囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

碁のイロハ/終局の作法

2022年01月01日 | 【カベ突破道場】

 

 

まだ終わっていないのに

「終わりましたね」

のたもう御仁が

少なくありません

 

あげくの果てには

ダメを詰める直前に

投了するヒトもいます

 

最後まで打ったなら

すぐに

ちゃんと

数えましょう

 

この段になって

いきなり石を崩して

立ち去るような人が

まだいるのは残念です

二段、三段に散見されます

 

     ◇

 

ひとむかし前の話です

高野山・奥之院を

3人で散策したことがあります

そのうちのひとり谷川浩司九段は

評判通り寡黙で品のよい人でした

彼の著書に

<負けました>と言える棋士は

必ず強くなります」とありました

 

降参の意志を表す時

潔く負けを明言できるヒト

あいまいではっきりしないヒト

アゲ石を置くだけのカッコ付けるヒト

「ありません」ともったいぶる?ヒト

いきなり石を崩す見苦しいヒト

悪態をつく最低のヒト

ヒトそれぞれ、人格いろいろ

こういう場面でこそ

人柄・人品が現れます

 

あなたは、

いかがですか?