禁色】
オレンジ:高木綾
ローズ:上野水香
ヴァイオレット:井脇幸江

【鹿鳴館】
円舞曲:高村順子、長谷川智佳子、西村真由美、
     高橋竜太、平野玲、辰巳一政、宮本祐宜
貴顕淑女:大島由賀子、坂井直子、矢島まい、村上華菜
      野辺誠治、長瀬直義、横内国弘

ソファのカップル:大島由賀子、野辺誠治

ピアニスト:高岸浩子
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