囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

盤根錯節にあいて

2020年12月17日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 

GoToトラベルの全国一時停止

 ~ なぜ、遅きに失したのか の巻】

 

 

中国の後漢書・虚詡伝(ごうでん)に

盤根錯節(ばんこんさくせつ)に遭わずして

何をもってか利器を別(わか)たん

とある。

 

「盤根錯節にあいて利器を知る」

というのは、わだかまっている根や盤が

入り混じっている節に当たってはじめて

斧の利鈍が良く分かるようになるものであり、

人間も苦難に巡り合ってはじめて実力がわかる

という意味である。

「勝負の3週間」がダメだったなら

もう一度、勝負をすればよいのだ。

 

宿命観念の強い日本人のあいだには

「果報は寝て待て」という諺があるが

「叩けよさらば開かれん」という言葉も

いま、まさに、忘れてはなるまい。

戸を叩いてこそ閉じられた戸も

はじめて開かれるのだから

黙っているだけでは運など開かれない

としたものだ。

 

新約聖書のマタイ伝第7章に

「求めよ、さらば与えられん、

尋ねよ、さらば見出さん、

門を叩け、さらば開かれん、

すべて求むる者は得、

たづぬる者は見いだし、

門をたたく者は開かるるなり」

とある。


自分ひとりで苦しんでいないで

進んで教えと助けを求むれば

必ずや迷いや悩みが自然と解決されてゆくであろう。

<船頭多くして船山に上る>の様相を呈している混乱の政界。

もう呼ばれたからといって密に近づくべきではなかろう。

誤解の余地などではなく、皆が疑ったのはリーダーの危機意識である。

「国民のために働く」か?

「国民より派閥の長を見る」か?

さあ、どう出る!

 

 

雨露にうたるればこそかえで葉の

       錦を飾る秋はありけれ

               沢庵禅師

 

 

 


◆ え、いまごろ? 

~ これまた 遅きに失したニュース

~ 大宴会 やるつもりだったんかい(怒)

 

 

自民、夜会合を続々中止 大人数会食批判を考慮か

 菅義偉首相による5人以上の会食に批判が出ていることを受け、自民党では16日、大人数での会食の中止が続々と決まった。二階、岸田両派は17日にそれぞれ予定していた忘年会を中止した。<時事ドットコムニュース 2020年12月16日18時51分>

 



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2 コメント

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Unknown (mirapapa)
2020-12-17 17:56:16
ホンマにもう、開いた口が塞がらないとはこのことですね。
こんな感覚の連中が、血税を弄び、高額の給料やボーナスを手にしとるかと思うと、腹が立つやら情けないやら。
元は高い志を持つ若者たちであったろうに、欲に染まったのか、空気に染まったのか、自惚れて己の姿を勘違いしたような今の姿は実に見苦しいです。
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Unknown (fumi-bow1956)
2020-12-17 18:05:31
@mirapapa まったくです
返信する

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