囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

道楽にすがりて京の夏

2021年08月31日 | ●○●○雑観の森

 

【猫と囲碁とバイクと京都

  ああ、今年の夏も終わりか の巻】

 


道楽(どうらく)とは元は 仏教用語で

読みは「どうぎょう」だった。

 

「仏道を求めようとする願い」が原意だが

転じて「道を解して自ら楽しむこと」

<仏道修行によって得た悟りの楽しみ>

を意味し、法悦の境界を言うようになった。

 

「道」は仏道だけではなく

道楽という言葉もいつしか

広く用いられるようになった。

 

フランスのことわざに

「趣味を持たなければ

天才も高等な馬鹿に過ぎない」

とある。

 

平均寿命が延びて

定年後の長い生活を

いかに過ごすかは

現代人の大きな課題である。

 

幸福の最大敵手は二つ。

「退屈」に陥ることなく

「苦痛」なき心身の状態

つまり健康に生きるには

なくてはならぬものたちがある。

 

 

 

御影堂 浄土真宗の西本願寺や東本願寺では「ごえいどう」と読み、親鸞の像を安置する堂舎を指す。いわゆる本堂。一方、浄土宗総本山の知恩院では、法然の御影(みえい)を祀ることから、「みえいどう」と呼ばれる。

 

 

▼八月は盆の後、人ごみを避けて訪れた京都

溽暑のなか、静謐なる時をひとり愉しんだ――

扇風機の涼風が心地よい「御影堂」にて

 

 

   *   *   *

 

 

▼保津川の夏の流れはゆるやかにて

渡月橋の奥に比叡の山並みがかすんで見える

 

 

 

 

秋の雷つぶやきに似て鳴り終る 三浦ゆう

 

「あきのらい」は

秋に起こる雷のこと

八月の季語である

「はちぐわつ」は

炎暑がまだ厳しいものの

秋の気配を感じる月である

 

 



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