囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

いいね! 銘琬ワールド

2020年12月29日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

 

ケンカしないためにケンカするとは……深い。

碁の別名は「手談」なり、ですか。

独創的な棋風や語り口が目に付く銘琬センセイですが

ハートウオーミングな考えが根底にあります。

こんな風に芸に関われたらどんなに幸せなことか。

独特な立ち位置の求道者に賛辞を贈ります。

 

王銘琬(おう・めいえん、58歳) 台湾出身。九段。第34回棋道賞優秀棋士賞受賞。本因坊2期、王座1期など。手厚い棋風で、「ゾーンプレス」と名付けた序中盤理論に基づく中央重視の戦法など独特の感覚は「銘琬ワールド」と呼ばれる。茶目っ気あふれるユーモア解説も人気。

 

 

 

■補遺その1

(さほど分かっちゃいないのに、こんなことを言うのは気が引けるが)

今のAIブームの前に「ゾーンプレス」があったような気がする。

その前には武宮正樹の「宇宙流」が、呉清源・木谷実の「新布石」があり、

これらは全部つながっていて、囲碁四千年の歴史の上に今日がある、と思う。

 

 

■補遺その2

わたしがメール交換だけオブザーバー参加している

ネット碁「ふぃご」を愛好する“友の会の親玉”から以前

こんな一斉メールが届いたことがありました。

オッと思い読み進めましたが、オチ?が気になるところ。

 

 (参考)

 1手の価値については

 「ヨセ・絶対計算(王銘エン)」という本に詳しく書いてあります。

 普通の碁の参考書は “手段” に関するものがほとんどですが、

 この本は “数え方” について書いてあります。

 今まで曖昧あるいは混乱していたヨセにおける「1手の価値」について

 明解な数え方が記載されています。

 異色で面白い本ですが、上達に直結するものではないように思います。  

 

 



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