囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

当局者の詐偽

2020年02月13日 | ●○●○雑観の森

詐偽か、詐欺か、逃げてばかりおらず「本当の責任者」出てこい ~ ああ、おらんのかい?の巻】

 

■「当局」といえば、
公権力機関のことである。
大体は、国のお役所。
「局」とは元々は「棋局」が出所だ。
<碁盤に向かって碁を囲み、勝負を争うこと>
から発した言葉である。

中国古典のなかに
「局に当るものは迷い、
傍(かたはら)でみるものは
審(つまびらか)なり」
とある。

碁の格言「岡目八目」である。
当事者よりも第三者の方が冷静で客観的に物事がみられるものだ。
だから、横からゴチャゴチャいうなら、お前がやってみろ、というワケ。

「当局者」という言葉は、このあたりから転じ、
「政務の枢要な地位にある人」
「あることを担当して取り扱う人」
など「責任者」を意味するようになった。

重い責任を担い、果たしているので、
エラ~イヒトたち。

その一言一言に誤りはない、ことになっている。

 


1954(昭和29)年3月。
米国カリフォルニアに住むお年寄りに
「養老年金が出るので出生月確認書を出すように」
と保険会社から通知が届いた。

すぐにワシントンの国勢調査局に依頼したが
やがて送られてきた書類をみてビックリ。
「1833年生まれ」とあって、
それでは1837年生まれの父親より四つ年上の「121歳」
となるではないか。そんなバカな。

急ぎ再び問い合わせたところ、その返事は?

「貴殿に対する回答は一切誤りはありません。
当局において保存されている記録は正確なものです」

 


「お役人気質」とは万国共通のものであろう。

その典型的実話だが、誤った記録でも残っているだけマシ

“証拠隠滅”のうえ黒を白と言いくるめる当局者が

のうのう生き延びる国もあるのだから。

 

 

 

国会議員の基本給は 年間約1,500~2,000万円らしい

世界的に見てもかなりの高額との批判が あるや なしや

給料以外にも、さまざまな手当が支給される特典も

期末手当(ボーナス)
文書通信交通滞在費
立法事務費
JR特殊乗車券や国内定期航空券の交付(タダ券)
審査・調査用の派遣旅費日当、などなど

これらの“領収証”を発行すべき舞台が
通常国会という名の舞台であろう 

その三文オペラを国有放送が中継している 

では誰が“領収証”の正否を問う?

無断欠席はいねが~

居眠りはいねが~

嘘つきはいねが~

 

日々、なんやかややっては、むなしく黄昏はやってくる

 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mirapapa)
2020-02-13 11:48:17
我が意を代弁してくれるような、読んで気持ちの良いコラムですね!
毎日新聞、追ってみるかな?
返信する
Unknown (fumi-bow1956)
2020-02-13 12:09:42
@mirapapa しからば、
「新聞比較論」私説を近日中に投稿いたします
ご笑納くださいませ
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。