【トッププロでも……の巻】
■超一流の技が楽しめる「本因坊戦挑戦者決定リーグ」の珍事です。
■昨年3月22日の伊田篤史八段(先番)と山下敬吾九段戦。140手で白中押し勝ち。短手数ですが、剛腕山下が序盤の優位を勝ち切った名局です。わたくしは時々並べ直し、シチョウつまり盤上の対角線の石の配置を気にする習慣を確認しています。
■図は序盤の黒31まで。
■黒5はおなじみになった序盤早々の三々入り。
■白8のノビに、黒9は「14のケイマ」かと思いました。「10のハイ」もありそうです。
■ところが黒9のトビ。一本道で白16と1子を抱えられると黒が悪そうです。
■伊田は局後「シチョウを全く考えていなかった」。正直な人です。
■白30のAI流の高い構えまで、白が満足です。山下はその後もスキを見せず、碁盤全体を使った緩急自在の打ち回しで押し切りました。
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