囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

Hello, Again ~昔からある場所~

2020年12月01日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

30年ほど前、亡父も愉しんだ大規模碁会のいま 

 ~ 願いは「不滅の法灯」「消えずの法灯」にならいて の巻】

 

100人規模碁会に入会したのは4年前の秋。

定年退職の翌月だった。

「ひしめく」という言葉がぴったりの会場で、

入会のあいさつをさせていただいた。

その頃、平均年齢は「70代半ば」だったと思う。

会員の入会・退会が少ないから、今は「80歳前後」か。

わたしは一番下の「小僧」「丁稚」の地位である。

「全員と対局する」を目標にし、達成度は7割以上。

宴会も一泊旅行も20~30人の参加だったが、

趣向もいろいろあり、これまた楽しかった。

 

しかし今春の疫病騒ぎで状況は一変した。

会場より街で出会う碁友が多いという有様。

孤独癖が強い一方で、寂しがり屋でもある。

蟄居生活は悪くはないが、何もしなければ疎遠になる。

ああ、今日も来られていないなあ

と、会場で一抹の寂しさ ちらり……。

 


          ◇

 


黒石のごけを引き合うひさしぶり

 互いに謙遜して黒石を持とうと、

 碁笥(ごけ=石の入れ物)を

 引き合うという奥ゆかしい情景。

 久しぶりの対局となると

 決まって見られる動作である。

 


碁敵(ごがたき)は憎さも憎しなつかしさ

 好敵手の心理は複雑である。

 一局打つと相手がおぼろに分かる。

 悔しさと懐かしさの混じり合う人間の心理。

 あんな奴とはもう打つものか、と思うこともあるが

 数日すれば また打ちたくなる。

 

 

 



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