【「同好会」とは別に「研究会」も創っちゃいました の巻】
新型ウイルス禍が続くなか、「密」を回避するため
本拠地同好会の会場が「人数制限」を余儀なくされました。
もう1年前のことです。
「打ち合わせ」「運営事務作業」のためには、
もう一つ、別の場所を確保せざるを得ず
今年2月に別の団体「囲碁研究会」を創設しました。
主宰は同好会世話人代表(当時は副代表)のわたしです。
つまり、実体は同じですが、コンセプトを変えただけ。
今春以降、役員会や会費徴収会場として使いました。
この会場は碁会場の向かい側の和室です。
年間を通じ土曜日午後は使用実績がほぼなく
だったら、毎回ここを予約して確保し
通常は「研究」にも使おう
というのがわたしの狙いです。
(むろん役員会や会費徴収などを優先します)
◇
囲碁の「研究会」としての初日は
緊急事態宣言解除後の再開碁会(6月26日)。
研究は主に、初二段・級位者向け個人レッスン。
この日、わたしの相手は、二段2人と級位2人(5級と6級)。
前者は、置かせ碁ではなく、先で打ってもらい
主に黒の作戦のコツを研究しました。
後者は、3子局と5子局で、白を困らせる作戦を
碁盤に並べて解説しました。
わたしが「先生」ですから
怪しいものですが
下手相手の経験から実感を交えて
「白は、こう打たれたら困る」
と思ったことを
中心にお話ししました。
半年後に、1年後に、
棋力アップのヒントをつかんでいただき
長く同好会で打ち碁を楽しんでいかれることを
期待しています。
合言葉は
「やれば出来るは魔法の言葉」
そして
「5級は初段に、初段は三段になりましょう」
* * *
以下、
上手(白番)が嫌がる下手(黒番)の作戦の要諦
(あくまで個人の考えです)
【置き石なしの場合】
黒は大きな三角形や四角形をイメージして布石する
安定する3線、展開力を持つ4線を組み合わせる
白は、黒の理想形を崩すべく分断していこうとするが
黒は碁盤全体を見てスケールの大きい碁を目指す
下図の黒1~黒7が「大三角形」のイメージの構想
白8は分断の手、これを黒9と黒11で締めあげる!
【3子局あるいは5子局の場合】 下図は3子局
黒は、白石にツケなど打たず、ゆっくりと打つ
大きいスケールで打ち、ムリな戦いを挑まない
置石の優位(ハンディの利)を中盤まで保てる
と、きっと勝機が見えてくる(はず)
黒20は知らないと打てない手だが、右辺が真っ黒になる巧みな技
そして機をみて、下辺の白2子を根無し草にしていく!
より詳しい研究は
来週から研究会場でどうぞ
異論のある有段者・高段者も
ぜひ参加してくださいませ