新型コロナ渦の地域碁会は
会場の人数制限が続く。
今般、制限一時緩和があり
一部会員から
(凍結している)大会や親睦会を
再開してはどうか、と打診があった。
その時期、方法を模索するが
良いアイデアがまだ見つからない。
◇
新聞に、こんな記事があった。
「第4回SGW杯中庸戦」
五百人規模のプロ棋士のなかで
31~60歳でタイトル奪取ナシ
の〝中庸なプロ棋士〟のみを
参加資格としている。
ユニーク棋戦を企画した62歳の社長はいう。
「碁の魅力は、分かれば分かるほど分からなくなる」
「一度熱中すると、やめられない魔力がある」
若い頃、余りに熱中し過ぎて
このままでは身を滅ぼすと思い
大学卒業時にきっぱりとやめた。
が、還暦目前に、また碁に関わりたいと思い
5年前に棋戦を新設することにしたそうだ。
◇
翻って
地域碁会の会員のなか
出入りが激しいのは二段~級位者の層である。
高段者は、もう一生、碁はやめられない。
この層は、碁席を用意するだけで
会費を払い続けてくれるだろうし
むしろ碁会運営をリードしてくれなくちゃ困る。
賞金を含め、十分にいい思いをしているじゃないか。
〝中庸なアマ棋士〟に焦点を当てた新企画を
いずれ形にしたい、コロナ下火が続けば
という但し書きではあるが……。
会長(代表世話人)といっても
小間使いが実体のわたし。
いまはアタマをひねる時期である。