囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

相手の反応を待って打つ

2022年07月08日 | ●○●○雑観の森

一局打てば、相手がどんなニンゲンなのか

大体は見当が付く としたものです

実は怖いゲームなのです

 

 

【自己管理できないエセ高段もいるにはいる

~こういう人と打つとココロが折れる】

 

囲碁の手は、

〝出入り計算〟で

その価値を説明できます

 

相手より大きな価値の手を

数多く打てるならば、

勝ちにつながります

 

中盤・終盤でヘマをして

大きな石が取られることがあります

一気に逆転してしまいます

普通は、戦意喪失して

降参して、勝負を投げます

 

そこで、

初級者のなかには

「待った」「打ち直し」

が出る人がいます

ところが、

四段、五段でもいます

 

「待ったは、ご法度」とは

プロの世界のこと

趣味の世界に生きるアマは

愛嬌があっていいもの

かもしれません

 

でも、

千円程度の少額賞金が出る

ミニ大会なら、どうでしょう?

 

これはプロと同様

カネが絡んできます

ある意味〝賭け碁〟です

生活が懸かっていなくとも

真剣勝負に違いありません

気を入れて遊ばないことには

面白くもなんともない

 

わたしは、お遊びの大会でも

一度「待った」をされたら

このヒトとは二度と打たない

と、決めています

 

こんなヒトが、間違って

優勝でもしてみなさい

ズルが優勝するような会は

まやかし以外の何物でもありません

 

うっかり、水に流して

次も打ってあげようものなら

「何度でもやってくれ」

と言っているのと同じです

 

たとえ相手を許しても

水に流してはいけません

永遠の我慢をする覚悟が

必要だからです

趣味なのに

そんなアホな話はありません

 

でも、お互いのおうちで打つなら

なじみの碁友でくつろいで打つなら

これもまたアリかもしれませんね

要は、時と場合によりけり、か

 

 

 

 

出入り計算 白が打った場合と、黒が打った場合を比べ、その増減を出す。囲碁の終盤の計算法。序盤の一手は「20目」見当。中盤から「15目」「10目」と小さくなっていくが、大きな石の集団を取ると、突如として1手が「30目」「40目」という大きな価値になることもある。その時に「いまのはなかったことにして、もう一度打たしてくれ」という虫の良い話が「待った」というズルである。真剣勝負は、斬られた相手は倒れ、起き上がることはできない。それで「もう一度やり直しておくれ」はないでしょう。

 



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