【勝負を決める手を覚えちゃいましょうの巻】
「高段者に一泡吹かせたい」
「7子、9子も置かせる碁でも、スカッと勝負を決めたい」
■そんな願いをかなえる「強烈パンチ」です。
■「手筋・詰碁は簡単なものから始めましょう」というのは、長続きさせるためのものです。今回は「難解手筋」です。答えを覚えてしまい、実戦に出てきたら「ワン・ツー・スリー」の強打をお見舞いしましょう。
■この問題を少考で分かれば四段以上。六段なら「ひと目」でしょう。最初の着点が見つからない人が多いのでは? であれば「問題→正解→問題→正解」の繰り返しで、形を目に焼き付けましょう。
■キリ→ワリコミ→アテなどと声に出して脳ミソに定着させるのも有効です。
▼問題=白先でどうなりますか? 黒に包囲されてピンチのようですが……
▼正解=白7のアテを発見できましたか? 白9のアテに黒はツグことができません。ツグと黒は全滅します。従って黒10とカカえざるを得ません。白11で2子をヌキ、2眼が出来て生きてしまいます。
白11(3の地点に打ってヌク)
▼変化=黒6と頑張っても、白は余裕の攻め合い勝ち。白1→白3→白5の手順の威力です。
黒8(3の地点にツグ)