ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

【ふんばろうタイムズ】 No.31 / 2012.2.18発行

2012-02-20 13:00:22 | ふんばろうタイムズ
『ふんばろうタイムズ』は、プロジェクト内外の動向をふんばろうボランティア・メンバーへ向けてお伝えするWeb新聞です。

▽ふんばろうトップニュース 2/18付
◎西條氏の本「人を助けるすんごい仕組み」、只今絶賛発売中です。
Amazon総合1位になりました!ありがとうございます。引き続きよろしくお願い致します。
詳細:http://amzn.to/xaykok
◎糸井重里さんの「ほぼ日」にて、対談コンテンツ第2弾が始まりました。
コチラ:http://www.1101.com/funbaro2/2012-02-17.html
◎3月11日(日)、これまでの活動の中で生まれた無数の「絆」をより強く結び、被災地の自立復興に向けた支援の継続を呼びかけるチャリティーイベントを開催します。
詳細:http://wallpaper.fumbaro.org/en_kizuna/
◎さかなのみうらお楽しみパックの通常発注用Fax用紙が出来ました。
今回もご自宅用、ご贈答用と二種類の用紙をご用意しました。ご不明な点がごさいましたらさかなのみうら0226-46-3126までご連絡下さい。宜しくお願い申し上げます。
振込み用→ http://www.scribd.com/doc/82009430
代引き用→ http://www.scribd.com/doc/82008907

▽ボランティア募集状況
◎Yahoo!の「ボランティア情報ホットライン」から確認できます。
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/search/?p=%A4%D5%A4%F3%A4%D0%A4%ED%A4%A6%C5%EC%C6%FC%CB%DC

▽編集後記:世の中はバレンタイデーが済み、ひなあられが店頭に並び始めました。
クリスマスが終わって年始年末、それが終わるとバーゲンとバレンタイデー、そしてひな祭り…と、本当に忙しい街だな〜と思います。そして、あと1ヶ月足らずで1年目の3月11日がやってきます。
ふんばろうも「人を助けるすんごい仕組み」「ほぼ日」「3.11 縁から絆へ 〜ずっと忘れない〜」と、明らかに震災への関心が薄れつつあるこの世の中の風潮を何とかしようと、3月11日に向けてさまざまなプロジェクトが一丸となっています。
1年目だけど、まだ1年目…。まだまだ続いて行くほんの通過点にしかすぎないもの…。長いご支援ができるように、私もがんばりたいと思います。イズミカワ

◇次回第32号は3/3(土)発行予定です。
発行元:ふんばろうタイムズ編集部

ボランティアスタッフ募集中です!

2012-02-17 20:06:01 | お知らせ
 ふんばろう東日本支援プロジェクト・宮城支部では一緒に活動をしてくれるボランティアスタッフを募集しています。

 もうすぐ東日本大震災から1年が経とうとしています。被災者支援のあり方も多様になっており、ますますボランティアの力が必要になっています。「もう一歩!」踏み出してみませんか。

 詳しくは、宮城支部長の小関(こせき)までお電話もしくはメールをいただくか、フェイスブック Fumbaro_宮城支部を「トントン」とノックしてください。大歓迎しまーす!
http://www.facebook.com/#!/groups/212974215399528/

小関の連絡先です!
ケータイ 090-6550-2648
E-mail koseki.k@gmail.com

「人を助けるすんごい仕組み」が発売されます!

2012-02-15 12:49:45 | 西條剛央
ふんばろう東日本支援プロジェクトの代表を務める西條剛央(早稲田大学院講師)が、「人を助けるすんごい仕組み」(ダイヤモンド社)を発行します。いよいよ明後日から書店に並ぶことになりました。
 
以下に担当編集者・寺田さんが書いた“熱い”メッセージともくじを転載させていただきます。
<担当編集者からのメッセージ>
 「西條さんの完全な原稿を書ききっていただいたところで、ガツンと読ませてください。五月雨式ではなく、一気に!その面でも、1月4日に、完全原稿(このまま修正なしでゲラにできるレベルの原稿です!)をいただけますでしょうか。これをすぎると、2月16日配本(2月10日見本)は絶望的になりますので、どうかこのリミットだけは厳守、本当に厳守!お願いします!
 1月4日にいただきしだい、すぐに原稿整理に入ります!ページ数は、200p前後でよいと思います。あまり厚過ぎると、広がりがでません。このページくらいで、ぜひとも思います!お願いした通り、体験談や日記だけでは売れませんので、ぜひともこれを今後の東京直下型、富士山大爆発などの日本を揺るがす有事にも適用可能なモデル、世界の有事に使えるモデルという、再現性の技術面、ノウハウ面の担保をノンフィクションのなかで、行政などとの「葛藤」もいかして、描ききってください。
胆力をつかって死ぬ気で書いてください!よろしくお願いします!!!!
----
 これは、私が著者の西條剛央さんへ向けて年末12月27日に送ったメールです。ここで初めて公開します。
 この時点では原稿の4割も完成していませんでした。私も必死でメールを打った記憶があります。のちのち著者から「寺田さんが死ぬ気で書いてください、とあったので死ぬ気で書きました。白髪って増えるんじゃなくて、『なる』んですね!」と言われました(笑)。

