まこと【誠】
1 本当のこと。うそ・偽りのないこと。
2 誠実で偽りのない心。すなおでまじめな心。
3 歌論・俳論用語。作品に現れる作者の真情・真実性。
――大辞泉(小学館)
【国会議員に大人気、「政」とは「誠」を貫くことの巻】
■政治家は「言葉が命」。さて、このヒトたちは今夕、何を、どんな言葉で語るのだろうか?
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■記事は、官公庁の人事情報を掲載した「政官要覧」で、衆参477人がそれぞれ挙げた座右の銘を取り上げたもの。
■「誠」の字が入る言葉を挙げた議員が、全体の12㌫を占めた、とある。
■いまの国会議員の平均年齢は約55歳。
この世代の男性の名前で、最も多いのが誠だ。
司馬遼太郎の小説「新撰組血風録」(1962年)がテレビドラマになり、高視聴率を記録。誠の隊旗をはためかせ、尊王攘夷派の志士を倒す姿が人気を博した――こんな時代背景と重なっている。
■なお、昭和の終わり頃の国会議員は、誠と並んで「真実一路」が人気だった。
美空ひばりの同名ヒット曲と符号している。
だが、30年後の現在、真実一路はトップ10圏外になっている。
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■誠が真実であることを望みたい。