囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

「トランプ外遊」異聞

2019年06月06日 | ●○●○雑観の森

 

マナー違反か、否か、許すか、許さないか の巻】

■一連の「トランプ外遊」で、気になったことを一つ。

■商売人として成功した男は、カビの生えかかった様式に基づく「儀礼」より、気さくでフレンドリーな「触れ合い」に重きを置く。心にもない歯の浮くようなお世辞もサラッといってのける。「儲かりまっか?」「ボチボチでんなあ」。大坂弁(船場言葉)の定番挨拶にも通底する実業の世界のヒト。良くも悪くも、それが彼のスタイルである。

         ◇

■ところが、このスタイルはどこでも通用するわけではない。

大歓迎の「ニッポン」の次に訪れた「イギリス」は大ブーイング。原因は「マナーがなっていない」。

■今朝の民放によると、市民の多くは「無礼にもエリザベス二世の背中に触った」「頭を下げなかった」「女王の前を歩いた」などとカンカンらしい。そういえば、こちらのエンペラーに対しても同じような行為があった。わたしは一瞬ムムッとしたが、カンカンとなったヒトはおられるだろうか?

■三つの国の近現代史を考えるとき、反応の違いがなんとなく分かる。しかし「右」だ「左」だのイデオロギーの時代「昭和ニッポン」に比べると、この国のヒトは「モノを言わなくなった」とつくづく思う。元気が足りないのか、空気を読み過ぎるのか、気遣い優先なのか。気が付けば今は「忖度ジャパン」。

 

 



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