 その言葉どおり、著者が「死ぬ気」で書いた本です!
 そのため、予定を大幅にオーバーして320pになりましたが、それだけのクオリティに仕上がった自信があります。震災本であって震災本でない。本書の意義は、今後の有事の際に使える提言と仕組みをしっかり提示することを主眼に置いて編集しました。
 私も本書で98作目を迎えますが、著者はまさにあの「ガンダム」で言う、ニュータイプ、かもしれません(笑)。本業は「構造構成主義」を専門とする早大大学院(MBA)で心理学、哲学を教える学者さんですが〜。
本書のゲラを読まれた業界でも有名な書店員さんからは、「寺田さんのこれまでの担当本で最も心を揺さぶる内容でした。何かしたくても動けない人に、動くきっかけを与える力があるかもしれないという大きな期待を感じました。熱くなりました!ありがとうございます!手紙を書いて伝えたくなるほどです!」、「仕事の合間に、ふと、目に留まって読み始めたのだが、止まらなくなる。また、涙も止まらなくなる。まだ途中だけれども、多くの人に届けなければならない本なのだと、直感的に思った。この本を通して、多くの人が、あの日の自分を振り返るべきだと思った」、
「あくまでもビジネス書に軸足を置きながら、安易なノウハウに走らず、ビジネスも社会生活のひとつなんだよ、という寺田さんの強いメッセージを感じました。と同時に、西條さんの感傷的にならずに前を向く力が強く伝わり、読後に余韻が強く残りました。今後の復興に具体的につながる意味でも、また社会のいろいろな場面で活用できる組織論としても長く売っていきたい書籍だと感じました」、「震災回顧ではなく、ある未来指向の一冊として、多くの方に関心をもっていただきたい、と思っています。夜中に一気読みしてしまったのですが、西條さんや『さかなのみうら』さんなど、周囲の方々のエネルギーのなせる業だったかな、と思っています。考えさせるけど、スピードのある本ですよね!」と評されました。

 私が著者からの生原稿を最後まで読んだとき、鳥肌がたち、しばし呆然としました。このような作品を努力してがんばってもできるものではない。きっとこれは神様からのGIFTではないかと。
 それは、私自身、親戚の多くが宮城や岩手にいること。そして著者自身が仙台出身でこの震災でおじ様を亡くされていること……もろもろ引き寄せの法則があったのかもしれませんが、私の98作目はかつてない感覚を受けています。98作目で初めての感覚ですから確率としては1%に近い本だといえます。
 ぜひとも、ご一読いただきまして、いまこそ本当に読まれるべきだ、ぜひあの人にも読んでほしい、と思われましたら、ぜひ行動に移していただくよう切にお願いいたします。

 本書の著者印税全額とダイヤモンド社売上の一部を、著者が代表を務める「ふんばろう東日本支援プロジェクト」をはじめとする復興支援活動に寄付させていただきます。私も全額チャリティ本は生涯初でこれからどのくらいあるかわかりませんが、ふるさと東北で苦しんでいる方々のために、本書を一人でも多くの方に読んでいただくことで、微力ながらお手伝いしていきたいと思っています。
 一人ひとりの小さな行動が大きな架け橋となり、絆に変わります。
どうぞよろしくお願いいたします。

<もくじ>人を助けるすんごい仕組み
——ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか

【第1章】絶望と希望のあいだ——南三陸町レポート.
【第2章】「ふんばろう東日本」の拡大とインフラとしてのツイッター、ユーストリーム、フェイスブック
【第3章】「重機免許取得プロジェクト」——陸前高田市消防団と志津川高校避難所
【第4章】半壊地域の苦境と「家電プロジェクト」の立ち上げ
【第5章】「ほぼ日」と糸井重里——「西條剛央の、すんごいアイディア。」外伝
【第6章】多数のプロジェクトをどのように運営していったのか?
【第7章】「一戦必勝」を実現する組織づくりの秘訣
【第8章】ポスト3・11に向けた人を助ける仕組みと提言
【おわりに】僕の声が君に届けば              

