♪卒業までの半年で 答えを出すと 言うけれど
とその昔、ヒットした、森田公一とトップギャランの「青春時代」。知らない良い子はお父さん、お母さんに聞いてください(知らないかも知れませんが)。
昨年、高校野球部による技術講習会がありました。
一ランク上の野球に接して、現在の自分とのレベルの差などを感じたのではないかと考えます。
約2年半の野球生活を終えた後で、中には進学までにトレーニングらしいことが出来ない子もいると思います。もちろん「勉強」のためでしょうけど、「遊びたい」と思うのは普通の感覚ですからね。
それでも、遊びたいという欲望より不安が上回っている子もいると思います。普通にしていたら、まずは勝てないでしょう。だから、少しでも身体を動かしていることが望ましいように思います。でも、勉強に影響のない範囲でです。
さて、現役生の話に戻します。
結局、何事においても努力ですよね。
本人なりの努力はするのでしょうけど、それが他人から見ても努力と言えるのかどうか。そこには人間的に強いのか弱いのかが判ります。
見ていても素質のいいと思える子はたくさんいます。
でも、自分に弱いとか、自分を向上させる気持ちが弱いとか、追い込めない子もいます。
活躍できるのは、速いボールを投げる、遠くに飛ばすという素質だけではなくて、自分の技術を向上させる素質、つまり精神力と言うか気持ちを持っている子だと思います。
よく「素質はあるんだけど……」とい言いますが、まさしくそれです。
「やらないと(続けないと)出来ないよ」と話されるのですが、言われなくても、やる、やらないと分かれて行くのも素質だと思います。
せっかく、一ランク上の高校野球を間近に体験できたのですから、野球を続ける子には「このレベルについていかなければ」と認識して欲しいものです。
それは、何にしても同じことが言えると考えます。
つまり、せっかくの機会できっかけが出来たのですから、これを機に、教えてもらったことを自分なりに試してみることです。そうでなければ、才能は眠ったままです。