人を助けるすんごい仕組み——ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか-西條剛央

【ふんばろうタイムズ】 No.30 / 2012.2.4発行

2012-02-06 13:00:17 | ふんばろうタイムズ
『ふんばろうタイムズ』は、プロジェクト内外の動向をふんばろうボランティア・メンバーへ向けてお伝えするWeb新聞です。

▽ふんばろうトップニュース 2/4付
◎物資支援プロジェクト終了のお知らせ。
震災からもうすぐ1年を迎える今、被災地や支援者の状況が変わってきているため、ふんばろう物資支援プロジェクトは一定の役割を果たしたと考え、物資支援プロジェクトは2012年3月末をもちまして終了することとなりました。詳細を一読して頂きご理解のほどよろしくお願い致します。
詳細:http://fumbaro.org/news/2012/02/post-63.html
◎西條氏の本「人を助けるすんごい仕組み」、只今予約受付中です。
詳細:http://amzn.to/xaykok
◎3月11日(日)、これまでの活動の中で生まれた無数の「絆」をより強く結び、被災地の自立復興に向けた支援の継続を呼びかけるチャリティーイベントを開催します。
詳細:http://wallpaper.fumbaro.org/en_kizuna/
◎2月12日(日)、第13回全体ミーティングが行われます。
詳細:http://fumbaro.org/news/2012/02/21213.html

▽ボランティア募集状況
◎Yahoo!の「ボランティア情報ホットライン」から確認できます。
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/search/?p=%A4%D5%A4%F3%A4%D0%A4%ED%A4%A6%C5%EC%C6%FC%CB%DC

▽編集後記
先日、仮設のワンちゃん猫ちゃんに物資を届けるために福島県南相馬市に行ってきました。福島支部の小山さんに大変お世話になりました!
やはり現地の仮設の情報はなかなか分かりづらく、また、たくさんある仮設に限られた時間で全部行くことは不可能ですので、事前にいろいろとお伺いし情報を把握することができて、大変助かりました。
このように、現地にいる方、また、何度も足を運んでいろいろ把握してらっしゃる方の情報を共有することは非常に大事だと改めて感じました。
そして実際に伺って、仮設にいる方々といろいろお話して、その地域に足を降ろしてみると・・・ほんの少しではありますが、そこで暮らしてらっしゃる方々のことを感じることができます。
この感覚を胸に刻んで、出来る限り現地へ行って、人や動物と接する中から支援し続けていく気持ちを持ち続けていきたいです!
イズミカワ(facebook:@sora.izumikawa)

◇次回第31号は2/18(土)発行予定です。
発行元:ふんばろうタイムズ編集部

これまでの物資支援から各プロジェクトが進める自立支援へとシフトします

2012-02-06 00:16:10 | お知らせ
 ふんばろう物資支援プロジェクトから大切なお知らせがあります。

 2011年4月に発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、当初物資支援プロジェクトを中心に立ち上がり、「必要なものを必要なだけ 必要なところへ」を合言葉に、被災された皆様へ物資支援のマッチングの運営をおこなってきました。

 そして、全国の有志の皆様のご支援により2012年1月時点で3000か所以上の避難所・仮設住宅等に、15万5000品目に及ぶ物資を支援することができました。また、アマゾンの「ほしい物リスト」を援用するシステムによって2万4000個以上、総額4200万円以上の支援を実現してきました。

 さらに岐阜県、愛知県、宮城県、福島県、大分県、大阪市、仙台市、横浜市で行き場をなくした10tトラック40台分以上の膨大な物資をマッチングし、被災された方々にお届けすることができました。

 しかしながら、震災からもうすぐ1年を迎える今、被災地や支援者の状況が変わってきているため、ふんばろう物資支援プロジェクトは一定の役割を果たしたと考え、物資支援プロジェクトは2012年3月末をもちまして終了することとなりました。

 つきましては、支援してほしい方からの依頼は2月15日までとします。

 一方、まだまだ支援を必要としている方々がおられると思います。
そういった方々に対しては、より地域の状況に応じた対応が必要でありますので、今後、新たなプロジェクトを発足させる可能性もあります。

 なお、動物を保護している方々への支援は別プロジェクトができましたので、そちらに移行いたします。

 2月13日以降は、登録されている方々への支援がいきわたるようにキャンペーンなどを実施いたしますのでご協力いただけると幸いです。

 これまで、物資支援プロジェクトを通して被災地へご支援いただいた方々に、プロジェクトの代表として、心より感謝を申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 先に述べました通り、ふんばろう物資支援プロジェクトも残り2ヶ月活動いたしますので、今後も引き続きご支援いただければ幸いです。

2012年2月 

ふんばろう東日本支援プロジェクト代表・早稲田大学大学院MBA専任講師 西條剛央
ふんばろう物資支援プロジェクトリーダー 柴田勇樹